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こ と の 端

散文でロジックを
環境 経済 エネルギー 電気 教育 などの "E" に関するちょっと気になったこと

判 断 能 力

2017-02-19 08:17:14 | Weblog
持続的な経済成長を

前提

とする社会体制の枠組みの下では

エネルギー消費を急ぐ

ということが

資本循環メカニズム

を刺激する結果を導き

地下資源を大量に燃やして

熱エネルギーを取り出す

その行為が

大気中の酸素(O2)と

大量の炭化水素

即ちメタン

CH4を構成する

成分の一つ

である

CO2を一分子作るとき

その二倍の水(H2O)が

異なった酸素化合物として

大気中で合成される


この二種類の酸化物はそれぞれ

温室効果ガスという性質を共通に持ち

CO2は大気圏全体を温め

H2Oは気体状態で

熱の移動に直接関与し

上空でその熱を留保する


寒気に触れて冷え

ガスが液体化するとき

水蒸気を凝固させて水へと変え

雨として地表に落とす


水蒸気の発生量が多ければ多いほど

冷えて液化したときに

雨へと変わるその量も

当然のこととして

増やされている

降水量を増やす結果となる

大量の水蒸気の供給は

集中豪雨とそれによる洪水の被害

を世界中で産み落とす

メカニズムを惑星へと

僅か三十年ほどの短い間に

すっかり定着させていた


最終的に海面の水位を押し上げ

島嶼国家を水没させてしまうほど

その影響は

きわめて大きい

水という酸素化合物は

自然条件の下では決して分解せず

その化合物としての安定性の高さ故

この地球を水の惑星

と呼ばせている

こうして時が立つほどに

水の絶対量は増え続け

陸地を小さく狭めてゆく


海岸線の総延長距離を

総体的

かつ

一方的

に圧縮して

最終的に水没する地表を

拡大する

というのが温室効果の

なれの果て


CO2増加の影響は

温暖化現象と早くから断定されており

国連主導で

気候変動枠組み条約

の制定と履行が

熱心に続けられてきたのだったが

二酸化炭素の濃度は上がり続け

一向に経ることなく

着実に

上がり続けるようになっていき

その濃度は

先年ついに400ppm

へと高まった


CO2を実際に減らした

とする事実は

これまでに皆無

名目値を積み上げたことで

温暖化を止めた

積もりになっている

というのがこの文明の

現実の姿


その最大の理由となっているのが

交流電流による長距離高圧送電

というインフラの世界化である

という事実に

現代文明は未だ気づかない


交流電流には周波数

という避けがたい成分があることから

発電機の回転数を減らすことが

絶対に不可能となっている

つまり

出力調整をすること自体

本来できないことだったのだ


節電すれば発電量が減る

という勝手な

その誤った理解が

止まらない温暖化を生み出した

周波数というのは

発電機の回転数が

規定する条件となっている

回転数を減らせば

周波数変動が発生し

使えない電力だけが

ただ増える


このため

省エネ節電努力は

おしなべて

環境の復元に何一つ

役立ってはいなかった


同じ理由で

再生可能エネルギーもまた

経済効果の導出と

環境効果の定着に

まったく寄与していなかった

何故なら

交流電源の稼働率を

有効に減らした

とするその事実を

数値で確認するための

データ

がどこにも

残されていないからである


再生可能エネルギーが環境投資として

有効なものであるのなら

電力会社の経営は

とても楽なものになっていた

筈である


地下資源を輸入する必要を

自然エネルギーが消す

という能力を

聊かでも

発揮することが

できていたのが事実なら

地下資源を輸入しなければならない

とする理由のすべては

消えていなければならなかった

からである


再生可能エネルギーが巷に増えても

発電所の燃焼炉が

その出力を適宜変えていた

とする事実

を証明する能力を

電力会社の総ては

打ち揃って失っている


電力分野に関する限り

環境投資の一切は

悉く無駄となっており

有効需要の創出を

自らの存在が阻む

というサイクルを

疑うことなく

常に成り立たせてきたものこそ

秘密主義に徹する

業界の頑ななその姿勢

が生み出したもの


思い込みによる錯誤



国民へと与えたものの

正体


問題というのは

その事実に

誰一人

未だ気付いていない

というそのこと


日本経済が有効需要の創出に

たとえわずかでも

成功していたのなら

景気の長期的低迷とデフレ経済の双方は

共に存在することを

許されていなかった


国家予算の相当量を

効果のない

無駄な投資のあれこれ

に注ぎ込んできた

ということが

いま

国民の生活に

祟る時代となっている


交流電流に周波数が不要なら

出力調整は

随時

実行することが

簡単にできていた

周波数のない交流電流など

存在し得ない

周波数を成り立たせているのは

磁場を変化させる

という条件が

発電にとって

必要不可欠なものであったからこそ

できていた基本条件だったのだ


起電力は

磁束密度と磁場変化

の割合に常に等しい

周波数が高ければ高いほど

電力を誘導する能力は

向上して高まる


変圧を制御可能にした

この誘導法則が

電力業界の秘密主義

によって

容易に理解できないもの

へと変容させられていた

ということが

電力会社に延命さ許し

温室効果ガスの濃度上昇を

一貫して高め続けさせることで

止まらない温暖化

を生み出した根源的な

その理由


エネルギーが不要なら

経済の成長は期待できず

景気の低迷を

長期化定着させた

という経緯の挿入が

財政支出を一入劣悪化させ

国に膨大な規模の借金を

抱え込ませることに

大いに寄与した


誘導法則を理解することができるなら

地下資源を必要としない

方法が複数ある

ということに文明は

おそらく

より早く

気付くことができていた


電力業界の秘密主義

というものが世界中の環境投資を無効化し

止まらない温暖化を

地球規模で

短期間に蔓延させた

気候変動が生んだ

自然災害の増悪は

その結果


超伝導応用電源の誕生は

永久電流を電源化することにより

使っても減らない電流を

二次的に

制限なく

発生させ続けることを

可能にする


必要な素材と装置は

既に製品化されている

これらを取捨選択し

改めて再統合することにより

意味のあるシステムとする方法

へと結びつけること

これまでまったく

できていなかった

知識階級の怠慢が

地球環境と生命の多様性に

重大な影響を

もう既に

与えているほど

無知が生む錯誤は

大いなる禍となって

生命を圧迫する

要因となって作用する

時代を今に引き寄せた


思考力の不在が生む

認識能力の劣化と

秘密主義による意図的得な韜晦

こそ

温暖化を恒常化させている

その元凶


教育の高度化によって

思慮を深める過程が

蔑ろにされたことにより

文明の劣化を速めた


自覚なき誤った認識は

錯誤を果てしなく再生産し

温室効果による生命の喪失と

降水量の増加による

海面水位の急速な上昇を

この惑星にいま

強く

及ぼしている


経済効果を引き出すために

環境効果を犠牲にする

現在の枠組みは

有害な結果となって

末永く地表へと残され

水の惑星は

文明と共に

高い確率で

間違いなく

水没する


生き残った生命は

狭く限られた

僅かに残された

かつて高地

と呼ばれた僅かな地表で

ひしめき合って

暮らすこととなるだろう


問題の本質を悟るなら

未来のエネルギー創出法を活用し

平和状態の実現と

それによる適度な繁栄の上に

経済合理性を打ち建てることは

不可能なことではない


判断を下すための僅かな認識の差

の違いが

生命と惑星の条件に影響を及ぼし

辿りつくべき未来の相を

決定づけるものとなるよう

作用する
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