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こ と の 端

散文でロジックを
環境 経済 エネルギー 電気 教育 などの "E" に関するちょっと気になったこと

損 得 勘 定

2023-05-11 12:24:59 | Weblog
祇園精舎の鐘の声

諸行無常の響きあり

沙羅双樹の花の色

盛者必衰の理をあらはす

奢れる者久しからず

ただ春の夜の夢の如し

猛き人もつひには滅びぬ

ひとえに風の前の塵に同じ


猛きプーチン / 滅ぶプーチン


近々はじまる

ウクライナ軍による次の反転攻勢は

平家物語に擬えると

さしづめ源平の雌雄を決した

壇ノ浦の合戦の如きもの



去年秋の一斉反抗による

喪った領土奪還作戦の成功は

さながら

義経の鵯越に相当する

意表を衝いたアタック

歴史は

こうして

時代を超えて

繰り返す


その後

鎌倉幕府から室町幕府への変遷を経て

世相は下剋上の時代となり

乱戦の世に

一国一城の主

となった武将を多数輩出し

戦国の世となった


この混乱した時代に名を馳せ

独立し

求心力を備えた大名たちが

同盟関係を結び

安全保障体制を

相互に整えただけでなく

閨閥による結びつきをそこに加えて

防衛能力を高め

膠着した状態となったその一方で

信長 秀吉 家康 

などの抜きんでた才能が

再統一へと向かう

時代変遷の流れに乗り

江戸幕府による天下一統を果たし

徳川の歴代将軍が率いる

平和状態の下の安寧な統治下で

幕藩体制を固めてきた諸制度



それが生んだ独自の文化は

元禄の世に爛熟期を迎え

長い平穏な時代に

歴史に残る固有の文化

に磨きをかけた


その時代が長くつづいた

末に

黒船が来航する

という緊急事態に遭遇し

大政奉還を経て

天皇制に戻る

ための原理を発掘し

王政復古と形容された

再生プログラムを

ようやく果たした


明治維新とは

統治する側による

解釈の統一を目指した

時代の反転を示す

特異なリバーサル革命


国家神道に憑依した

明治新政府が

帝国主義体制を標榜し

欧米列強に伍する

近代国家の誕生を急いだ


世界に通用する優秀な官僚

の早期育成を急がざるを得なくなり

各地に帝国大学を一斉に創設した

現在の学歴主義の教育は

そこに胚胎して発展してきた制度

科挙と変わらぬ官僚登用制度が

現在の学歴社会

へと結びつけた途中の経過


民主主義の成否とは

教育の結果で定まる


知識があっても

知恵がない

問題の本質を見失った

自覚なき指導体制が

機運に乗じてやったこと


問題認識能力は育たない

多数派が正しい

という論理は

成り立たない

このためフィードバックが

かかっていない状態で

長いものに巻かれたまま

ずるずると引きずられていた


判断能力の著しい劣化は

批判精神の不在となって

世の中に反映される

権威主義者を蔓延らせ

問題解決能力を国民から

とりあげる


パンデミックと思い込んだのは

似非知識人たち

免疫は

抗原が抗体をつくりだすための

生命に宿るプログラム

解釈の錯誤に陥った文明社会は

ゼロコロナから

フルコロナの時代

へと遷移した

日本では未だにマスクした顔

が多数派だ

国が不必要と定めたことを

頑迷固陋な認識が

いまだにマスク生活する国民を

取り分け地方で

蔓延らせている


維新当時

天皇の権威を高からしめる目的で

仏教に帰依した

歴代天皇の再権威化

という運動が猖獗を極めた

廃仏毀釈がその代表だ

神仏習合へと復帰したものの

意識レベルの変化は窺えない


多数派が主導する体制は

民主主義から

本来の機能を取り去る


権威の復興を推し進めた

維新体制が

日本を被爆体験国へと

導いた


天皇の権威に依拠した

軍部の台頭

と専横を許し

日清日露の十年を挟んだ

二度の戦争で

たまさか勝利した経過を踏まえ

そのまま

大東亜戦争へと突入していった


その最終相となった第二次世界大戦

太平洋戦線と呼ばれた戦域は

本土決戦となる直前に

二度の原爆投下の被害を受けて

烏有に帰した


将来

ウクライナ侵攻に失敗したロシアが

どう変化するかは

誰にもわからない

混乱の世は

やがて鎮まり

過去は新時代の糧となる


中国共産党政権が

現代へと至る

一連のダイナミックな経過

を閲したのち

そこで一体何を学んだのか

ということが

次の時代を占うカギとなる


プーチン・ロシア独裁政権が

ウクライナへの独善的侵攻に踏み切り

中国共産党による全体主義政権が

一国両制を廃して

中華思想を賦活させたとき

台湾を糾合して

予ねて目論んでいた

祖国統一を果たす

のか

ということも

誰にもまだ

わからない


第一次世界大戦が

同盟関係のしがらみで

混沌化して収拾がつかなくなり

制御不能に陥って広がった

不毛な経過の上に

引き起こされた

最初の世界大戦となったのと

同じ理由で

安全保障体制の乱立を経て

勝手に多極分化していくと

対立関係を

際立たせ

第三次世界大戦へと

至る定めの蓋然性は

そのとき

ひときわ高まる


中露が西側諸国

を敵対視している姿勢を強めれば

危機はその状態を地表に残す


判断のカギは

メンツに拘ることに倦み

損得勘定のレベルで

循環しつづける場となった

輪のどこか

におそらく隠されている


戦端を開き

戦況をこじらせた

のは

サイコパスという精神障害

を授かって指導者となった

負の帝王唯一人

彼に従属した権威主義者

のすべて



戦闘を否応なしに

長引かせる理由

の肉付けに与った


第一世界大戦の終結

に寄与したのはスペイン風邪

このパンデミックが

戦争の無意味さ

当事国の底辺を成す

国民に気づかせた


そのタイミングでソ連が誕生し

70年後にロシアとなった

そのロシアが

第三次世界大戦を引き起こす

原因となることを

世界はいま

大いに危惧して

決断することを躊躇った


健全な認識と

それが導く正しい判断が

なにより

必要とされる時代となった


これこそが民主化の失敗

過渡期となった理由のひとつ






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不 可 解 々

2023-04-15 13:19:56 | Weblog
国連がいま

脱炭素を進める上で

有効だ

と認めている再生可能エネルギーが

CO2の排出削減を

どれほど

減らすことができていたのか

という数値を

誰もが一度も見たことはない


直流発電がふえたのだから

交流発電を減らした筈だ

という根拠不明の解釈が

温暖化防止に役立っている

ときめつけて

思い込んでいるからだ


直流電源が増えたからといって

交流電源の負担を減らせる

と思い込んでいた

電気に無知な知識人たちは

検証するステップを超越して

勝手な判断に基づいて

そう思い込んでいた


電力会社が輸入していた化石燃料の量

がこの措置で

その後どう移動したのか

ということは

確かめなければならない問題

であるとは誰も考えていなかった



直流出力で成り立っている発電装置を

世界中で増やしてきたのだから

交流出力の火力発電の稼働が

実際に減らした結果がどうだったのか

ということを調査した

という報告は一例も

存在していない


第三者が真相

を偏りのないまなこで

冷徹に確認するためには

地下資源の輸入量の推移を

数値実績が導いた結果である

データ

に基づいて確かめることが必要なのだ


事実関係の確認を

一貫してなおざりにしていたのだったから

有効性を検証することは

もっと早い段階で

進めることはできていたのだ


今からでも遅くはない

真実に気づくことがなければ

問題は延々として生き残り

問題のまま

の状態でありつづける


国連と脱炭素運動を支持している

世界中の政府の総ては

単独で

化石燃料をどれほど輸入削減できたのか

という達成値

を調査する程度のことは

97年暮れのCOP3

(京都議定書)の段階で

間違いなく成就していたはずだ

ところが

そんなことをした事例は

これまで皆無


再生可能エネルギーが

温暖化防止対策として

有効だといってきた国連自らが

脱炭素運動を推進

しなければならなくなったため

これまでの成果である

CO2削減実績を

数字で確認する必要性

について目を閉ざした


有効な対策を

何一つ打たなかったことで

無効に終わった対策は

世界規模の損失を積み上げたのだ

因果関係が曖昧なままであり

特定することが困難だったからである


これまでにとってきたものの

すべて

という過去からつづくその事実の鎖が

現在の脱炭素運動の世界展開



国連に実施させる

という圧力となって

最近になってから

どうやら作用したかに見える


この最初の転換となった経過は

パリ協定と呼ばれている

気候変動枠組み条約COP

が始まってから

今年で28年目となる

その間の経過期間に

世界が投じてきた

環境投資の一切は

烏有に帰した

とする認識となってやがて定まる


国連は過去の決定を

無批判に

是認しつづけ

未だに己が下した

決断が失敗だった

ということを認めることを避けている

脱炭素運動が

自らが下した過去の決断の所業

であった

ということから目をそらし

相変わらず

背を向けたままでいる


日本では太陽光付加金

という名目で

国民が毎月支払っている

電気代に上乗せしたものを

電力会社が

国に代わって取り立てている

ここに政府判断の誤り

が潜んでいる

という暗示が成り立っている


国連が脱炭素運動を

急がなければならなくなったほど

事態は既に切迫しているのだ

こうした事態に陥ったのは

確定している動かしがたい

事実


国連と世界中の指導体制が

温暖化防止名目で投じた資本

の総てが

何の役に立つこともなく

損失という科目へと分類され

無駄に捨てられていた

ということになったのだった


対策に託された有効性の不在

ということが

要するに

太陽光付加金という

電力会社が被った損失

を国が補填するために

国民が己の懐で

公平に負担するよう

政府が求めた

ということが

敢えて検証する必要性を

国民の権利意識から

排除した


交流電流と直流電流との違い

を知っている人であるのなら

再生可能エネルギーで

火力発電所の負担を減らす

ということなど不可能だ

ということくらい

一瞬で判断することはできていた


交流と直流の違いを持つ二種類の電流

がもつ夫々の違いについて

説明できる人が

指導体制の中に

一人でもいたのであれば

このような無駄な投資で

貧困化を加速しながら

脱炭素運動を無批判に支援する

などという悪業など

発生する筈のないことなのだ


四半世紀以上の時間をかけて

無駄な投資とそれによる損失の山

を築いて国富を大量に失っていながら

国民に貧困生活を強いて

なお平然としている

ということなど

為政者の資質として

あるべからざるもの

と言わなければならない


再生可能エネルギーを

検証抜きの専断で普及させ

増設し続けてきたのだったから

石油の輸入量は

応分に

減っていなければならなかった


地下資源の輸入を減らすことが

できていたのが事実なら

輸入を減らした分の資本を

国民に還元する程度のことは

問題なくできていなければならない


国が再生可能エネルギーの導入実績

に基づいた

投資効果の実績を確認した

とする事実に関する記録は

どこにもない


国連に追随してきたCOP加盟のすべての国は

おしなべて貴重な国富を

うち揃って失ってしまうこととなり

貧困の淵に

一斉に沈み込む

ということしかできなかった


安定していた国際経済は

その後安定状態を失って

経済的なひっ迫という状況が

テロリストを世界各地で

再生産する

というサイクルを生み出した


環境対策に実効を認めた事実

はどこにもなく

気候変動はこうした経過を閲していながら

気候危機へと向かう道を

速度を落とすことなく

ひたすら一途に高めていた


世界中の知識人が

国連が発した言説を

疑うことなくそのまま受け容れ

率先して殻らの言いなりになったうえ

間接情報を一方的に取り込んで

洗脳状態に陥っていた

という事実

に今以て気づかない


民主主義という制度は

多数勢力の意志

を反映してはじめて成り立つ

という仕組みで作られた制度である


多数派が洗脳状態に陥って

個別の判断を集団的に誤ったとき

世界は狂い始める

ようになってゆくのだ


中国では共産党が

統治する集団指導体制で

十億人を遥かに超える勢力が

一致して覇権主義的全体主義へと

傾倒するようになっている


ロシアでは判断能力を喪った独裁者が

ウクライナで大量殺人を

正当化するための理由を積み上げて

熱心に戦争犯罪を

糊塗しようと腐心する

そんな時代が出現したのだ


ミャンマーでは軍事政権が独善を貫き

国民の多数成分を

総体的に少数勢力となった国軍が

武力で多数派を支配する

という構図を定着させて

既に二年が過ぎた


この軍事クーデターは

21年2月のことであり

ロシアによる軍事侵攻は

22年2月のことだった

国連はどちらの事態にも

即応することができていなかった


気候危機に対応する措置

として世界中を巻き込んだ

脱炭素運動は

京都議定書から数えると

丸25年を経てはじめて

CO2削減を見限って

脱炭素へと舵をきったのだ

そのとき既に21年が経過していた


検証と確認を権威が怠っていた

ということが

多くの不具合を

地表にもたらしたのだ


多数派勢力を

健全な判断へと

誘導するためには

権威主義による洗脳

という方法が手っ取り早い


権威主義者というものは

力を尊び弄ぶ勢力を

必然的に生みだす


多数派が健全な思考力を維持し

判断能力を担保する知恵

を示してみせることによって

権威による不作為の誘導を

避けることができるだろう


学歴重視の教育制度の変容は

その意味で

有害でありかつ無益であった


知識の量的拡大のみを専ら急ぎ

深く考えるための時間を惜しむ


教育の高度化という変革は

この前提の上で

成り立っていたことだった


こうして多数派勢力は

判断力を自覚なく失っていながら

その事実の持つ意味を悟ることなく

時の経過と共に

袋小路へと

じわじわ

追い詰められていったことが

民主主義の劣化となって

その正体を俄かに

顕した


これに加えて中台間の問題である

両岸関係の改善を

国連の対応ぶりに鑑みた中国が

頓着なしに

アメリカの警戒心を刺激する

海軍力の増強をきっかけとする

米中間の経済対立を

より一層深刻化させるよう

謀ってきたことは否定できない


そのタイミングで

ロシアによるウクライナ侵攻

が起きたのだった


一連の経緯にみられる

そこに共通する成分は

権威主義というその一点

に集約できる


権威が判断を誤ったとき

不具合の種が世界中へと

一斉に

まき散らされることになる
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思 考 錯 誤

2023-01-02 15:35:58 | Weblog
再生電源が地下資源の消費を減らした

とする事実はどこにもない

80年代半場頃頃から

現在までほぼ半世紀にわたって

CO2削減効果など

ゼロだったからである

業を煮やした国連は

脱炭素運動へと先年

急遽切り替えた


再生可能エネルギーは

直流電源としてでなければ

ひとの役にたつ

ことはできない


交流電源は

互いに逆方向へと流れる

二つの異なった電流を

一定の周期で

常時生み出すためのもの

であるからだ


この理由が電流を止められないもの

にしていた

当然貯めて置くことも

できない


どんなに直流電源が

世界中で増えたとしても

電力会社は

火力発電所の燃焼炉を

止めてしまうことが

まったくできない


それは周波数がゼロになる

ということであるからだ

50ヘルツの交流周波数は

右へと向かう電流と

左へと向かう別の電流が

毎秒50回

精密に入れ替わっていることで

50ヘルツの交流電流が

恒常的に生み出せるからである

交流波形はこの周期を

波の形で表現する

波の形の連続体を

水平線で真横へと切ったとき

上に位置する

山型のふくらみが

右向きの電流となっているとき

下の谷型のへこんだところは

左向きに流れる反対の電流となっている


これが交流電流をACと呼ばせている

その理由

Aとはオルタナティブ(もう一つの)であり

Cはカレント(電流)のことである


切り替わるための周期が

わずかでも狂うと

異なった電流同士の接触がおき

それは発火を伴う異変

となって現れる

所謂ショートした状態

がこれである

この現象は危険の予告であり

最終相としての火災を

報せているということなのだ

このため国は

周波数の徹底的な管理を

厳密に実施するよう

電力業界に義務付けた


このため再生電源がどんなに増えたとしても

発電機の回転数を

消すこともできなければ

減らすこともできなくなっていた

のだ


地下資源の輸入量が

ちっとも減っていなかったのは

指導体制が交流電流について

まったく理解していなかったからだった


国連が再生電源を増やせば

温暖化が止まる

と勝手に判断していたのは

交流と直流の違い

を知らなかったからにほかならない

この認識の錯誤が仇となり

CO2の排出削減を

国連が主導して

0%へと減らす

という脱炭素運動を

世界中で一斉に展開する

という事態を自ら招いた


直流と交流を弁別する意味を

国連のみならず

世界中の知識人たちが

悉く考慮していなかった


電力業界が秘密主義に

閉じこもってしまっていた

ということが国民に正しい情報が

伝わらなくさせていたのだ

こうして脱炭素運動

という果てしのない

意味のないCO2

削減競争が

2022年から正式にはじまった


折悪しく

この年にロシアによる侵略が実施され

世界中がエネルギー資源の確保に

奔らざるを得なくなっていた


天然ガスのパイプラインによる供給が

ロシアによって制限されたのだが

温室効果ガスによる

大気圏内の温度上昇は

下火となる見通しが

この段階で生じたといえるだろう


何故なら

大気圏の温度上昇に関わっているのは

火力発電所が生んだ熱水蒸気

というものであったからである


大出力の発電所のすべては

蒸気発電という方法で

交流電流を

間断なく

生みだしている

原発も同じである

回転運動量が違っていた

だけの違いが圧縮熱

の上昇を半減させた

磁極を倍にしたことで

運動量が減ったからだった

つまり

磁場変化の割合は

これにより安定し

周波数は定まった


100℃で気化した蒸気に

高い圧力をかけ

重い蒸気タービンを高速で回転させる

ためには

蒸気に高い圧力をかければよい

それはヒートポンプ効果となって

蒸気の熱を高くした


蒸気を高圧化すると

圧縮熱をその身に纏うのだ

燃焼炉の熱は火力発電の場合

300℃近くまで高められ

排煙筒からでた蒸気は

大気圏を昇って高層域へと達する

雲のとなって密度をあげた

高温の熱水蒸気は

こうして大気圏の温度を

高めつづける


大気圏を熱水蒸気が昇ってゆくとき

位置エネルギーまでも身に着ける

これが後の破壊エネルギーとなったとき

洪水や山崩れとなって

人命を奪うのだ


高温の熱水蒸気に

位置エネルギーが加わると

自然災害の規模を

一挙に巨大なものにする


降水量の増加による

洪水という名の自然破壊が

世界中で頻発するようになっていき

上空に達した上昇気流が反転し

高気圧となって乾いた空気を

地表へと圧しつける


水分を失った下降気流が

乾いた空気をつくりだす

地表を乾燥させているのは

低気圧だった上昇気流が

反転して下降気流となった

高気圧が行ったことなのだ


これが山火事の多発となって

世界中で観測される事態を生んだ


CO2に水素はまったく含まれず

降水量の増加に関わることはできない

質量は空気より50%も重いため

大気圏を昇っていくことが

まったくできなくない


このときから

世界中が事実を無視しつづけてきていたのだ

国連が犯した

科学に対する根源的で

壮大な無知による判断の過り

という罪が成り立っていた


蒸気の質量は空気より40%軽いため

地表の熱を奪って

上空へと運び上げることが

難なくできていた

所謂気化熱がこれである


この質量の違いに

世界中の知識人と国連の高等文官たちは

悉く気づかずにいる


国連は温暖化に関する限り

明らかに無知であり

この上なく無能であった


分子の重さを調べるには

アボガドロ定数が既に与えられていたことから

これに気づかなかった国連の判断

が錯誤の結果であったことは明らかだ

だが

誰一人

この事実を

指摘したことは

なかった


国連が権威化していたことと

知識階級が連動して

世界規模でスノッブ化した

ということが

止まらない温暖化を

地表へと定着させた

錯誤と知らずに

誤謬を同時進行させていたのは

知識階級の罪なのだ

気候変動が発生したのは

科学的知識が正しくなかった

からだった

対策としてきた削減実施項目の総てに

効果はなかった

これが気候変動を

気候危機へと変えさせた


日本政府は国民に

再生エネ付加金を課すこととなったため

電力会社に

国民から取り立てることを

許した(託した)

この事実は

永遠に消せない記録となった


無知こそは

無恥の親
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欲 望 の 果 (序)

2022-06-21 14:40:01 | Weblog
敵対する国家間には

常に

緊張と緩和

が介在する関係が

成り立っている


対立する項目が複数あって

それが次第に募っていくと

有事に対する準備

を迫まるのだ


最悪の事態を考慮して

おかなければならない

という訳だ


不測の事態に備えて

対策の中のいくつかを

機敏にとれるよう

当事国の指導体制は

即応大勢へのシフトを

実行せざるを得なくなる

外部要因が加わったとき
 
変化のきっかけ

が与えられることとなる

つまり

望ましからざるなにか



そこで

粛然としておきるのだ


戦争というものは

強迫神経症に陥った指導者

によって始められる

という見えない要素で括る

ことができるもの


その裏には

同じ宿痾の病

初期症状の

臆病風に冒された

大勢の

国民がひしめている

その原因となっているのが

無批判という

権威主義が生みだす

悪寒発熱のような前駆症状

威厳のある組織

またはカリスマが発した

直接間接の諸情報

をそのまま受け容れていた

その酬いが

後で国民すべてを

苦しめることになる


プーチンを戴くロシアの場合

権威であると同時に

サイコパスでもあった

ということが

状況を執拗にこじらせた


誤った指導体制の判断

の下で自覚のない

第一次世界大戦で破れたドイツが

巨額の賠償金を支払わざるを得なくなり

それが後のハイパーインフレ

へと繋がったことによって

第二次世界大戦となって

現出するという経過と

その後の結果を確定させた


その敗戦の結果として

戦後の賠償責任が発生し

復興期のドイツ国民に

巨大な心的外傷ストレスとなって

のし掛かったことによって

内圧となり

解放される時の到来を

耐え忍びつつ

待っていた

という生理的な背景

のあることを忘れてはならない


そのタイミングで登場した

カリスマとなった

のがヒットラーだった


ナチスという政治結社が

政党として認められたのは

共産党と対峙するための

新しい対立軸

が必要となっていたところに

第三勢力を率いるに足る

指導力をもった総統という名の登場を

ドイツ国民は心待ちにしていたのだった


混乱した時代と

鬱屈していた国民とが

当時の世情の根柢を形成していたところに

折よくカリスマとしての資質

を備えた前大戦で伍長であった男が

突如としてあらわれた


国民は時代の変革者としての役割

をその男に託し

強く期待するようになっていき

敗戦後の暗い時代に於ける

一縷の光明を

そのカリスマに求めた


高名な哲学者であるハイデッガーでさえ

ナチに希望の光を見いだしていたほどだ

その後の経過は歴史に詳しい


時代はくだり

そして今年

プーチンというカリスマが

91年クリスマスで自己崩壊したソ連

が蒙った暗い時代の雲

を追い払い

ロシアを再興して

世界に冠たるエネルギー大国へと

導いて変身させた


ロシアの国民が狂喜して

強く支持するようになったのは

当然のなりゆきだった


ウクライナがロシアから

突然侵略を受けたのは

ナチが辿ってきた道の轍を

そっくりなぞったという印象

を世界に与えた


プーチンに対する支持率は

異常なほど高くなっている

というのは

辛くて暗いあの過去が

あったからに他なるまい


プーチンの侵略戦争の大義名分が

ネオナチを掃討して

ウクライナに図らずも併合されてしまった

かつての領土を

奪い返すということにあったのだ

それが2014年のクリミア併合

ちう侵攻作戦の成功だった


これが後のロシア衰退の

変節点となって

負の変化を

ロシアの帝国主義的覇権主義

へと繋がってゆくこととなる
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核 抑 止 力

2022-03-12 06:05:57 | Weblog
文明が犯した二大迷妄の一つ

である核抑止力

として世界がこぞって信仰

してきたその秘められた

巨大な破壊圧という

ポテンシャルは

安全を保障するものとして

これまで百年以上に亘って

人類が共有する重要な価値

の一つとなっていた


だがたった一人の

狂った指導者が

エゴに執着したときを境にして

平和抑止力でもある

という対蹠した概念

へと変貌させてしまったようだ


国際社会はこの時から

有効な手段となる方途

をついに見失い

確証の無い未来

を生きなければならなくなった


核抑止力を信仰の対象として

崇め奉ってきた

その他の指導者たちすべては

それが平和を否定するために

使われることなど

一顧だにしていなかった


2022年二月

アメリカの情報力によって

追いつめられたその末に

狂気 

へと至る道の門

をこじあける行為

を文明は簡単に許したのだった


核兵器にしがみついてきた

これまで営々として積み上げてきた

文明の過去の成果を

追いつめられた末の狂気で

意思表示するに至らしめた

その経過の記録が

一斉に呪うべき事態

を出来させた

その経緯を忘れ去ってはならない


E=MC2

を導いた明敏な覚醒が

欲望と不安心理とに結びついたとき

それを使った武装闘争

に備えようとする動因が

一斉に遅滞なく

ハタラいた


どのような正当と思われる理由があるにせよ

使い方に制約条件を失った核兵器を

制御することがまったくできない

という事実を文明は

欲の深い愚かな

狂気したたったひとりの

指導者によって

認識の過ちを

想定外のタイミングで

唐突に知らされて慄いた


文明社会は健全化する道

を一瞬で見失い

打つ手なく

切歯扼腕しながら

佇立して

ただ眺めている

ことしかできなくなった


核抑止力という概念は

共同幻想に過ぎなかった

経済封鎖を解くための条件

として核の放棄

を設定することが

文明が生き残るための

最大の義務となる


経済成長を重要視する以上

役に立たない核兵器

の保有コストは

安全保障から

経済活力の劣化喪失

へと

ただ単に結びつく

だけのもの


環境復元を可能にする

新電源の供給者は

未来型の電源システムを

核保有国に供与してはならない

というのはこの理由があることによる


核廃絶を急ぐなら

環境電源の開発



こそ寧ろ急ぐべきなのだ

核兵器の拡散

という事態こそ

人類が抱くに至った

最大の危機だった

ということなのだ

CO2と核抑止力という

並立した壮大な迷妄に

これまでまったく気付かずにいた文明は

覚醒する直前の

暁闇に達した


※CO2が空気より重いガスであるという事実は、固体となったドライアイスが気化したとき、白煙を地に這わせることを経験からよく知っている。つまり空気より重いものは、大気圏を上昇する能力を発揮できない。空気より五割も重い温室効果ガスCO2は、大気圏へと熱を運びあげることが不可能なのだ。この単純な事実さえ見失っている程、文明が陥っている二大迷妄は昏くて深い。

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虚 ろ の 知

2021-12-12 09:51:22 | Weblog
火力発電とそれによる

長距離高圧送電という

既によく馴染んだ

世界的なその方式は

100℃で飽和する水

を熱して蒸気をつくり

できた温室効果ガスを圧縮することで

重い蒸気タービンを回転させる

動力となって文明に寄与している


できた蒸気を

地下資源の燃焼で更に圧縮し

発電装置に高圧蒸気をふきつけ

発電機を高速で回転させている

毎分三千回転させたとき

50ヘルツの交流ができ

毎秒60回転させると

3600回転して

60ヘルツの交流電流が生み出せる


磁極が二つある火力発電と

それを四つもつ原発とでは

回転数に二倍の差ができる

廃熱の温度はそこで異なる

だが周波数はかわらない



廃熱が低ければ低いほど

温室効果はより弱まる

そのためには

磁極を増やしさえすればよい

回転数は違っても

磁場を変化させているその量

は変わらない

周波数が統一できている理由は

そこにある


熱源である化石燃料が

メタンを含む炭化水素CH4

であることから

空気中の酸素と結びついたとき

CO2が生まれると同時に

熱い水蒸気も

同時に

創りだしていた


自然界に存在していなかった

大量の人工的に作られたこの水が

蒸気となったとき

最大の温室効果ガスとなる


地下資源を燃やせば燃やすほど

降水量を増やすこととなり

勝手に高まる一方となり

安定的に推移する

水蒸気は空気より軽いため

熱を上空へと運びあげる過程で

周辺の温度を高め続ける

空気圏でおきた熱の移動と

注層域での安定的滞留

という変化が

大気圏低層部で温暖化を生み出していた


空へと昇った水蒸気は

そこに集まったとき雲となる

その集積密度が高まって

異常な降水量の増加

を引き起こす


メタンを多く含む天然ガスが

炭素を多く含む石炭石油より

環境に良い

という独断に過ぎない理解

が広まったことにより

天然ガスへのシフトが

当時一斉に起きたのだ

90年代に入ってすぐのことだった


この頃から異常な規模

の雨が降るようになり

洪水を多発させて

執拗な自然災害を生みだした


その後原発の爆発が起き

以来火力発電へ

と一斉にシフトした


この変化もまた

水蒸気の密度を高めたため

気化熱を空気圏で滞留させ

気候変動と呼ばれる変化

を必然的に加速した


世間が信じているCO2の温室効果は

それが空気より五割も重いものだったため

大気圏へと上昇する能力はなく

海水を温めて

低気圧を発生させる機序となる

ところが温室効果ガスである

CO2を減らせば温暖化が止まる

という誤った理解が

一世を風靡するようになったため

根拠を確かめないまま

脱炭素運動へと一方的に広がった


水蒸気は2000℃を超えて高まり

原発の頑丈な建屋で圧縮されたことにより

水の熱分解を惹起した挙句の果てに

ついに水素爆発という結果を

引き起こすに至ったのだった

洪水の被害が

俄かに増えるようになったのは

その後になってからのごと


1980年代中ごろから

温暖化現象に対する懸念が

同時進行で盛り上がり

CO2の濃度増加がその原因だ

とする風説が俄かに高まった

COP3京都議定書の批准成立

へと結びついたのは97年暮れだった


世界中の知識人たちは

比重の違いを考慮しないまま

空気より重いCO2が

大気圏内で温室効果を発揮している

という不正な認識を

善と信じて拡散させた


こうして温暖化は止まらないものと成り

損失と時間の浪費を

徒に堆く積み上げた

そして登場したのが

脱炭素運動というものだった

これがお門違いであることを

世界はまだ悟れない


物理法則に従えば

空気より軽い水蒸気は上昇し

重いCO2は下降する

二種類の主要な温室効果ガスは

燃焼後上下方向へと

それぞれ一斉に分かれる


取り訳け

水に溶け易い

というCO2がもつその性質は

着水してすぐ

熱を海水に移して

自らは水和して炭酸化し

生石灰や消石灰などの炭酸カルシウム

となって最終的に炭素循環

を成立させることとなる


このメカニズムが分かっているなら

温暖化を止めるには

水蒸気の発生量を減らせばよい

ということに気付くだろう


事実関係の確認を

世界中で一度も行っていなかったのだ

アボガドロ数を比べるだけのことで

真相を究明することはできていた

知識階級の怠慢

と言わざるを得ない


交流電流の基礎的な条件とは

周波数を絶対に必要とする

というその点にある

周波数とはNとSからなる磁極の切り替え

が安定的に維持されているかどうか

という要因で決定される


交流電源から周波数を除いたら

それは磁場変化の無い

流れていない

静電気となっている

これを貯めておくことで

直流電源を生み出せる


周波数変動がある交流電流は

品質に抜き難い欠陥を残す

このため発電しても

使い物にならない電流を増やすのみ

電源の回転数で決まる周波数が

不安定化してしまうと

電力の品位はたちまち堕落し

無駄の原因をただ増やす


このため太陽光付加金が

CO2削減に寄与した

という事実はどこもない

国民は無駄な費用である

太陽光付加金を

電力会社に支払うよう強制され

再生可能エネルギーの供給業者

を意味もなく温存し

延命救恤していたというだけのことなのだ


周波数で成り立っている交流電流は

こうした理由で

止まっていることがそもそもできない

貯めておくこともまたできない

この理由で化石燃料の大量消費が

長期間維持されている時代が永く続き

ついにここまで悪化したという訳だ


このため太陽光発電や

風力発電が世界中に広まったとしても

地下資源をたゆまずに

燃やし続けていなければ

ならなくなっていたということだった


火力発電方式が維持されている限り

地下資源を絶えず

燃やし続けていなければならない


CO2を減らすことなど

はじめから不可能

なことだったのだ

再生可能エネルギーでは

何の解決も導けない

ということに

文明は未だ気づかない


交流電流に関する基礎的な知識

を誰ももっていなかったからだった

電力会社が情報の公開を

意図的に避けていた

ということが秘密主義を

業界に蔓延らせた原因となっている

交流と直流の違いを

誰も弁別できていなかった

この事実の持つ意味は

実に巨大だ


周波数が不在なら

交流電流を生みだすことは

固よりできない

交流が必要となっていたのは

電圧の変更が

任意かつ自在にできたからなのだ


長距離送電を維持するためには

電流損失を減らすことが

できるようになっていなければ

長距離送電は

損失の淵源でしかないのだ

そこで求められるようになったのが

交流電力という解決策であったのだ

十九世紀末期のことである


CO2がこれまで

まったく減っていなかったのは

蒸気発電を前提とする

交流送電を世界中で

実施していたからに他ならない


交流電源の登場は

送電途上で発生する電流損失を

減らす能力があったことによる

電力が電流と電圧の積

であることを知っていたなら

高圧化することで

電流値を引き下げのは

とても簡単なこと


減圧する際には

減らした電流を元の状態へと

すぐに戻せる

それどころか増やすことさえ

繰り返すことができるのだ

低圧の配電系統が

それを円滑に現にやっている


電流値が低ければ

送電途上で熱となる電流損失を

大きく減らすことができる

そこで生じる経済効果が

文明の発展に寄与したのだったが

温室効果ガスがもつ

それぞれの比重の違い

があることに

誰一人気付かなかった


知識人たち全員が

温暖化を止まらなくしたのみならず

気候変動を気候危機へと

自覚なく

善と信じて自ら高めた

という経過が現代史

へとこうしてしかと残された


周波数を安定的に維持しておくためには

発電機の回転数が

常時安定していなければならない

そのために蒸気に高い圧力をかけ

重い発電タービンを

高圧の熱水蒸気で

高で回転させる義務

が電力会社に与えられていたのであった


その過程で圧縮熱をより高め

随伴現象として

温室効果ガスの温度を

一入高めめるというサイクル

を世界中に定着させた


交流電流による長距離高圧送電という方式は

電流損失を減らして

電力会社の経営を支援するための

最善の措置だったのだ


再生可能エネルギーを導入すれば

家庭の電力負担は応分に減る

だが

発電所が生みだしている温室効果ガス

つまりCO2と水蒸気の双方が

却って高まってしまう

ということになっていた


この錯誤に

文明が気付くことができない限り

気候変動は永遠に

止まらない


CO2は空気より重い


この単純な理由で

脱炭素運動はまたしても

無効のままとなり

気候変動を逆に

却ってこじらせた


大気圏内に留まっていることが

できないCO2の大気中濃度は

たった400ppm(0,04%)でしかなく

残留しているCO2は

大気圏内にあるのは0,04%でしか

なかった

年間最大で600億トンものCO2の

残りの99、5%弱が

消えてしまっていたのである

個の謎を解くことができない限り

有効な対策を講じることは

不可能


残留濃度が004%強しか

残されていなかったという現実は

この事情が与えていたのだ


空気より四割軽い水蒸気は

熱せられた海面から

日頃 常時発生しているものなのだ

発電所やボイラー

天然ガスの燃焼からも

大量に生みだされている

ということが問題となっている


燃焼の酸化作用で酸素を取り込むため

炭素の酸化物であるCO2が一つできると

その二倍となる量の水

2H2Oが作られるのだ


燃焼炉が気候変動の反応場

となっている限り

水素酸化物である水は

気化して

熱水蒸気へと変りつづける


この高温の熱水蒸気が

大気圏内の温度を常時保持し

気化熱として

絶えず上空へと運び上げている

その過程で生じたのが温暖化現象

だったということなのだ


洪水などの自然災害の原因も

水からできた大量の水蒸気であった

家庭用のガスを燃やしても

メタンの中の水素が燃えて

水のガス化が起きていた

これが温室効果ガスの比率を

人口密集地の上空で

最大化することともなっていた


人口稠密な地域の上空では

常に高濃度の温室効果ガス

である水蒸気が

熱を上方向へと移動させている


蒸し暑さは湿度の高さが原因だった

この事実を

忘れ去ってはならない

世界中の知識階級が

交流電流について無知だった

というそのことが

気候変動を気候危機へと

変えさせたのだ


炭化水素の熱反応と

交流電流を生みだす原理

となった誘導法則を知らない

世界中の似非知識人のすべて



この現状をこぞって生み出していた

ということになるだろう

思考力の不在が生み出したのが

温暖化と気候変動

だったということなのだ
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穴 ふ た つ

2021-10-13 13:52:21 | Weblog
マジョリティが狂信状態で

不正な幻影に囚われたとき

民主主義という制度は

劣化して

ついには死ぬ


民主制度を否定するのは

社会の劣化とそれが生む

不安定状態の

出現と定着なのだ


多数派が判断を誤ったとき

民主主義という制度は

崩壊へと至る道を歩み始める

誤謬に裏打ちされた

不健全な判断は

真実を遠ざける

増長しやがて

世界中へと蔓延してゆく

少数派が誤謬

をそれと指摘しなければ

多数派は責任をとらないまま

失敗の極点へと

まっしぐら

不具合が生じても

だれもその理由を

理解することができない

盲信状態に陥っているからだ


最悪の経過と結果を

多数派が同時に生みだす

これが民主主義の本質なのだ

状況を改善させたことは

かつてなく

ひたすら劣化してゆく

だけの社会を

止めることすらできずにいる


経過の初期にでる変化

は連立政権の成立

という状況だ

少数派の集合

でなりたっている多数派

というものは

砂上の楼閣であることから

離れられない

判断の誤りを悟ったところで

所詮は少数派であるため

多数意見を集約する能力が

欠けていてどこにもない


指導体制に責任をとせたことなど

一度もない

それが少数派の本質的欠陥

なのである

問題の解決を有耶無耶にしたまま

追求せずに諦めて

最終的に無罪放免とする経過

の負健全性を

理解することができない

バブル経済を潰した主体

となった与党政府を

与党連合が批判した事実

すら存在しなかったのだ


中小企業経営者を自死へと追い込み

少子高齢化を急がせて

雇用条件の強制的偏向を

民間企業に促した

就職氷河期を

避けることができなかった階層

は三十年後のいま

経済を牽引する中心勢力として

貧困状態を強いられている

与党政府の判断の失敗

を指摘した事実は

一例も存在しない

これは批判精神の欠如

という状態を

如実に物語っていたのである


多数派と少数派の双方が

明日は我が身

とそう心得ているため

他方の失敗を

追い詰める行為を避けたがる

相身互い

ということになるからだ


このように

フィードバックがかからないシステム

というものは

当事者から学習する機会を奪い去り

状況を悪化させるのみ

となる経過を

一方的に突き進む

これ以外の道を

知らずに過ごすことしか

できない

このため改善することが

一向にできなかったのだった


気候変動をこれほど長期間

まったく止められずにいる

世界中の知識人たち全員が

権威主義を奉じて

己の錯誤を顧みなかった


ちっとも減らないままのCO2に

業を煮やして

削減目標をひたすら

高め続けることしか

できなくなっていたからだ


温暖化に関する抑止効果が

まったく生みだされていなかった

という寒い現実の到来は

蓋し当然のこと


空気よりはるかに重いCO2は

空気層を超えて

大気圏を上昇することが

即ちできない

大気圏内のCO2

を示す400ppmとは

航空機のエンジンから

吐き出されたもの以外

には考えられないものなのだ


大気圏は空気層から上の

成層圏までの広大な領域であり

地表15km

一万五千メートルあたりが

成層圏と大気圏

との境界線となっている


温室効果ガスで最も軽いメタン

は地表25km付近にまで上昇し

そこで屯している状態にある

このため

大気圏に熱を与えていない

ことは言うまでもないことだ


世界が目の敵にしているCO2

は空気より150%も重いため

最終的に地表へと落下する

ことしかできない


落ちたところに水があれば

熱を水面に移して水和する

石灰質へと代わり

珊瑚や貝の成分として再利用され

石灰岩となって隆起したとき

崖やカルスト台地

鍾乳洞などを形成して

過去の時代が海だった

という証拠として

後代の人類に着けるのだ

それはCO2の性質

であるからだ


海面の熱は

温度が上昇し続けており

台風が発生する海域を

このところ変化させている


メタンは最も軽い温室効果ガス

成分の一つである炭素は

燃焼の酸化作用で酸素と結びつき

重い炭素化合物となる定め

もう一つの成分となっている水素は

燃えて酸素と結びつき

気体の水である水蒸気となって

上空へと立ち昇る


この反応はそれぞれが内包する

原子の重さで

その後の振る舞いを方向づけた


水素の原子番号は1で最も軽く

炭素のそれは6である

酸素は8であるため

原始状態で最も重い

原子番号は原子核の数と同義で

それが重さの指標となっている


メタンはCH4であり

炭素の6と水素の1が四つある

合計すると10個の原子核からできている

中性子も同量あるのだが

ここでは要素化しないことにした

メタンの質量は10個の原子核

が作り出した重さを示す


次に軽いのが水蒸気つまりH2O

二つある水素原子と一つの酸素原子

を合計すると

原子の数で12個となり

メタンより原子核の数で

二個少ない

CO2なら

原子番号6の炭素と

原子番号8の酸素が二つとなり

6+8+8で22と最も重い


空気は窒素78%と酸素21%であるため

原子番号7の窒素と原子番号8の酸素の合計

である15個分の重さとなる

CO2が22個の原子核数であり

H2Oが12個の原子核数となっている

概算でこれほど大きな違いが

化合物の質量の差を生みだした


正確に知りたいのなら

アボガドロ数を割り出し

比較対照することで

それぞれの比重の違いを

検証することができる


要するに空気より重いCO2は

空気圏の上層である

大気圏へと昇ってゆくことが

本質的に不可能だったのだ


ところがすべての知識人が

この比重の違いを見失っていた


温暖化は空気圏の出来事なのだが

温室効果ガスの能力は

その行く先ごとに異なっている

この部分の要素化が

国連の認識から

そっくり抜け落ちていた


こうして多数派が

温室効果ガスの本質を見失い

CO2の排出削減に務めれば

温暖化は防止できる

とそう思い込んでしまったのだった


多数派どころか

全員が判断を誤っていた

ということが

温暖化をとまらないものにした


世界を不安定化させたのは

CO2だけではなく

世界中で多くの対立項を

つぎつぎに生みだし続ける

きっかけとなって作用した

地下資源の移動と燃焼

そしてそれを可能にした

決済通貨としてのドルなのだ


ブレグジットがEUの結束に罅をいれ

ついにはガソリンを運ぶ

タンクローリーのドライバーを排除し

燃料不足を生みだして

重大な社会的混乱を引き起こした

養豚業の労働者不足も引き起こし

豚肉の価格上昇を

これから引き起こすことになっている


難民の急増が社会の安定性を損ない

極右勢力の台頭とポピュリズムを

欧州全域で生みだしてもいた


多数派が惹起した混乱は

市場経済に悪影響を及ぼし

地下資源を決済するための通貨

となった機軸通貨としてのドルが

過剰流動性となって

世界市場全域に滞留し

08年にリーマンショックを引き起こした


その直前にドル余り現象が

中国を世界第二位の経済大国へと

僅か三年で押し上げていただけでなく

過剰流動性を持て余した中国の上位階級が

世界中でドルによる爆買い

を引き起こす事態さえ生みだした

過去の事実は記憶にまだ新しい


多数派が凡庸であるとき

世界は混乱を極める

これは問題認識能力に基づいた

揺り戻しという意味をもち

壮大な変化を生みだす

最初の動因として

機能するものとなる


要は思考力の問題なのだ

民主主義の成否を決めるのは

教育の成否

であるに他ならない

だが教育が権威主義化して

学歴主義へと奔ったために

権威を信じて疑わない

多数派が跋扈することとなり

民主主義と資本主義を

無批判な姿勢で追い詰める

ようになった

現状の拙さにこそ

学ぶための教科書

の役割が隠されている


劣化した民主主義の後にくるものとは

いったい何なのだろうか

人類に用意されている墓穴は

二つあるのだ

健全な判断をくだすことのみが

生き残るための最後の道




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自 然 災 害

2021-07-30 15:34:35 | Weblog
降水量が年ごとに

急増してしまうようになり

被害を高めるという経過が

すっかり定着した

かのようにみえている


増えた降水量はその後

減らないまま被害の規模を

高めつづけるようになっていた


そのきっかけとなったのは

2011年の梅雨の頃


理由は原発が引き起こした

水素爆発というものだった

爾来毎年のように

日本の何処かで

降水量の異常な増加が頻発し

自然災害による被害者を

生み出し続ける

という変化を

引き起こす時代が

とうとうここまで

やってきた


この年の三月11日には

東日本大震災が発生し

東北から関東の沿岸部の全域に

大津波が押し寄せる

という大惨事を引き起こしていた


津波の襲来で

東電の原子力発電所では

続けざまに水素爆発を引き起こし

日本中の原子力発電所を

一斉に停止させる

という結果を生んだ


この原発の一斉停止

という変化を受けて

休止していた火力発電所までが

再起動せざるを得なくなり

日本の電力供給は

火力発電所がその殆どを

賄うという状況へと

追い込まれてしまったのだった


火力発電所は天然ガスと石炭が

発電するための地下資源

として長年利用されていた


天然ガスの消費量はこの年以降

急激に増加し続ける

という展開を見せていた


この天然ガスの定量燃焼

が人工的な水蒸気を

大量生産していたその起源

この事実について

前回の記事で言及した記録

が残っている


天然ガスの主成分であるメタンCH4を

燃やすと

これまで自然界になかった

高温の熱水蒸気が

大気圏の低層部である

空気圏へと大量に放出されることとなる


この人工的に作られた熱水蒸気が

燃焼炉の中でガス化して

熱水蒸気となった状態で

更に圧力を高められ

圧力を掛けていくことで

高圧の蒸気となって

重い蒸気タービンを

高速で回転させていた


問題はガスに高圧をかけると

随伴現象として

高い熱を生みだしてしまう

というその点にある


水は100度で飽和し

ガス化して熱水蒸気となって

熱を上空へと

運び上げる媒質となって機能する


水蒸気は圧力を高めつづけていくと

2000℃を超えてしまう

ほどの高熱をその身に帯びる


このプロセスが不可逆的な反応となり

原子炉の冷却水を熱分解する事態となり

純水素と純酸素とに

振り分けた


水素濃度が5%を超えると

爆発する可能性が高まる


津波で冷却水を循環させるためのポンプ

に電力を供給するためのディーゼル発電機

に燃料を供給するための軽油タンクを流された

ということが

その後の水素爆発を

連続して引き起こす動因

となって作用したのだ


液体の水がガス化すると

水蒸気という名の温室効果ガスとなる

これは避け難いことなのだ


蒸気を圧縮する行程の途上で

水蒸気は高温の熱水蒸気

へと変化する


この高い温度を生みだした熱水蒸気を

日本中の火力発電所が

一斉に大量生産

するようになっていたのだ


降水量が頓に急増

するようになったのは

国連が

天然ガスにはCO2の輩出量が少ない

という情報を

発信するようになった

90年代中頃のことなのだ


ところがCO2の質量が

空気より重いという事実を

国連は何故か指摘していなかった

そのために

大気圏へと上昇する能力を失っていた

CO2だけが削減対象として強調され

権威主義者たちが

一斉にCO2削減を有効だ

とそう決めつけた

そこで石炭より天然ガスの方が

温室効果が低くなる

という誤った情報が一人歩きし

まったく効果のない対策である

CO2削減を

世界中が削減すべき対象だ

として錯誤したことが

その後の環境対策の進路を

誤って方向づけたということなのだ


気候変動を招いた最大の原因は

人工的に排出された

この大量の熱水蒸気だったのだが

この事実を誰も

未だ知らない

ということが今年

世界中を脱炭素運動へと奔らせた


これまでもそうだったのだが

CO2排出削減を

四半世紀の長きに亘って実施していながら

振り返ってみると

その成果はゼロだったのだ


このため問題の所在を

再確認することができないまま

これから先も

同じ経過の繰り返し

を延々と続ける

ということが脱炭素運動

を標榜するようになった国連が

決定づけることとなったのだった


成果のない温暖化対策を続けていた

1991年から2021年までの30年間に

古今未曽有の自然災害は

年中行事にように確実に

毎年地上に

立ち現れるようになったのだった


それが線上降水帯という現象を

今では一般化するほどの

変化となって

定着するほどの事態となった


日本の自然災害は

東日本大震災を起点として

起きるようになったものだったのだ



梅雨前線と線上降水帯が

連動するようになっていたところに

火力発電所で大量の熱水蒸気

を供給していたのだったから

降水量がこの期間を通じて

急増してしまっていたのは

当然の結果であった


梅雨前線は自然現象の一部だが

温暖化現象は文明社会が

生みだした人工の変化

であるに他ならぬ


取り分け天然ガスの大量燃焼は

自然界に存在していなかった

大量の水を生みだしていた

というその点で

極めて有害な変化を

地球に与えていたのであった


地下資源を燃やすと

水の絶対量を増やすと同時に

CO2の放出量も高める

温室効果ガスで最も有害なのは

圧縮熱を上空へと運び上げている

熱水蒸気と海面から立ち昇る

飽和水蒸気の複合効果だったのだ


更に人口密集地では

ガスを燃やす暮らしが定着し

目に見えない水蒸気を

上昇するガスとして

空気圏内で大量放出

するようになっていた


このプロセスが

水没する地域を増やし続けて

環境難民を生みだす

という事態を既に発生させている


水は安定した化合物であることから

自然条件の下では

勝手に分解する

ようなことは絶対におきない


水を元素へと分解するには

電気分解という古典的方法と

先述した熱分解という方法しか

有効な手段はない


水を固体にすることはできても

それはいずれ

液体と気体の水

へとその様相を変えるのみ


このため海面の水位は

減らずに却って増えるのみ

居住面積や耕作面積は

この先

減る一方とならざるを得ない


そこに自然災害が

追い打ちをかけたのだから

被害が減ることなど

断じてなかった


気候変動の原因を

CO2だけだと

未だにそう思い込んでいる

国連と周辺の権威主義者が

気候危機を連れてきた

水蒸気の比重について

何の認識ももっていなかった

知識人たちのすべて



気候危機の生みの親

錯誤の経緯は

検証対象として

その後取り上げられることだろう


現在のこの状況が改まらない限り

気候変動は永遠にとまらない

気候危機は生命を

これから更に確実に

そのすべてを等しく追い詰める

持続可能性など

期待できないことだったのだ


アボガドロ数を確認しないで

CO2削減運動が

何故科学的だといえるのか

世界中の知識人は

高い学力を誇っていながら

これほどまでに無知だった


温暖化と気候変動などの環境異変

とは

知識階級の敗北を

いま

まさに立証している最中だ
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気 候 変 動

2021-07-22 17:06:28 | Weblog
CO2がもつ温室効果能力は

海水の表面温度を高めることはできるのだが

大気圏内を上昇することができない


空気より重い気体は

重力に抗って上昇することはできず

滞留していることもできない

という絶対条件に縛られている

炭化水素に属するそれは化合物


空気圏で上昇する能力を発揮できない

重いガスであるCO2が

大気圏内で

濃度を高め続けている

という認識には合理性がなく

誤った思い込みを前提とした

身勝手なキメツケ

が国連を錯誤させた

その判断の過ちが

未だに尾を引いて

温暖化をとまらないものにした


権威主義でなりたっているあらゆる指導体制は

知識階級の意識に対する偏った理解を

無批判に刷り込むという経過を残した


そこには

誰もが気付くことのできなかった

科学についての認識不足が

壁の中に塗りこめられていた


温暖化が気候変動の原因

だとしたエビデンスを

確認したという記録は

未だに皆無

抽象的な合意だけで

CO2を譴責する風潮を

一斉に煽るようになっていた
  

事実関係の確認に立ち会った

と証言した記録は

未だにまったくないのだ

誤った情報を真実だ



世界中がそう

確信してしまっていた


気候変動の原因となったのは

CO2ではなく

別にあったのである


大気圏に於ける温度分布は

階層によって大きく異なっている

地上で温度を高めたCO2が

高度15km以下の大気圏で

その熱をどう維持し

温室効果をその空域で

どう発揮していたのか

ということについて

根拠として採用したデータ

は示されたことが ない

   
空気が薄くなっている高山の気温が

地表の気温と同じであるとは

断定できない

異なった熱は相互作用で

温度を平均化させたところで

おちつく


温室効果が一定に維持されている

熱平衡が平均気温を高めている

とした根拠とするには合理性に欠けている


夏の高い気温の日々が続いても

CO2のもつ熱は

上空の寒気と熱交換を経て平均化し

平衡状態をとって

そこで落ち着く


大気の平均気温が0.5度

高くなったとしても

それがどう気候変動に繋がったのか

というメカニズムに関する報告は

未だに見当たらない


プロセスがみえていない状況で

原因と結果を

強引に結びつけていただけだった


温室効果ガスと定めた対象の特定を

誤ったことにすら気付いていない


有効な対策を打ち出す

などいうことは

もとより不可能なことだった


CO2削減努力は

世界中が束になって取り組んでいながら

一度も実現したことがない

そんな経過を25年以上

つづけているという事実は

とても雄弁


天然ガスに含まれている

メタンCH4に

燃焼の酸化作用で

空気中の酸素

が結びついたとき

炭素CはCO2へと変わり

水素HはH2Oへと姿を変える


この熱反応は

二種類の温室効果ガスを

同時に

排煙筒から外部へと放出する

比率はCO2が1であるとき

H2Oはその二倍となっている


燃焼炉の中で同時に生まれた

これら二つの

熱を共有する

異なった二種類の混合気

となった温室効果ガスのそれぞれは

圧縮行程を経て加圧され

その随伴現象である圧縮熱

をその身に引き受ける

この圧縮熱の関与

が温室効果を更に高め

加速させていた

温暖化を生み出したのは

地下資源の燃焼に相違なく

だがそれは

空気より軽い水蒸気

というものでなければならない


大気圏内で温室効果を発揮していたのは

CO2ではなく

ガス化した水H2Oだったのだ


温暖化を生み出したその最大の原因は

温室効果をもつ二種類のガス

即ちCO2とH2O以外にはない


その他のガスは軽すぎて

一気に成層圏へと到達するため

大気圏内で熱交換している

ヒマなどない

大気圏の最下層である

空気圏内を温めていなければ

気候変動を誘発する

ことにはならない


気候変動はこの熱の移動

の違いによって生み落された

空気より軽い水蒸気は

気化熱を地表から奪ってそこを冷やし

その後熱を伴って上へと運び

その周辺を温める


雲が布団の役割を果たしている事実

があるように

水蒸気には熱を貯めこむ

という性質があり

空気圏内でその能力を発揮した


雲となった水蒸気は

運び上げた熱をそこで保ち

周辺を温める

これが温暖化を

加速する要因となって機能した



火力発電が有害であるとされたのは

地下資源を燃やして得た熱で水を加熱し

そこで生じた蒸気圧を人為で高め

さらに圧縮熱を追加する

という方法で空気層に対する

高い熱源となって作用する


蒸気発電という方法ではなく

空気圧を高めるという方法

に切り替えると同時に

復水装置を併設する

ということが有効な対策となる


こうして人工的に高めたガス圧力を

発電タービンへと送り込み

地下資源の燃焼

を前提としない

電力を引き出したあと

蒸気を水へと戻して再生する


熱を用いない方法でなければ

温暖化現象を止めることは

できない

だが圧縮することはできる


熱を介在させない電源を

分散配置することで

比較的簡単に

燃焼を必要としない発電システムを

構築することができるのだ


開放系である火力発電方式が

熱水蒸気を大気圏内へと放出し

雨を降らせる雲を絶え間なく生みつづけ

降水量を執拗に高めて

風水害を募らせる循環の

動因として作用した

ということがみえてくる


原発は閉鎖系ではあるのだが

廃熱は熱交換で海へと捨てなければならず

その部分では開放系となっている

このため海水温を高めてゆき

飽和水蒸気を発生させる原因となっている



空気より軽い水蒸気は

空高くへと昇ることができ

雲となるその過程で

位置エネルギーを身につける


上空の冷気が気体の水を冷やし

生じた重さで落下する際に

雨となって舞い戻る


雨を降らせているのは

他でもない

海から立ち昇る水蒸気しかないのだ

地下資源を大量に燃やして得た熱が

電力創出を制御可能なものにしたときから

地下資源の燃焼が

絶対条件となったのだ

天然ガスの大量消費では

過程のガス器具で

水蒸気を生みだしている

規模が小さくても

集合すれば積乱雲になり得る


電気を生むには

先に熱を得ておかなければならない

液体の水を加熱して

気体の水を生み出し

できた水蒸気を加圧して

重い蒸気タービンを回すための

動力源として利用してきた


液体の水は100℃で飽和する

気体の水は2000℃以上の高熱

を生む

そこで水の熱分解が起きたとき

純度の高い水素と酸素とに分かれ

熱との接触を起点として

水素爆発を引き起こす


火力発電所の燃焼炉

が生み出したCO2と

同時生成した

二倍の量の熱い水のガス

つまり熱水蒸気が大気圏へと

大量に放出されていたのであった


CO2とガス化したH2Oは

ともに温室効果をもっている


化石資源を燃やすと

その主要な成分であるメタン

CH4が

CO2を一つ作り出したとき

残った四つの水素が

二つのH2Oを作り出す

窯の熱で気化した水蒸気を

二倍の効率で生みだしていた


四つの水素Hが

水素分子H2を二対生みだすと同時に

空気中の酸素と結びつき

CO2より多いH2Oを

空気圏内へと放出することになっていた


その際に生じる反応温度は

300℃以下のレベルであり

高熱を帯びた高圧の蒸気は

そのまま排煙筒から

大気圏内へと放出される


火力発電所が吐き出す煙の色は



つまり水蒸気

CO2は透明で目には見えない


これが上空へと移動して集まったとき

雲と呼ばれるものとなる


一方空気より重い

同時生成したCO2は

大気圏を

昇ってゆくことが

できないため降下するだけのガスとなる


CO2は最終的に海へと落ち

もっていた熱をそこで手放し

海水温を温室効果で高め

自らは水和して炭酸化して

炭素循環へと繰り込まれる

大気中のCO2濃度が400ppm

0,04%と極めて低くなっていたのは

炭素循環に取り込まれていたからだったのだ


海面の温度を高めたその熱が

台風を発達させて勢力を高めると

低気圧だったものを台風へと変え

海水面の高い温度が

台風の勢力を発達させることになる


温室効果ガスとして

温暖化を進めていたのは

CO2ではなく

水蒸気の方だったのだ


気候変動を

以前の温和な状態へと戻すには

蒸気となった気体を

液体の水へと戻すことが必要なのだ

復水装置で液化するとことが

有効な

温暖化対策となるだろう


こうすれば熱水蒸気の大量発生は

大気中では起きなくなる


軽かった蒸気は

重い液体の水へと空で変わる

軽さを失って

落下した雨は

位置エネルギーを

水のエネルギーへとシフトする

水害は上昇能力を秘めた水蒸気以外に

生み出せない


雲になる水蒸気の発生量が減れば

降水密度が大きく増えることはなく

洪水の発生機会は低下する


自然災害は狂暴化せず温和化する

精妙な循環状態へと

やがて戻ることだろう


低気圧と高気圧が作り出す

対流の循環が生む違い

落差の規模は次第に狭くなり

乾燥した下降気流

つまり優勢な高気圧が

海外で山火事を発生させることも

応分に減るか

消えてなくなることだろう
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未 利 用 E

2021-07-08 09:37:08 | Weblog
地球磁場を利用して生じるエネルギーに

ローレンツ力と呼ばれているものがある

フレミングの左手の法則

または右手の法則などとして

よく知られている

90度曲がってでてくる力のこと


この力を利用しているとみられるのが

MLBで今年大活躍中の

打者としての大谷選手


ローレンツ力を成り立たせているのは

彼の打撃フォームにみられる

90度の関係性を成り立たせている

三段階のその合成された力の成果


地球磁場を引き出すための大地

と体軸の角度が90度であるとき

体軸と打棒との間にできた

直角の関係性は更に

臍とバットのグリップエンドが

インパクトの瞬間に90度

となっていて

バットとボールの出会い角もまた

90度となった時

痛烈な打球が残像を残して

ホームベースの上から

快音を残して

遠く飛び去る


野球場の空を高速で飛ぶその打球

には

人知を超えた力が

働いている

打球のもつパワーの高さ

には三つのローレンツ力が

同時に働いたかのようにみえている


このローレンツ力のことを

野球選手が知っているとは思えない

分かってやっていることであるのなら

打ち損じという結果が

余りにも多すぎる

おそらく体験から学んだ

経験知として

身についたものであるようだ


ローレンツ力の概念を承知していたのであれば

本塁打の数はもっとふえていてよい

このところの量産数をみると

何らかの学習が

成り立っている

という可能性は肯える


打席で余分なリキミが入ってしまうと

このローレンツ力を

十全に活かすことができない

阻害要因となって作用するだけとなる


無駄に力んでいたその姿が

去年までよく見受けられていた

強引に引っ張ろうとして

自打球を当てて呻いたその姿が

強もつづけみられていた

32号はその直後に生まれている


無理な力みは不自然な作用となり

エネルギーの無駄のない解放

を阻害する要因となる

無駄な力を抜くことができたとき

大地のエネルギーと

筋肉のちから

そして反発するエネルギーを

同時に殺ぐ

という結果がファウルとして残される


ことし

本塁打数が20本を超えた頃から

これらの無駄が

あまり目立たなくなっていた


打席で前を大きく空ける

その立ち姿は

投手の失投を誘う効果を発揮していた


打者はインパクトの一瞬

だけにいまのところ

集中することができている

ボールの速度と変化の軌道を

高速で演算する能力に長け

視覚情報を物理反応として

反射という形で出力するための

高い能力と

集中力とを彼はもっている


地磁気が宿っている磁場中で

肉体の反射反応が連携する関係

を成り立たせた一瞬に

三種類のローレンツ力が

一斉に作用すると

あのような強い打球を

遠くまで高速で飛ばせるようだ


そこではじめて

人知を超えた力となって

白球を遠くまで打ち返す

ことが効率よくできていた


ローレンツ力を応用した先例として

円熟期の張本選手の打法との一致

を挙げておかなければならない


バッターボックスの中央で

並行に両足を大きく広げて立ち

臍の前でバットがボールとが

ホームベース上で出逢う

その一瞬のタイミングで

インパクトの演出を意識して行っていた

という記憶が数多く残っている


その実際の映像

をみればだれでも確認することが

できるだろう

ローレンツ力を最初に利用したのは

当時の張本選手を以て嚆矢とする


磁気エネルギーについての

何らかの知識を

この両者がもっていた

とするべき理由の根拠とはならない

だが応用することができていたからこそ

多くの結果を記録へと残せしたのだ

ということができるだろう


無駄を省いた合理的な打撃が

可能となっていたのだったからこそ

後世に名を残す記録を生むことができたのだった


パワーの作用が

90度の関係にあることを確かめるためには

録画で確認すればこと足りる

スローモーションでなら

三つの90度をもつ角の関係性を

繰り返し確しかめることができるだろう


この点に着眼した野球関係者は

まだ見かけない

ローレンツ力の作用を

意識して練習すれば

だれでもホームランアーティスト

になることができるだろう

一定の身体能力がある

という前提条件はつくのだが


地球磁場が運動エネルギーを

賦活することは

決して考えられない事ではない

未来のアスリートは

物理法則に無関心

であってはなるまい

とりわけ応用力学の分野では


原理と原則を承知していたのであれば

因果の法則を利用することは

できていてよい


宇宙にはみえない

未知の力が

日常的にはたらいている

地球磁場は

物理現象の反応場

そのもの

だったということなのである


未利用エネルギーが

こうして人知れず

意外なところで

はたらいている


見落としているもの

の有無を点検すれば

打開策は

自発的に

姿を顕す


すべてのことは

ビッグバンのとき

一瞬で

与えらていたのだ

ヒトが気付くかどうか

ということを

試している何か



宇宙の外側で

息を潜めて

時の到来を

わくわくしながら

待っている


※90度の角度の持つ有効性を最もよく知っているのは、硬式テニスのプレイヤー。
プレースメントの重要性を、体験から承知していないとできないことがあるからだ。
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