遺伝子は融合を目指す
異質の遺伝形質が混じり合うと
優れた遺伝子が
生命として
誕生する
そんなことが
許されているところに
生命の奥深さ
神秘的な仕組みの妙
が現れている
イノチは混血化することによって
系統を維持強化し
生き残るための資質を
洗練させていく
ハイブリッド化という方向は
合目的性の
しからしめるところの
もの
必然の帰結
侵略されてきた歴史を持つ地域の遺伝子は
意志の所在に関わらず
生物として
遺伝的に
融合することを迫られてきた
大航海時代を起点とする
植民地政策の結果として
優れた遺伝形質をもつ個体が
不幸な歴史を持つ国に誕生し
やがて
その波及効果を
世界中へと
広めていく
生物的同質性
に拘る理由はとりたてて
なく
混じり合った血が
優れた生命の種の基礎となる
ハイブリダイゼイション
とは
生命が赴く先の
辿りつくべき
用意されていた
当のその場所
多民族国家が
混乱の原因
となっている現状が示す
その不幸な途中経過は
純血種であろうとすることに
強いこだわりをもつ人々が
中心となって
引き起こしてきたものの
残骸
にひとしい
民族の自立という状態は
遺伝因子の望まない方向
ではあるのだが
一度は通過しておかなければならない
経過
であることを意味する
分散化した国家は
縮小した市場の中で
喘ぎ
ざわめく
そのステージを経なければ
市場統合の意味するものを
肉体で知ることは
できない
執着を捨て去り
たましひ
の願いに叶う
プログラムされていた道を
見出すことができれば
経済的繁栄と
それによる安定的な平和状態とが
ひとまとめで
手に入る
民族の自決権の樹立
が目標となっている地域では
それが実現するまで
紛争の種は消えず
軋轢はより一層強まるばかり
葛藤が葛藤を生む
不毛な展開をとることは
歴史が教えるところ
学習はものの役に立たない
体験から得たものだけが
価値として
残される
遺伝子の融合が優性を生む確率を高めるとき
国際的な人の交流が
文化と言語の融合を
引き出す
国際結婚は当たり前となり
地上には
美女と美男の群れが
行き交う時代が
いつか
訪れる
いま世界のあちらこちらで
同時に起きている
帰属すべき場所
を巡るかけひきの問題は
一時的な混乱を経て
多くの犠牲の上に
一定の認識を
意識体の内部に
基礎づける
互いに融合することによって
争いごとの種が消える時代には
健全な認識が
自然に醸成され
合理と非合理の間の領域は
ひとのもつ
認識能力を判断するための
有力な素材となる
多数意見であることに合理性は宿らず
真実の裏付けなしに
平和の実現は図れない
正当性が担保されている意見なら
少数意見であったとしても
意志の糾合を引き起こす核
となる
知識はそのためにこそ
使われて然るべきもの
個人の能力を立証するための知識に
一切の価値はない
画一的な
学力偏重の
高い教育を受けてきた者ほど
思考力というものを無視する
その結果が
民主制度がいま陥っている
この現状なのだ
指導者の姿には
その事実が歴然として
映し出されている
誤った判断が
この国の現実をうみだした
それは多数派とその代表となった
選良たちが引き寄せた
困った事態
国の債務の総額が
短期間で巨大化してしまったのは
指導者たちの判断能力に
問題が
残されたまま
放置されていたからに他ならぬ
学力重視の教育は
知育の偏重を善として
思考力の涵養を
怠らせてきた
戦後の教育は
こうして
考える力のない指導者たちを
再生産する仕組みを形成させている
バブル経済の発生は
その段階で防圧することは
十分可能
また
バブルの崩壊では
軟着陸させる手段は
あまた残されていた
その後のデフレ経済へのシフトは
経済を知っていると自負してきた
半可通の仕業の果て
インフレへの転換を目指す
アベノミクスと呼ばれる新政策も
内需を拡大させる原動力とは
未だなり得ていない
270兆円に達する量的緩和は
あと半年で目標の通貨供給量に達する
この莫大な金額は
国家予算の三倍に相当する規模の流動性が
市中銀行に移された
ということを意味している
一年半でどのような変化が
日本経済に訪れたのか
ことの成否を占うには
十分なデータが
既に残されている
財政状態の悪化は一向に改善せず
国民は増税の圧力に
日夜苦しむことができるのみ
この状況こそ
知識を押し付けるだけ押し付けて
その使い方を授けてこなかったことによる
考えるための力を
急速に退化させ
国の運営を悉く失敗させ
国富を大量に失って
国民を圧殺する
時代を連れてきた当のそのもの
教育システムが招いたその結果は
国の現状となって
粗末な経過を
人々の目に映し出している
国民が権威に対して従順である時代に
国家は衰退する
累積債務の巨大さが
その何よりの証拠なのだ
国費を有効利用することができない政府に
国民をしあわせにする能力はない
見極めが必要な時に当たって
判断を急がない
不必要な変化を急ぎ
国家の基盤を曖昧なものにした
国が劣化しつづけていたのは
道理であろう
学力重視の傾向は
世界的な規模で
統一されようとしている
とまらない温暖化を眼前にしていながら
異常気象と凶暴化する自然災害に
為すすべもなく
ただ佇んでいる
遺伝子は進化することを目指す
知識は文明の基礎ではあるのだが
高い能力を
選抜するための手段へと
堕落させてしまった
高いコストで得た知識を
十全に活かすためには
応用する能力が
ひとに備わっていなければならない
そこで必要となるのが
思考力
学力は思考力があってはじめて
ものの役に立つ
能力は使おうとしなければ
すぐ衰える
問題の所在に気付かなければ
有効な対策を
導くということは
固よりできない
対立から平和状態が生まれることは
これからも
ない
相互を隔てる壁は
融合するための
反対命題という意味を持つ
市場の拡大は繁栄を導くが
その反対は貧困化を急がせて
闘争による奪い合いを招く
平和の糧は経済に他ならず
繁栄することが
その唯一残された最後の手段
満たされているものは
奪う必要を
一切もたない
与えることが
できるだけ
異質の遺伝形質が混じり合うと
優れた遺伝子が
生命として
誕生する
そんなことが
許されているところに
生命の奥深さ
神秘的な仕組みの妙
が現れている
イノチは混血化することによって
系統を維持強化し
生き残るための資質を
洗練させていく
ハイブリッド化という方向は
合目的性の
しからしめるところの
もの
必然の帰結
侵略されてきた歴史を持つ地域の遺伝子は
意志の所在に関わらず
生物として
遺伝的に
融合することを迫られてきた
大航海時代を起点とする
植民地政策の結果として
優れた遺伝形質をもつ個体が
不幸な歴史を持つ国に誕生し
やがて
その波及効果を
世界中へと
広めていく
生物的同質性
に拘る理由はとりたてて
なく
混じり合った血が
優れた生命の種の基礎となる
ハイブリダイゼイション
とは
生命が赴く先の
辿りつくべき
用意されていた
当のその場所
多民族国家が
混乱の原因
となっている現状が示す
その不幸な途中経過は
純血種であろうとすることに
強いこだわりをもつ人々が
中心となって
引き起こしてきたものの
残骸
にひとしい
民族の自立という状態は
遺伝因子の望まない方向
ではあるのだが
一度は通過しておかなければならない
経過
であることを意味する
分散化した国家は
縮小した市場の中で
喘ぎ
ざわめく
そのステージを経なければ
市場統合の意味するものを
肉体で知ることは
できない
執着を捨て去り
たましひ
の願いに叶う
プログラムされていた道を
見出すことができれば
経済的繁栄と
それによる安定的な平和状態とが
ひとまとめで
手に入る
民族の自決権の樹立
が目標となっている地域では
それが実現するまで
紛争の種は消えず
軋轢はより一層強まるばかり
葛藤が葛藤を生む
不毛な展開をとることは
歴史が教えるところ
学習はものの役に立たない
体験から得たものだけが
価値として
残される
遺伝子の融合が優性を生む確率を高めるとき
国際的な人の交流が
文化と言語の融合を
引き出す
国際結婚は当たり前となり
地上には
美女と美男の群れが
行き交う時代が
いつか
訪れる
いま世界のあちらこちらで
同時に起きている
帰属すべき場所
を巡るかけひきの問題は
一時的な混乱を経て
多くの犠牲の上に
一定の認識を
意識体の内部に
基礎づける
互いに融合することによって
争いごとの種が消える時代には
健全な認識が
自然に醸成され
合理と非合理の間の領域は
ひとのもつ
認識能力を判断するための
有力な素材となる
多数意見であることに合理性は宿らず
真実の裏付けなしに
平和の実現は図れない
正当性が担保されている意見なら
少数意見であったとしても
意志の糾合を引き起こす核
となる
知識はそのためにこそ
使われて然るべきもの
個人の能力を立証するための知識に
一切の価値はない
画一的な
学力偏重の
高い教育を受けてきた者ほど
思考力というものを無視する
その結果が
民主制度がいま陥っている
この現状なのだ
指導者の姿には
その事実が歴然として
映し出されている
誤った判断が
この国の現実をうみだした
それは多数派とその代表となった
選良たちが引き寄せた
困った事態
国の債務の総額が
短期間で巨大化してしまったのは
指導者たちの判断能力に
問題が
残されたまま
放置されていたからに他ならぬ
学力重視の教育は
知育の偏重を善として
思考力の涵養を
怠らせてきた
戦後の教育は
こうして
考える力のない指導者たちを
再生産する仕組みを形成させている
バブル経済の発生は
その段階で防圧することは
十分可能
また
バブルの崩壊では
軟着陸させる手段は
あまた残されていた
その後のデフレ経済へのシフトは
経済を知っていると自負してきた
半可通の仕業の果て
インフレへの転換を目指す
アベノミクスと呼ばれる新政策も
内需を拡大させる原動力とは
未だなり得ていない
270兆円に達する量的緩和は
あと半年で目標の通貨供給量に達する
この莫大な金額は
国家予算の三倍に相当する規模の流動性が
市中銀行に移された
ということを意味している
一年半でどのような変化が
日本経済に訪れたのか
ことの成否を占うには
十分なデータが
既に残されている
財政状態の悪化は一向に改善せず
国民は増税の圧力に
日夜苦しむことができるのみ
この状況こそ
知識を押し付けるだけ押し付けて
その使い方を授けてこなかったことによる
考えるための力を
急速に退化させ
国の運営を悉く失敗させ
国富を大量に失って
国民を圧殺する
時代を連れてきた当のそのもの
教育システムが招いたその結果は
国の現状となって
粗末な経過を
人々の目に映し出している
国民が権威に対して従順である時代に
国家は衰退する
累積債務の巨大さが
その何よりの証拠なのだ
国費を有効利用することができない政府に
国民をしあわせにする能力はない
見極めが必要な時に当たって
判断を急がない
不必要な変化を急ぎ
国家の基盤を曖昧なものにした
国が劣化しつづけていたのは
道理であろう
学力重視の傾向は
世界的な規模で
統一されようとしている
とまらない温暖化を眼前にしていながら
異常気象と凶暴化する自然災害に
為すすべもなく
ただ佇んでいる
遺伝子は進化することを目指す
知識は文明の基礎ではあるのだが
高い能力を
選抜するための手段へと
堕落させてしまった
高いコストで得た知識を
十全に活かすためには
応用する能力が
ひとに備わっていなければならない
そこで必要となるのが
思考力
学力は思考力があってはじめて
ものの役に立つ
能力は使おうとしなければ
すぐ衰える
問題の所在に気付かなければ
有効な対策を
導くということは
固よりできない
対立から平和状態が生まれることは
これからも
ない
相互を隔てる壁は
融合するための
反対命題という意味を持つ
市場の拡大は繁栄を導くが
その反対は貧困化を急がせて
闘争による奪い合いを招く
平和の糧は経済に他ならず
繁栄することが
その唯一残された最後の手段
満たされているものは
奪う必要を
一切もたない
与えることが
できるだけ