こ と の 端

散文でロジックを
環境 経済 エネルギー 電気 教育 などの "E" に関するちょっと気になったこと

続 く 錯 誤

2020-10-11 09:18:13 | Weblog
太陽光賦課金というものは

本来

支払う必要のない費用

再生可能エネルギーの導入拡大

を進めていけば

化石燃料の消費を

節約することができる

と未だに

世界中がそう思い込んでいる

再生可能エネルギーが増えると

二酸化炭素が減る

という理屈には

根拠がない


再生可能エネルギーを設置して

CO2削減が実現できている

という結果については

一例も報告がないからだ


因果関係の不在証明となったのが

パリ協定

CO2は四半世紀に及ぶ時間と

莫大な資本を投じていながら

減るどころか却って増えていた


再生可能エネルギーとCO2削減

との間には

どのような相関も

成り立たっていなかった

だからこそ受益者が

太陽光賦課金を支払わされる

ようになっているのだ


温暖化防止活動に努めていた

25年以上に及ぶその期間

大気中のCO2濃度は

着実に増え続けていた

これが実効なき温暖化対策

と揶揄されているその所以

再生可能エネルギーを増やしたことで

温暖化が止まった

とする証拠はゼロなのだ


電力会社が買い取った

再生電力が活用された

とする販売の記録も

公開されたことが

一度もない


減っているはずのCO2は

増加し続けているのだ


世界的規模の削減運動を

実施していたその期間

再生可能エネルギーを増やしていながら

CO2排出量も確実に増やされていた

これに危機感を覚えたIPCCが

パリ協定の成立

を急がせた


すべての温暖化防止活動が

無効であった

というその事実について

世界は未だ

何も知らない


交流電流ACと直流電流DC

との違いを

弁別することが

まったくできていなかったからである


交流電流ACは

周波数でなりたっているものであるために

電源の回転数が安定性を失うと

まるっきり役に立たないものとなる

地下資源を無駄に消費するだけ

ということにしかなっていなかった


再生可能エネルギーを

どんなにたくさん増やしても

火力発電所で燃やしている地下資源

即ち化石燃料の消費量を

ちっとも減らすことができないでいる

というそのことが確定しているからだ


交流周波数は

磁石の極性であるNとSとが

毎秒50回

正確に切り替わることで

成り立っている

磁場の変化であることを意味する


この回転数を絶えず維持する

ということが電力会社の最大の

義務

これができていなければ

50ヘルツの周波数をもつ

交流電流を生み出すことは

不可能なのだ


電力会社に買わせたクリーン電力で

化石燃料の消費を

実際に

減らすことができていたのか

という事実関係の確認を

これまでだれ一人として

やろうとしたことがない

エビデンスの提出を

国と監督官庁

そして対抗賦課金を支払っている

国民からなる当事者のすべて

が電力会社に求めたことが

ない


太陽光発電が生み出した

直流電流DCが

人工的に作り出された

交流電流ACをどれだけ

実際に減らすことができていたのか

という相関関係の記録

の提出を

不思議なことに誰も

電力会社に問い詰めたことがない

証明書の発行を

電力会社に求めたこともない


電力会社は交流電源の回転数を

常に一定の状態のままに

保ち続けていなければならない

という条件を死守することで

電力供給の事業主体としての認可

を国から受けている


周波数と電源の回転数の間には

調節不可能な連携関係が

人知れず成り立っている

ということなのだ


このため国連が再生可能エネルギーの導入

をどんなに急がせたとしても

消費する化石燃料の量を

減らす能力を最初から

失っている

ということになっていた


国民は再生可能エネルギーが増えたから

CO2削減は実現している

と頑なにそう思い込んでいるのだが

電力会社の交流電源は

周波数を保つために

四六時中化石燃料を

燃やし続けていなければならない


このため

電力会社が買い取らされている

クリーン電力がCO2を削減した

と世界中が誤解したまま

その代償として

太陽光賦課金

の支払いに日本中が迫られたのだった

だがその費用は

まったくの無駄だったのだ

パリ協定が

この事実をよく証明する

ものとなっている


交流電流の性質について

世界中の知識人たちは

まったく知らずにいるのだ

周波数の意味が分かっていたのなら

交流電源が回転数を制御することができず

その事情が化石燃料の消費を

減らせなくしている

というそのことに

誰もが気づいていた筈なのだ

このことを理解するには

簡単にできたからである

世界中の知識人には

交流電流ACの意味を

誰も理解できていなかった

ということになる訳だ


気候変動を気候危機へと変えたのは

ようするにこれらの知性なき知識人たち

大量の情報をもっていながら

その意味を

まってく理解していなかった


このため意味のない

無駄な環境投資に

永年に亘って国富を投下しつづけてきた

国家のすべてが

長期間に及ぶ無駄な時間と

莫大な資本とを

失いつづけることとなり

豊かさを失って

一斉に貧困化

してしまったのだった


無駄な知識は

真実を却って遠ざける

価値のない知識を獲得するための

教育投資のすべてが

このため無効なものとなったのであり

成果のない投資を

意味を理解していないまま

徒に継続することとなり

有効需要に繋がらない

環境投資

を無批判に続けていなければ

ならならなくなった


本来なら再生可能エネルギー

の大量導入で

地下資源の大量消費は

当然の帰結として

大きく抑制されていなければならず

もしそうなっていたのであれば

国民が支払っている

太陽光賦課金は

電力会社が国民に対して

還元するための

支払うべき返戻金となっていたのだ


CO2削減が運動として

成就していたのであったなら

輸入していた大量の石油資源の支払額は

大きく減っていた筈であり

支出を減らしたその分を

電力会社の経営陣は

国と国民に対して

還元することができていた


実態を眺めると

石油の輸入量が減っていた

ことを示す証拠はなく

二酸化炭素の濃度についても

増加し続けていた

ということがCOP25で

パリ協定の実施細目について

討議するプログラムが

履行されることなく

頓挫する憂き目にあった


これこそが文明の失敗であり

学歴主義のたどり着いた

荒れた岸辺のその光景
コメント
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