こ と の 端

散文でロジックを
環境 経済 エネルギー 電気 教育 などの "E" に関するちょっと気になったこと

権 威 主 義 ①

2011-06-26 06:19:50 | Weblog
経済問題は

アメリカの失敗に学ぶとよい

外交問題についても

概ねそれが充てはまる

環境問題なら

国連の失敗に学ぶべきものがある


教育の失敗は

政治の失敗へと繋がった

それは

日本だけの問題では ない


学習は失敗を糧とする


国にとって

最も重要なのは

教育のあるべき姿を

改めて

再び

知る

ということである


教育が改まれば

正しい 

健全な認識が醸成され

理非善悪のいちいちが

誰にでも簡単に

分かる

ような時代になる


すべての問題は

極めて単純なものなのだ

難しく考えたがる

という

これまでの教育が育んできた

特殊な傾斜が

誤った認識を獲得させ

健全な判断を失わせている


道理は知識に優る

多くのことを知っていても

その活かし方を知らなければ

教育コストは

まったくの無駄

となるばかり

国の繁栄に結びつくことはなく

反対に可処分所得を圧縮して

経済の復興を阻むようになっていく


知識は活かして使うためのもの

応用する道の選び方ひとつで

大きな差

がつく


知 

それを使いこなすには

個に属する

知性というものが必要なのだ

知識と知性は

同じではない

まったく異なったもの

だが

組み合わせを活かすことができれば

相乗効果が引き出せる



知性を身につけるためには

ものごとについて

深く考えるための



を養うことが基礎となる


漫然と知識の量を増やすだけでは

権威主義者を再生産し

権利を主張する経過を一方的に募らせる

教育の効率を最大化するには
 
ノイズを排除しなければならない

権威を批判する学生は

ドロップアウトする道を

必然的に選択し

ニートと呼ばれる一群となる


権威主義者を再生産するシステムに乗せられた者は

権威に対して逆らわない

それが義務となるからだ

自らが権威となったとき

義務を果たすよう

総ての構成員に

それを強く求める

という共通の傾向が

かねてから認められていた


原発事故で

それまで権威とされていた者の

化けの皮が呆気なく剥がれ

立場を失墜させてしてしまった者たちは

捲土重来を期して

原発の復活へとひたはしるようになった

甲斐のない抵抗を続けているということが

権威主義を貶めているのだが

その現実を尚恥じない



寄る辺を無くした権威主義者たちは

途方に暮れながらも

エネルギーの安全保障と書かれた幟を力なくかかげ

現実に見向きもせず

権威への復帰を執拗に企てている


国会で昨今おきるようになったくさぐさのことは

その責任を政治首班の交代に求めさせ

無意識裡に

扇動意欲を

その胸底に呼び醒ます行為が

派生させたその産物

指導者が代わる度毎に

この国は

劣化する度合いを

手前勝手に早めていた

経過の示す事実を

忘れ去ってはならない


スジの通らない話が

大道をまかり通っている

そのことが

教育の失敗を

実によく物語っている

錯誤に気付かない当事者には

国民が結果として与える以外に

有効な処置と呼べるものは ない


政治制度の在り方を点検する前に

教育制度の在り方を

この機会に

急ぎ見直しておく

必要があるだろう

教育に健全性が宿るようになれば

判断の誤りはおきない

それだけのことである



起きていることの実態を悟れば

有効解が何かということを

探り出すことができる

エネルギー分野でおきている失態のもつ意味を知ることが

環境と経済の復興を急がせる

節電を求めなければならない事情が

発電と消費の間に潜む落差を浮き彫りにした

当事者である電力会社が

このほど自発的に公開するようになった使用率では

51%から83%の範囲に収まっている

ということになっている


その根拠に言及しないまま

一方的に発表した数値なのだが

裏を返せば

49%から17%の電力が

使われずにただ捨てられている

ということを示す具体的な証拠でもあったのだった

交流送電には

実に壮大な無駄が ある 


効果のない対策を連ねてきたということが

認識能力の不在をよく伝えていた

権威を疑わない教育に順致されてきた選良たちは

国益を ではなく

党益を 重んじるあまり

その愚かな己の姿を

国民の前に曝け出して

一向に恥じようともしない


ことここに至っては

言うべき言葉が

何一つとして

みつからない


政治家は権利を主張する前に

国と国民に対する重大で且つ尊い責務を

誠実に果たすべき義務をもつ

基本を忘れた者たちが

笑い者になるというのは

まさに 

ものの道理であろう

恥を知らないでいるからこそ

無意味で有害な行為を

昂然と実施して



平然としていられるということなのだ


国を劣化させる一方の

政治のための巨額のコストに

果たして

どのような合理性を

既に政治家の身分となった諸君(ら)



認めようとするのだろうか
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