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こ と の 端

散文でロジックを
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死 を 思 え

2020-04-19 07:14:55 | Weblog
新型コロナウィルスの唐突な登場



死を回避するその代わり

経済を犠牲にしなければならない

という点で

究極の選択

と位置づけられる


地球規模化した市場主義経済は

たちまち活性を失い

失業率を急激に高める

という不可逆的展開

を北米大陸で

真っ先に生み出した


生命の維持

を優先しようとすれば

生産活動を自粛する必要

と遭遇し

避け難い意思決定を

公平に強制される


ウィルスによって

生活の術と糧とを

奪われて

保護を政府に求め

失った収入の補填

を得て安堵した


財政が豊かな国家は即応できるが

そうでない国家は

途方に暮れた


病で亡くならなければ

貧困による死

がいずれにせよ

訪れる


多くの場合ピンチの到来は

チャンスの予告

という意味をもつ

判断を誤らなければ

新境地が

ヒトの行く手に

やがて立ち現れる

その予兆


あらゆる指導体制は

これまでのところ

ことごとく判断を誤りつづけて

ここまできた

止まらない温暖化がそうであり

目指したインフレを

七年以上の時間

をかけていながら

まったく実現していない

アベノミクスもまたそうなのだ


実施した政策が行き詰まり

調整局面に入った

と思われたそのタイミングで

世界中がパンデミックに襲われた


アメリカのローカル通貨に過ぎなかった

ドルを基軸に据えた

ブレトンウッズ体制が

戦後復興を推進していたその時代

固体で使いにくかった石炭

にとって代わった

液体で使いやすい石油が登場し

蒸気機関から内燃機関へと

短期間でエネルギー資源の転換

が起き

航空路線のネットワークが

地球の円周を小さくした

移動するための時間は短縮され

資本効率と時間効率は

同一歩調で改善された


その効率化を進めた変革が

皮肉にもパンデミックの脅威を

加速する効果をも高めてしまい

感染爆発の発生機会を

至る所に生み落とす


ヒトの移動時間は

これにより大きく減り

資本の移動は一瞬

でカタがつく時代となった


この経済拡大

を成り立たせていた局面で

利益を得たアメリカは

繁栄を謳歌する権利を囲い込み

富を奪われた側の国家は

疲弊して貧困の淵へと

突き落とされた


この変化に関わっていたのは

石油代金を決済するための

機軸とされていた

アメリカのドルという名の通貨

を用いて稼ぐことができた

資本を集約する機能をもった

通貨交換を生業

とする新しく登場してきた

国際的規模をもつビジネス形態


石油を必要とする国家は

自国通貨を売って

ドルを購入して決済に備えておく

ことが義務となる

そこで登場したのが

当時ドル資本と呼ばれていた

資本をまとめる能力をもった

組織群

現在では円とユーロを加えた

三極体制で利益を得ている

国際金融資本とよばれている

閨閥の如き出自をもつ

巨大化した組織体


ドルの供給権を

一手に握った彼らが

石油を必要とする

エネルギー消費国の

あまり魅力のない通貨と

交換することに応じなければ

価値の高いドルを入手できない


為替相場で交換が成立しなければ

石油を手に入れることはできない

ドルの通貨価値は

交換を希望する側の通貨が譲歩して

初めて契約が成立する

ドルを供給する側が合意しない限り

決済通貨としてのドルの価値は

一段と高まり

石油消費国の通貨は

一段と低下する

魅力的な通貨を有する先進諸国は

有利な条件で

貴重なドルを易々と手に入れて

産業の育成を加速した

こうして

世界には強いドルと弱いドル

との二種類のドルが併存する

という状況が作り出された


これが国際的な貧富の差

を生みだした南北問題へと発展し

貧しい国家は独裁化しようとして

陳腐化した米軍の旧式兵器

を高価なドルで手に入れた


南側に位置する農業国では

政権を安定化させる目的で

独裁体制の成立を受け容れ

アメリカが強制的に買いとらせた武器で

軍事専横体制を敷き固め

アメリカへ富を移転させながら

自らはより貧しくなる

という経過を

甘んじて受け容れた


70年代にはアフリカ大陸で

植民地から独立した軍事政権が

雨後の筍のように陸続として現れ

地域に定着するという共通の経過

が一様に観察された


ドル資本を通じて

アメリカに利益を積みあけるための

独裁体制が南側で繁茂し

富のアメリカへの移転を進めて

貧困化を加速する

という展開の連鎖が

南北問題を国際間の政治問題

へと高め

国連に対し

未解決課題として突きつけた


高緯度地帯に分布する

温帯の先進諸国

が国際経済を牽引するようになり

低緯度地帯の貧困国群を

その犠牲とすることによって

富を北米大陸に積み上げ

収奪を強化するためのシステムが

その時代に次々と築かれた


旧式の兵器を買わされていた

新興国を支配する権利を得たい

軍事独裁政権の同時多発的勃興は

問題の解決を武力で行う仕組み

を拡大し

独立運動を相互に高める経過を

意図せずに出現させた


貧困はこれにより一段と深まり

それが民族独立運動へと結びつき

人種間の殲滅を謀る運動へと拡大し

淘汰圧力

を無意味に高めつづけさせる

展開へと一様に陥った


71年夏のドルショックは

通貨に付属するその価値を

裏付けるという

役割を金が果たしていたのだったが

そのとき機能をたちまち失い

金本位制から離脱したアメリカ

に従うことしかできなくなった


ドルの通貨価値を保障する担保を

金という現物資産ではなく

相互間の与信行為

という抽象的な価値へと

一日で転向させたことになる


これによりドルの発行権は

急激に強化され

市場を通じて際限なく膨張させ

ドルの供給権を

恣(ホシイママ)に拡大してきた

後の国際金融資本を世に定着させた


当時ドル資本と呼ばれた勢力に

莫大な利益を提供するための

絶好の機会となったのが

このドルショックだったといってよい


担保がなくても信用で

ドルの発行が

アメリカに制限なく

できるようになったことから

さまざま経済行為を可能にする

デリバティブと呼ばれる

攻撃的な取引があまた一斉に誕生し

金融システムと資本システムとを

急速に膨張させる結果となった


欧州統合で共通通貨となった

ユーロが為替市場に加わったとき

ドル資本は国際金融資本へと

その名を変えた


扱う通貨の種類がひとつ増え

国際金融資本が関与する機会を増やし

獲得可能となった利潤の規模も

底知れない程の巨額となり

国際経済を発展成長させる

動因となって作用した


だが2008年のリーマンショックで

ドルを基軸としていた

信用経済は与信能力を一夜で失い

安定していた国際経済は

崩壊寸前の危機

へと突き落とされた


G20が急遽発足して

ことなきを得たのだったが

ドル資産を積みあげていた

大いに潤っていた中国共産党政府が

中心となってドル経済圏の崩壊

を未然に防ぎ

金融システムを保護したことで

地球規模化していた市場経済システムは

首の皮一枚で

かろうじて繋がった

という経緯が記録に残る


中国がその直前までに

ドル資産の大保有国になっていた

というその経過の是非

については

改めて記す機会がある


その中国発の極微な存在である

コロナウィルスの発生

が巨大な規模に達したドル経済圏

を成り立たせている

極大化したグローバル市場経済システムに

強い淘汰圧力をいままさにかけている

という皮肉な展開に

経済問題をいずれ総括する

ときのためのヒント

が埋もれている


石油がなければ文明の進歩はなく

ドルがなければ

市場経済の発達はなかった

ドルを操る組織体となった

国際金融資本の暗躍がなければ

1:99の対比で説明される

貧富の差の拡大

がここまで広がるようなことには

なっていなかったのもまた事実

石油の大量消費が温暖化を生み育て

気候変動を地表へと呼び込んだ

その対策となる温暖化防止運動は

未だに有効性を立証

することができておらず

原因物質と措定されたCO2

の大気中濃度を

着実に高めさせている

この止まらない温暖化を生んだ

のも

指導体制が打ち揃って陥った

判断の錯誤に起因して

引き起こされたことなのだ


事実関係を繋ぎ合わせ

時系列で並び変えると

見えていなかった何か

ある大きな力が作用して

現在に

関わっている

ことを示す証拠の断片

を拾いあげることができるだろう


変化の前には

それを生みだしたなりゆき

となる何か

所与の条件が

予め

そこに置かれていたりすることが

ある


経済を成り立たせている既存の枠組み



変わるべき時を迎えたとき

医療崩壊を現実化させ

経済崩壊へと繋げ

文明崩壊となる地点を目指し

ゆっくりと進んでいる

ということが

うっすらと見えてくる


ナノレベルの極微存在に過ぎない

コロナウィルスの唐突な登場



地球規模の巨大な経済システムを

一瞬で停止するよう追い詰めた

有用だったものはいつしか長物と化し

役割を終えて消え去り

最終的に忘れ去られる


無常とは

このような

儚さのこと

一切は消滅するサダメ

だが

エネルギーだけは

不滅のまま

エネルギー保存則がその証明


空間次元を成り立たせているのは

上位概念である

エネルギーがつくりだす

未知の次元

そこに時空間が包摂され

知られていなかった六つの新次元を加え

全体で10+(1)となる最終次元

が成り立っている

宇宙の全容はこのようなもの

ダークエネルギーもそこに含まれる



生命は魂でできていて

たましひはエネルギーから作られる

エネルギーが不滅である以上

生命エネルギーもまた同じ

肉体は滅んでも

生命エネルギーは消滅しない

これが輪廻転生を成り立たせ

生まれ変わることを

延々と繰り返す


生命エネルギーが不滅である以上

死を恐れる理由はない

与えらえた使命

を肉体が果たしたとき

すべての生命は

物質のある空間次元から

カタチのないエネルギー次元へと

凱旋するために召喚され

迎え入れられる

そして

あらためて肉体を手に入れる目的で

父母のもとへと授けられ

旅を始めようとして産声をあげ

再び目的を果たして凱旋する

という輪廻を繰り返す


時に備えて人生を全うし

再び誕生することを

何度となく

繰り返す


時空間というこの反応場で

役割を果たし終えたとき

空間次元をでて

本来の場所

である

エネルギーの次元へと

凱旋することを繰り返す


モノの流れやコトの経緯に基づけば

体験によって得た知見が

隠されている真実の相

に気付かせるための現象界が

実相界の下位次元となっている

彼岸と此岸はこのように

指呼の間


科学と超科学は

そこで交わり融合して合致する

医療崩壊は経済崩壊へと至り

経済崩壊は体制崩壊へと至る

三次元の現象界は

十次元の実相界と並立しており

十一次元へとやがて遷移して

完結する


ヒトの死は

魂の再生であり

誕生を寿ぎ

転生を祝うための

もの

悲しむべきものでは

決してない            



【メメント モリ】  
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