最も喫緊の地球規模の課題となった
CO2排出規制の0%化
という目標を実現する
というパリ協定の実施
が不可能だ
ということを
承知の上で
無批判に受け入れている
その姿勢こそが
環境問題の解決を
より一層
複雑なものにした
気候変動を悪化させたのは
CO2だという理由で
対策を長期間講じていながら
実績を残すことがまったくできず
反対に大気中の濃度上昇を
結果として急がせた
温暖化を生み出した原因
を追及するための調査など
一度も行ったことはなく
その頃から現在に至るまでの
四半世紀以上に亘るすべての過去で
CO2に関するファクトチェック
を怠った
温暖化の原因について
事実確認をしたことなど
一度もなかった
誰も検証したことがないくせに
温暖化が進んだのはCO2の所為
だと決めつけた
この勝手な思い込みに囚われた
ということが
誤った行為を正当化し
CO2を削減するための努力を
精一杯行ってきたにも関わらず
成果はゼロのままとなり
状況は却って悪化してしまい
削減した筈のCO2濃度は
毎年着実に
増え続けるようになっている
過去の一連の不毛な経過が
持続可能性を否定していたのだったが
国際社会は不具合の連鎖を断ち切れず
却って拡大させている
問題の本質を
真摯に
探ろうとしなければ
有効な対策を講じることは
できない
状況をひたすら悪化させ
最終的に行き詰る
これこそが今
この地球という惑星の上で
確かに起きていることなのだ
やってできることと
できないこととの境メが
まったく見えなくなっている
CO2の発生を最小化するためには
熱の関与
を直ちに排除しなければならない
熱がなければ生活に必要な行為
は何一つとしてできなくなり
生命の糧である摂食行為を
維持継続することなど
到底できない
これだけでも
持続可能性がなりたたないことくらい
自明であった
持続可能性は夢物語
現実に鑑みることこそが
将来の希望の糧
問題の所在を知らずに
希望的観測を前提とした
努力を続けることができたとしても
効果はまったく得られない
できないことをできると錯誤した
というそのことが
世界中を混乱させている
止まらない気候変動を
確実に止めるためには
温室効果ガスの関与を
ゼロにする必要がある
と世界中が皆
そう信じ込んでいる
だが有効な対策を特定することが
未だに誰もできないでいる
結果がでていないのは
問題の所在を見失っているからだ
できないことをするよう迫られた
というそのことが
そもそもの禍のもと
気候変動が温室効果の結果である
と関連付けたということが
過ちを延命させたその理由
温室効果は特定の化合物
がもつ蓄熱能力が与えたことに相違はなく
大気中の温室効果ガスの濃度が高まれば
温暖化という現象が結果となって
舞い降りる
言うまでもない事だ
大気層は一万メートル以上に亘る
広大な空域に
一定の条件を保って
均一に分布している
という訳では決してない
高度差によって熱の分布密度は
頻々と変化する
上空に達すれば達するほど
気温の差は乖離して大きくなる
変化の相はまちまちであり
変幻自在の状態が
そこに保たれている
地表の気温が30℃となっているとき
高度一万メートルの高度域でも
同じ熱の状態である
ということはできない
上空なればなるほど
周囲の環境温度は下がり
熱は相互作用で
平衡状態へと向かう
という法則に従う
温室効果は蓄熱作用を維持する能力
のことを意味しており
周辺領域の気温の差で
温室効果だったものは
冷却効果へと反転する
異なった熱は相対的な変化
をそれぞれに成り立たせ
異なった熱の影響を
相互に与えあったり
受容したりしながら
平衡状態へと遷移する
この熱交換プロセスを経て
熱の乖離幅は狭まり
次第に安定化するようになってゆく
熱交換プロセスは
最終的に最も安定なレベル
となる中間値に達すると
変化はとても小さくなり
そこで落ち着く
熱平衡はこの状態のことである
CO2の温室効果は
上空で冷やされ
冷熱効果へと変化する
大気圏上空のCO2に
温室効果が常にある
という訳では決してない
冷熱効果ガスとなったCO2は
濃度をどんなに高めても
温暖化を促進することはできない
火力発電所の燃焼炉で
空気中の酸素と結合してできた
CO2は排煙筒から放出されたあと
自らのもつ重さの故に
沈降せざるを得なくなり
最終的に保持した熱を
海面と接触して移転する
海水温をそのとき若干高めはするが
飽和水蒸気となった気化熱が
上空へと運び上げ
熱を間接的に保持し
冷えて凝結してできた液体の水
である雨となって最終的に
落下する
降った雨の一部はダムに貯められ
そこで水力発電装置で
電力となる
水力発電は位置エネルギー
でできている
位置エネルギーを利用できない
火力発電所では
化石資源や核資源を用いて
熱エネルギーに替えてから
電気エネルギーを漸く取り出す
文明の利器である電気製品
をあらゆる分野で鋭意発展させてきた
文明に共通しているその方法は
蒸気発電という形式なのだ
蒸気機関は産業革命の起点となったが
熱源は石炭だった
液体の石油は内燃機関を発達させ
文明に長足の進化を与えた
その後核燃料の比率を高めたのだが
最終処分ができないという事情で
持続可能性の不在が
核の平和利用を妨げた
化石資源の価値がそのとき見直され
蒸気発電という方法に統一され
世界中でこの方式が一般化した
温暖化現象は
その頃に発芽し
蒸気発電による電圧の高度化を経て
世界中に広まった
水に熱エネルギーを与えて蒸気をつくり
圧力を加えることで
蒸気機関の運動性能を高めてきた
蒸気圧を高めると効率は高まるが
蒸気を圧縮する過程で
熱を高める
という随伴現象を避けられない
圧縮熱をもった蒸気を
大気圏内へ放出する
という方法が短期間で広まった
圧縮された高温の蒸気は
発電機のタービンを効率よく回し
発電能力を高めて
品位に優れた交流電力を生み出した
だが交流というその方法が
タービンの回転力を
不安定化にしてはなられない
という絶体条件を与えたために
再生可能エネルギーを増やしたり
節電で消費電力を減らしたり
などする努力を重ねていながら
発電機の回転数を
まったく減らせなくしてしまっていた
という結果がこうして生まれた
交流電流は周波数で成り立っているため
タービン軸の回転数で
その値が決められる
50ヘルツの交流周波数は
毎分3000回転する電源からしか
生まれない
磁場を変化させる頻度が
毎秒50回を維持することができたとき
50ヘルツの交流電流を
はじめて生みだせる
磁極の配置を倍にすると
回転数を半減できる
結果が同じであれば
回転数は磁極の数で
調節できる
だが圧縮蒸気の熱は
変わりなく一定の水準を
常時維持していなければならない
このため直流電源である
再生可能エネルギーを増やしても
化石燃料の消費を減らすことが
まったくできなくなっていた
この事実を電力業界が
沈黙を続けることで
国民に誤解させ
真相の究明を
意図的に怠らせた
業界の通弊となったこの秘密主義が
CO2の濃度を
まったく減らせないようにした
といってよい
世界中の電力会社が
この条件に縛られている
交流電流と直流電流の違い
を知らない似非知識人たちが
温暖化とそれによる気候変動を
止められないよう仕向けている
という経過が
止まらない温暖化を
定着させた
この条件を排除せず
温存したまま適用しているのだから
CO2の排出量を減らせる訳がなかった
気候変動が悪化したのは
秘密主義を貫こうとしている
世界中の電力会社と
それを許してきた知性亡き
知識階級
知性のない教養など
ある筈のない仮想の産物
交流電流の意味を知らない
学歴だけの知識人たちが
気候変動を放置して
経済活動に執着する時代をつくり
自らの生活圏に
淘汰圧を積極的に呼び込んだ
直流と交流との違いを弁えず
混同したまま公然とつかっていた
その姿勢が環境問題と経済問題とを
関連付けることとなり
二律背反の関係性である
トレードオフを定着させた
このことは
環境問題を解決すれば
経済問題は自動的に解決する
というメタファーとなっていた
ここに気が付けば
力点をどこに置くべきか
ということなど
誰にでも導くことが
簡単にできていた
あちらを立てればこちらが立たず
という関係性にあったトレードオフ
に
エネルギー問題が加味されたとき
鼎立する底堅い関係性が生まれ出た
競争社会を育んできた
学校教育の高度化
という変化が知識の量的拡大を強制し
知性の涵養を阻んで
教養の充実を遠ざけた
学歴社会を成立させてきた
これまでの経過のすべて
に問題の種が潜んでいる
知性の喪失は
教養の価値を貶め
環境異変を急がせて
生活圏の存立を殺める
ここに気付くようになった意識の総体
が問題の解決を誘導するだろう
熱エネルギーに依存する社会構造は
気候変動という淘汰圧を生みだした
電気エネルギーを直に取り出す方法を
探り当てれば
三すくみの鼎立関係は
解消する
三方善しとなるエネルギー供給系
の開発が
文明の進化にとって欠かせない
こととなる
CO2排出規制の0%化
という目標を実現する
というパリ協定の実施
が不可能だ
ということを
承知の上で
無批判に受け入れている
その姿勢こそが
環境問題の解決を
より一層
複雑なものにした
気候変動を悪化させたのは
CO2だという理由で
対策を長期間講じていながら
実績を残すことがまったくできず
反対に大気中の濃度上昇を
結果として急がせた
温暖化を生み出した原因
を追及するための調査など
一度も行ったことはなく
その頃から現在に至るまでの
四半世紀以上に亘るすべての過去で
CO2に関するファクトチェック
を怠った
温暖化の原因について
事実確認をしたことなど
一度もなかった
誰も検証したことがないくせに
温暖化が進んだのはCO2の所為
だと決めつけた
この勝手な思い込みに囚われた
ということが
誤った行為を正当化し
CO2を削減するための努力を
精一杯行ってきたにも関わらず
成果はゼロのままとなり
状況は却って悪化してしまい
削減した筈のCO2濃度は
毎年着実に
増え続けるようになっている
過去の一連の不毛な経過が
持続可能性を否定していたのだったが
国際社会は不具合の連鎖を断ち切れず
却って拡大させている
問題の本質を
真摯に
探ろうとしなければ
有効な対策を講じることは
できない
状況をひたすら悪化させ
最終的に行き詰る
これこそが今
この地球という惑星の上で
確かに起きていることなのだ
やってできることと
できないこととの境メが
まったく見えなくなっている
CO2の発生を最小化するためには
熱の関与
を直ちに排除しなければならない
熱がなければ生活に必要な行為
は何一つとしてできなくなり
生命の糧である摂食行為を
維持継続することなど
到底できない
これだけでも
持続可能性がなりたたないことくらい
自明であった
持続可能性は夢物語
現実に鑑みることこそが
将来の希望の糧
問題の所在を知らずに
希望的観測を前提とした
努力を続けることができたとしても
効果はまったく得られない
できないことをできると錯誤した
というそのことが
世界中を混乱させている
止まらない気候変動を
確実に止めるためには
温室効果ガスの関与を
ゼロにする必要がある
と世界中が皆
そう信じ込んでいる
だが有効な対策を特定することが
未だに誰もできないでいる
結果がでていないのは
問題の所在を見失っているからだ
できないことをするよう迫られた
というそのことが
そもそもの禍のもと
気候変動が温室効果の結果である
と関連付けたということが
過ちを延命させたその理由
温室効果は特定の化合物
がもつ蓄熱能力が与えたことに相違はなく
大気中の温室効果ガスの濃度が高まれば
温暖化という現象が結果となって
舞い降りる
言うまでもない事だ
大気層は一万メートル以上に亘る
広大な空域に
一定の条件を保って
均一に分布している
という訳では決してない
高度差によって熱の分布密度は
頻々と変化する
上空に達すれば達するほど
気温の差は乖離して大きくなる
変化の相はまちまちであり
変幻自在の状態が
そこに保たれている
地表の気温が30℃となっているとき
高度一万メートルの高度域でも
同じ熱の状態である
ということはできない
上空なればなるほど
周囲の環境温度は下がり
熱は相互作用で
平衡状態へと向かう
という法則に従う
温室効果は蓄熱作用を維持する能力
のことを意味しており
周辺領域の気温の差で
温室効果だったものは
冷却効果へと反転する
異なった熱は相対的な変化
をそれぞれに成り立たせ
異なった熱の影響を
相互に与えあったり
受容したりしながら
平衡状態へと遷移する
この熱交換プロセスを経て
熱の乖離幅は狭まり
次第に安定化するようになってゆく
熱交換プロセスは
最終的に最も安定なレベル
となる中間値に達すると
変化はとても小さくなり
そこで落ち着く
熱平衡はこの状態のことである
CO2の温室効果は
上空で冷やされ
冷熱効果へと変化する
大気圏上空のCO2に
温室効果が常にある
という訳では決してない
冷熱効果ガスとなったCO2は
濃度をどんなに高めても
温暖化を促進することはできない
火力発電所の燃焼炉で
空気中の酸素と結合してできた
CO2は排煙筒から放出されたあと
自らのもつ重さの故に
沈降せざるを得なくなり
最終的に保持した熱を
海面と接触して移転する
海水温をそのとき若干高めはするが
飽和水蒸気となった気化熱が
上空へと運び上げ
熱を間接的に保持し
冷えて凝結してできた液体の水
である雨となって最終的に
落下する
降った雨の一部はダムに貯められ
そこで水力発電装置で
電力となる
水力発電は位置エネルギー
でできている
位置エネルギーを利用できない
火力発電所では
化石資源や核資源を用いて
熱エネルギーに替えてから
電気エネルギーを漸く取り出す
文明の利器である電気製品
をあらゆる分野で鋭意発展させてきた
文明に共通しているその方法は
蒸気発電という形式なのだ
蒸気機関は産業革命の起点となったが
熱源は石炭だった
液体の石油は内燃機関を発達させ
文明に長足の進化を与えた
その後核燃料の比率を高めたのだが
最終処分ができないという事情で
持続可能性の不在が
核の平和利用を妨げた
化石資源の価値がそのとき見直され
蒸気発電という方法に統一され
世界中でこの方式が一般化した
温暖化現象は
その頃に発芽し
蒸気発電による電圧の高度化を経て
世界中に広まった
水に熱エネルギーを与えて蒸気をつくり
圧力を加えることで
蒸気機関の運動性能を高めてきた
蒸気圧を高めると効率は高まるが
蒸気を圧縮する過程で
熱を高める
という随伴現象を避けられない
圧縮熱をもった蒸気を
大気圏内へ放出する
という方法が短期間で広まった
圧縮された高温の蒸気は
発電機のタービンを効率よく回し
発電能力を高めて
品位に優れた交流電力を生み出した
だが交流というその方法が
タービンの回転力を
不安定化にしてはなられない
という絶体条件を与えたために
再生可能エネルギーを増やしたり
節電で消費電力を減らしたり
などする努力を重ねていながら
発電機の回転数を
まったく減らせなくしてしまっていた
という結果がこうして生まれた
交流電流は周波数で成り立っているため
タービン軸の回転数で
その値が決められる
50ヘルツの交流周波数は
毎分3000回転する電源からしか
生まれない
磁場を変化させる頻度が
毎秒50回を維持することができたとき
50ヘルツの交流電流を
はじめて生みだせる
磁極の配置を倍にすると
回転数を半減できる
結果が同じであれば
回転数は磁極の数で
調節できる
だが圧縮蒸気の熱は
変わりなく一定の水準を
常時維持していなければならない
このため直流電源である
再生可能エネルギーを増やしても
化石燃料の消費を減らすことが
まったくできなくなっていた
この事実を電力業界が
沈黙を続けることで
国民に誤解させ
真相の究明を
意図的に怠らせた
業界の通弊となったこの秘密主義が
CO2の濃度を
まったく減らせないようにした
といってよい
世界中の電力会社が
この条件に縛られている
交流電流と直流電流の違い
を知らない似非知識人たちが
温暖化とそれによる気候変動を
止められないよう仕向けている
という経過が
止まらない温暖化を
定着させた
この条件を排除せず
温存したまま適用しているのだから
CO2の排出量を減らせる訳がなかった
気候変動が悪化したのは
秘密主義を貫こうとしている
世界中の電力会社と
それを許してきた知性亡き
知識階級
知性のない教養など
ある筈のない仮想の産物
交流電流の意味を知らない
学歴だけの知識人たちが
気候変動を放置して
経済活動に執着する時代をつくり
自らの生活圏に
淘汰圧を積極的に呼び込んだ
直流と交流との違いを弁えず
混同したまま公然とつかっていた
その姿勢が環境問題と経済問題とを
関連付けることとなり
二律背反の関係性である
トレードオフを定着させた
このことは
環境問題を解決すれば
経済問題は自動的に解決する
というメタファーとなっていた
ここに気が付けば
力点をどこに置くべきか
ということなど
誰にでも導くことが
簡単にできていた
あちらを立てればこちらが立たず
という関係性にあったトレードオフ
に
エネルギー問題が加味されたとき
鼎立する底堅い関係性が生まれ出た
競争社会を育んできた
学校教育の高度化
という変化が知識の量的拡大を強制し
知性の涵養を阻んで
教養の充実を遠ざけた
学歴社会を成立させてきた
これまでの経過のすべて
に問題の種が潜んでいる
知性の喪失は
教養の価値を貶め
環境異変を急がせて
生活圏の存立を殺める
ここに気付くようになった意識の総体
が問題の解決を誘導するだろう
熱エネルギーに依存する社会構造は
気候変動という淘汰圧を生みだした
電気エネルギーを直に取り出す方法を
探り当てれば
三すくみの鼎立関係は
解消する
三方善しとなるエネルギー供給系
の開発が
文明の進化にとって欠かせない
こととなる