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自 然 災 害

2021-07-30 15:34:35 | Weblog
降水量が年ごとに

急増してしまうようになり

被害を高めるという経過が

すっかり定着した

かのようにみえている


増えた降水量はその後

減らないまま被害の規模を

高めつづけるようになっていた


そのきっかけとなったのは

2011年の梅雨の頃


理由は原発が引き起こした

水素爆発というものだった

爾来毎年のように

日本の何処かで

降水量の異常な増加が頻発し

自然災害による被害者を

生み出し続ける

という変化を

引き起こす時代が

とうとうここまで

やってきた


この年の三月11日には

東日本大震災が発生し

東北から関東の沿岸部の全域に

大津波が押し寄せる

という大惨事を引き起こしていた


津波の襲来で

東電の原子力発電所では

続けざまに水素爆発を引き起こし

日本中の原子力発電所を

一斉に停止させる

という結果を生んだ


この原発の一斉停止

という変化を受けて

休止していた火力発電所までが

再起動せざるを得なくなり

日本の電力供給は

火力発電所がその殆どを

賄うという状況へと

追い込まれてしまったのだった


火力発電所は天然ガスと石炭が

発電するための地下資源

として長年利用されていた


天然ガスの消費量はこの年以降

急激に増加し続ける

という展開を見せていた


この天然ガスの定量燃焼

が人工的な水蒸気を

大量生産していたその起源

この事実について

前回の記事で言及した記録

が残っている


天然ガスの主成分であるメタンCH4を

燃やすと

これまで自然界になかった

高温の熱水蒸気が

大気圏の低層部である

空気圏へと大量に放出されることとなる


この人工的に作られた熱水蒸気が

燃焼炉の中でガス化して

熱水蒸気となった状態で

更に圧力を高められ

圧力を掛けていくことで

高圧の蒸気となって

重い蒸気タービンを

高速で回転させていた


問題はガスに高圧をかけると

随伴現象として

高い熱を生みだしてしまう

というその点にある


水は100度で飽和し

ガス化して熱水蒸気となって

熱を上空へと

運び上げる媒質となって機能する


水蒸気は圧力を高めつづけていくと

2000℃を超えてしまう

ほどの高熱をその身に帯びる


このプロセスが不可逆的な反応となり

原子炉の冷却水を熱分解する事態となり

純水素と純酸素とに

振り分けた


水素濃度が5%を超えると

爆発する可能性が高まる


津波で冷却水を循環させるためのポンプ

に電力を供給するためのディーゼル発電機

に燃料を供給するための軽油タンクを流された

ということが

その後の水素爆発を

連続して引き起こす動因

となって作用したのだ


液体の水がガス化すると

水蒸気という名の温室効果ガスとなる

これは避け難いことなのだ


蒸気を圧縮する行程の途上で

水蒸気は高温の熱水蒸気

へと変化する


この高い温度を生みだした熱水蒸気を

日本中の火力発電所が

一斉に大量生産

するようになっていたのだ


降水量が頓に急増

するようになったのは

国連が

天然ガスにはCO2の輩出量が少ない

という情報を

発信するようになった

90年代中頃のことなのだ


ところがCO2の質量が

空気より重いという事実を

国連は何故か指摘していなかった

そのために

大気圏へと上昇する能力を失っていた

CO2だけが削減対象として強調され

権威主義者たちが

一斉にCO2削減を有効だ

とそう決めつけた

そこで石炭より天然ガスの方が

温室効果が低くなる

という誤った情報が一人歩きし

まったく効果のない対策である

CO2削減を

世界中が削減すべき対象だ

として錯誤したことが

その後の環境対策の進路を

誤って方向づけたということなのだ


気候変動を招いた最大の原因は

人工的に排出された

この大量の熱水蒸気だったのだが

この事実を誰も

未だ知らない

ということが今年

世界中を脱炭素運動へと奔らせた


これまでもそうだったのだが

CO2排出削減を

四半世紀の長きに亘って実施していながら

振り返ってみると

その成果はゼロだったのだ


このため問題の所在を

再確認することができないまま

これから先も

同じ経過の繰り返し

を延々と続ける

ということが脱炭素運動

を標榜するようになった国連が

決定づけることとなったのだった


成果のない温暖化対策を続けていた

1991年から2021年までの30年間に

古今未曽有の自然災害は

年中行事にように確実に

毎年地上に

立ち現れるようになったのだった


それが線上降水帯という現象を

今では一般化するほどの

変化となって

定着するほどの事態となった


日本の自然災害は

東日本大震災を起点として

起きるようになったものだったのだ



梅雨前線と線上降水帯が

連動するようになっていたところに

火力発電所で大量の熱水蒸気

を供給していたのだったから

降水量がこの期間を通じて

急増してしまっていたのは

当然の結果であった


梅雨前線は自然現象の一部だが

温暖化現象は文明社会が

生みだした人工の変化

であるに他ならぬ


取り分け天然ガスの大量燃焼は

自然界に存在していなかった

大量の水を生みだしていた

というその点で

極めて有害な変化を

地球に与えていたのであった


地下資源を燃やすと

水の絶対量を増やすと同時に

CO2の放出量も高める

温室効果ガスで最も有害なのは

圧縮熱を上空へと運び上げている

熱水蒸気と海面から立ち昇る

飽和水蒸気の複合効果だったのだ


更に人口密集地では

ガスを燃やす暮らしが定着し

目に見えない水蒸気を

上昇するガスとして

空気圏内で大量放出

するようになっていた


このプロセスが

水没する地域を増やし続けて

環境難民を生みだす

という事態を既に発生させている


水は安定した化合物であることから

自然条件の下では

勝手に分解する

ようなことは絶対におきない


水を元素へと分解するには

電気分解という古典的方法と

先述した熱分解という方法しか

有効な手段はない


水を固体にすることはできても

それはいずれ

液体と気体の水

へとその様相を変えるのみ


このため海面の水位は

減らずに却って増えるのみ

居住面積や耕作面積は

この先

減る一方とならざるを得ない


そこに自然災害が

追い打ちをかけたのだから

被害が減ることなど

断じてなかった


気候変動の原因を

CO2だけだと

未だにそう思い込んでいる

国連と周辺の権威主義者が

気候危機を連れてきた

水蒸気の比重について

何の認識ももっていなかった

知識人たちのすべて



気候危機の生みの親

錯誤の経緯は

検証対象として

その後取り上げられることだろう


現在のこの状況が改まらない限り

気候変動は永遠にとまらない

気候危機は生命を

これから更に確実に

そのすべてを等しく追い詰める

持続可能性など

期待できないことだったのだ


アボガドロ数を確認しないで

CO2削減運動が

何故科学的だといえるのか

世界中の知識人は

高い学力を誇っていながら

これほどまでに無知だった


温暖化と気候変動などの環境異変

とは

知識階級の敗北を

いま

まさに立証している最中だ
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