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こ と の 端

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生 み の 親

2014-07-27 06:56:38 | Weblog
電気は磁場変化を与えることで

随時

生み出せる

磁場変化とは

磁石を動かす

ということ

たったこれだけのことで

電流

が取り出せるのだ


そこに導体があって

それが負荷をもつ回路であったり

電位差が置かれていたりする場合

に限り

一定の電圧を帯びた電流が

そこに誘導されることになっている


電力は

磁場変化の量



磁束密度との相関で

物理的に決まるもの


発電機の円運動が

多ければ多いほど

起電力は高くなる


発電機の回転数を引き上げてやると

発生する電力量も

相応に高まる

交流電流には周波数というものがあるため

発電機の回転数が安定していないと

エネルギーにならない電気を生み出す

無効電力が役に立つことは

ない

つまり

乱れた周波数をもつ交流電流は

エネルギーとして

取り出せないものとなる


NとSの電極が一対の発電機なら

その回転数が毎分3000回転している場合

周波数は50ヘルツで出力される

毎秒60回転する電源であるのなら

毎分3600回転の磁場変化が生じ

そこには60ヘルツの交流電流が

生み出されている


電力は電圧と電流の積であることから

磁石が持つ磁束密度が高ければ高いほど

そして

また

円運動による磁場変化の量が多ければ多いほど

量的に十分な電力が

小さな電源からでも取り出せる

これを

電磁誘導の法則

という


家庭用の電力なら

3kw程度の出力があれば

生活に不便はない

発電機が求める円運動を

安定状態で

維持するための

小さな動力源

を工夫することによって

住宅が必要とする程度の

すべての電力を

自家発電で賄うことが

可能となる


現在行われている主要な発電方式は

化石燃料を燃やして得た熱で蒸気を作り

その圧力を高めて

タービンを回転させて発電する

というモデル


原発と雖も

蒸気発電である

という点では

古臭い技術

そのものなのだ


水力発電では

一定の

安定した水流を

円運動の動力源とすることにより

電力を発生させており

風力発電では

風量によって円運動を引き出す

モデルになっている


回転数が安定しない風任せの電源

であるということが

風力発電を役に立たないものにしている


水力発電で高い周波数を得るには

水量が一定であるため

磁極の数を増やしさえすれば

それでこと足りる

周波数を安定させておける水力発電と

乱れた周波数にならざるを得ない

風力発電との違いが

有害な既存の商用電源からの

常時バックアップ体制を

避けがたいものにしている


風力発電システムが直流化電源である場合

任意の周波数を与えることは

機会的に可能

その場合には緩衝装置としての

蓄電システムが別途必要になっている

交流電源として利用するということなのなら

周波数を変換する必要が生じ

一旦直流化する義務に縛られる

周波数を位相制御する方法は

まだ存在していないことから

エネルギー創出の自由度に

かねてから

制限がかけられていた


太陽光発電では直流出力となっているため

交流への変換プロセスが

絶対的に欠かせない

自宅で消費する電力を作り出すことができたにせよ

余った電力を

安定した

精度の高い

高品位の

交流電流に取り込ませる

などということは

本質的に

不可能


例え周波数が同一であったとしても

波形が一致せずに

ずれているのであれば

無効電力ということになる

その電気は

エネルギーとして利用することが

要するに

できない


交流送電の配電系統への電圧は

50ヘルツの地域なら

6600ボルトと定められている

家庭用の太陽光発電の出力電圧は

100ボルトの周辺で設定されている

このため

6600ボルトの電圧を持つ交流電流に

100ボルトの電流を加えたとき

どのような変化がトランスに生じるのだろうか

その電流が流れていく方向は

180度異なっている


電流の向きは

互いに正反対であることから

電流同士の衝突が起きることは

簡単に推察できる


電信柱の変圧器は

電流を誘導する方式となっていることから

低圧側に100ボルトを供給すれば

高圧側の6600ボルトが作る共有磁場に

逆向きに流れようとする電流を

与える関係が新たに生じる

この状態は相互誘導という変化を意味し

スパークを伴った爆発へと

瞬時に至る


トランスの接地線が

竜巻や台風の影響で

単に失われたというだけのことで

トランスを発火させた映像記録が

多数残されている

これは

一定方向に流れていた電流がつくる磁場と磁場変化とが

一瞬で失われたことによって

磁場変化を打ち消す方向の電流を

互いに生じさせたことによる

電流の衝突

という事態が引き起こされたことを示す

発火を伴う事故なのだ


電流の唐突な喪失は

逆起電力を誘発して

高い電圧をもつ電流同士を

衝突させるという

相互誘導の原因となることが

法則によって

定められている


交流送電では

送電線だけでなく

接地線の確保もまた

必要不可欠な措置となる


太陽光発電からの電力を

電力会社が買い取っている制度は

それが

エネルギーとして有効利用されていることを

意味しない

電力輸送の安全性を確保するためには

逆突を避けて

接地線から余剰電力が

直ちに地中へと逃がされるように

なっていなければならない


有効利用できないエネルギーであったからこそ

温暖化はちっとも止まらなかったのであり

電力会社は高い電力を買うために

コスト負担を

消費者全体に転嫁して

損失となるを事態を

事前に回避する仕組みを作り出していた


止まらない温暖化とは

要するに

構造上の問題

であったのだった


自然エネルギーには

二酸化炭素の排出量を減らす効能が

まったくない

ということなのだ

無効な需要を創出するための政策であったからこそ

経済は劣化し

低迷する時代を

長く続けていることとなったのだった


発電した電気を

電力会社が

有効に利用している

と国民に信じ込ませてきた

一部の勢力が

止まらない温暖化と

それが生む経済の低迷を

日本経済に与えている

ということなのだ


弊害はそれだけでなく

異常気象の凶暴化であったり

これまでに経験したことのない大雨

であったりしていたのだったが

それを生み出させた原因が

官僚と国会に共通する

浅薄な知識に基づく

誤った判断と

その結果を導いた

底の浅い選択

だった

ということなのだ


電力業界の秘密主義が

とまらない温暖化と

それによる異常気象と

自然災害の増悪

そして経済の低迷状態などを

今も尚

大いに推し進めさせている


問題の本質を知れば

有効解へはあと一歩

と近づく

磁場変化の与え方を洗練させていくことによって

温暖化を止めるだけでなく

エネルギーコストを引き下げて

それを経済効果へと転用する

道が

新たにひらける


無効な需要をどれほどたくさん生み出したところで

それが有効需要へと変化する

などということはあり得ない

損失に損失を重ねてきた

長い無益な歳月が

国の劣化と国民の貧困化とを

急がせたその最大の

因子


地下資源の供給と決済通貨の発行権をもつ国が

自らを含めて

経済危機を作り出す原動力となっている事実に

世界はこれから謙虚に学ばなければならない


喫緊の課題は

有効な需要の創出

その一点のみ


無駄な需要を積み上げきた過去の一切が

日本の財政状態を短期間で悪化させ

既に千兆円を突破している累積債務の巨額さを

この国と国民の将来とに

課題として押し付ける事態となった


効果のないすべての経済対策と

温暖化防止のための予算を

速やかに廃止するというだけのことで

この国の財政は

驚くほど短期間で

健全化するだろう


まことに拙いこの現状は

思考力の不在

という実態の産物だったのであり

正しい認識をもてずにいた

あさはかな時代の

粗末な結果

という意味をもつ

不合理で

不都合なもののすべてが

この現実の生みの親
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