本日開花なり

季節のうつろいの中で、日々健気に育っている大好きな植物たちの様子を綴っています

日陰のコーナー

2009-06-28 | 庭日記
本来東側といえば好条件な場所なのでしょうが、我が家の庭の東側角は、隣家3軒に囲まれて、最も日当たりの悪い場所になっています。
なかなか思うように育ってくれなかったり、どうしても暗い印象になってしまったりと、植栽が最後まで定まらなかった場所ですが、今年になってようやく落ち着いてきました。
その一角の今日の様子から~

「アナベル」の白さが、とっても綺麗です。
ルリタマアザミ」もようやく大きな株に育ってきました。
開花はこれから~待ち遠しいです。



奥の方に見えるのは、花壇で咲く「カシワバアジサイ・スノークィーン」です。
年々少しずつ花が増えてきています。
コニファーの側で日当たりが悪いせいでしょうか、光を求めるように枝が伸びていて、主幹が斜め60度位に傾いています。
踏ん張りを見せているその姿が、何とも健気~



日陰のコーナーに戻って、少し後ろに引くと、「ミナヅキ」と銅葉の「アメリカテマリシモツケ」の対比が美しいです。
「アメリカテマリシモツケ」は「赤葉コデマリ」という名前で売られていましたが、どうやらコデマリではないみたいです。
5年以上も前にこの場所に植えたのですが、まだ一度も花が咲いていません。
やはり日陰だからでしょうか。
でも葉色が気に入っているので、それだけで満足です。



「ミナヅキ」の葉色も明るくて、素敵です。
小さな蕾を頂上に忍ばせています。



更に引くと、「アルケミラモーリス」の花が満開。
そして斑入り葉は、「ネグンドカエデ・フラミンゴ」



昨年までアジサイを植えていたのですが、どうしても暗い印象になってしまうので、鉢植えで育てていてその大きさをもてあましていた、こちらに替えました。
あまり大きくせずに、剪定でコンパクトに収めていきたいと思っています。



2、3年前にたくさん植え込んだ斑入り葉の「ヤブラン」も少しずつ大きく育ってきて、これからの生長が楽しみです。

明日からの天気予報で雨マークが出てきていたので、昨日はバラとクレマチスを全部切り戻しました。
2番花が咲くまで、アジサイと葉色のグラデーションを愉しみながら、静かな庭をじっくり味わいたいと思います。


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ハイビスカス トリカラー

2009-06-27 | 花木・庭木
No.469
「Hibiscus rosa-sinensis 'Cooperi'」

一昨年の夏、葉色に一目惚れして購入。
花の存在はいっさい頭にありませんでした。

が、昨年の晩秋に室内に取り込んだ際、蕾らしきものが尽きました。
「ハイビスカスが寒い季節に咲くのか~?」
やはり、咲かずじまいでした。

ところが、また6月22日に蕾らしきものを発見。
「コレ、花?」
半信半疑でしたが、経過を楽しみに待ちました。

そして、24日に嬉しい開花。

バタバタしていたので写真はゆっくり後から撮ろうとも思ったのですが、ハイビスカスは1日花だったような気がしたので、取りあえず室内から2枚だけ…



そして、翌日には2度と花開きませんでした…
もしかしたら今後も開花を見ることがあるかもしれませんが、記念撮影しておいて良かったです。

非耐寒性植物なので、もちろん冬は室内に取り込まなくてはいけないし、6月になってようやく本格的に葉が展開してくるという芽吹きの遅さです。
こちらは昨年の4月15日の様子(今年の春は、コレよりは葉がありましたが…)



撮る気の無さが滲み出ているような写真~
だって、ただの棒なんですもの><

1年巡っていますが、今頃の様子だって以前「八重咲きゼラニウム」で載せた写真くらいにしかまだ葉が展開していません。

でもあと1ヶ月くらいすれば、きっと魅力的な葉を愉しむことが出来るでしょう。
昨年7月20日の写真です。



ついこの間まで、棒状だった様子を見ながら、「処分しようかなぁ~」という迷いが無きにしも非ずでしたが、花も咲いてくれたことだし、こうやって生長過程を振り返ってみると、愛おしくなってきます。

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アイビーゼラニウム

2009-06-26 | 宿根草サ行
No.468
茎がウンと伸びるタイプのゼラニウム。
葉も厚みがあって、艶やかです。



八重咲きタイプの「シュガーベイビー」でしょうか?
去年の母の日に贈ったコンテナに植え込んだものですが、他の1年草に埋もれて弱っていたので、持ち帰りました。

なんだか知らないうちに、ゼラニウムが増えています。
センテッドゼラニウムのように芳香を放つわけでもなく、戸外で越冬しないし、花色や形に特に惹かれるわけでもないのに、店頭で見かけると、ついつい買ってしまうのです。
もしかしたら、私を引きつける何かを分泌しているの?チョット、コワイカモ…

白いゼラニウムも大株になってきたので、植え替えをしました。



何故、以前育てていた白いゼラニウムが枯れてしまったのか、アレコレ考えてみたのですが、もしかしたら夏の暑さ、或いは強い陽射しといったものに思いの外弱いのではないかと…
他のゼラニウムは北側の軒下に置いているのですが、枯れたものだけ南側の軒下に置いていたんですよね。
枯れた本当の原因はわかりませんが、そんなことも考え、夏場ゼラニウムは全部北側に置くことにしました。



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モミジバゼラニウム

2009-06-25 | 宿根草サ行
No.467
モミジに似た葉を持つゼラニウムにも色々あるようです。
「バンクーバーセンテニアル」という品種にも似ていますが、これは「ゴールデンイヤーズ」でしょうか?

3年程前に葉色に惹かれたゼラニウムでしたが、購入するかどうかかなり迷いました。
と言うのも、この花色、私好みではないオレンジで、ピンクやブルーの花が多い我が家の庭にあって、異彩を放つのは必至。
でも結局、葉色の魅力には勝てなくて、「そうだ、花は最初からないものと割り切って、蕾の時切り取ればいいかなぁ~」と…

でも花茎が立ち上がってくると、花を咲かせずに切り取ってしまうなんて事は出来ませんでした。
今は後に写っているゼラニウムやヒューケラの側に置いて、花も愉しんでいます。

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八重咲きゼラニウム

2009-06-24 | 宿根草サ行
No.466
戸外で越冬しないものは、「コレ!」と決めたもの以外はもう買わない、と固く心に誓ったはずなのに、早春店頭で見かけて、思わず衝動買いしてしまいました。
家に戻って、ハッと我に返って深く反省…
きっと、長い鬱陶しい冬が過ぎ、待ち望んでいた暖かな陽射しが、私の弱い心を揺さぶったのでしょう~

冬を越した苗をアレコレ整理して、残ったもので寄せ植えが出来ました。



な~んだ!この一鉢のために、このゼラニウムは私の手元にやってきてくれたんじゃないか~後悔したことなんか忘れて、見る度に、そう思っちゃう^^

一重のゼラニウムは花びらがヒラヒラ散ってしまうのですが、この八重のゼラニウムの花殻は、茶色いまま残っているので辺りが散らからなくて良いです。
気付いた時に、ハサミで切っています。

ラベルが付いていなかったので品種名がわからなかったのですが、調べてみると、「アップルブロッサム」に似ています。

ところで、八重咲きの事を「バラ咲き」と表現することがあるけれど、あまり好きではありません。
まるでバラが優位であるかのように思えて、その花に失礼な気がするのです…
一重のバラにも失礼でしょ…

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クレマチス プリンス・チャールズ

2009-06-23 | 宿根草カ行
No.465
ビチセラ系(新梢咲き)
ベティ・コーニング」同様、昨年秋に届いた2年苗を、この春地植えしました。
 
この花色の説明には「パステルブルー」とありますが、まさしくそんな表現がピッタリで、あわ~い青紫色が何とも優しげで、見ていてホッとします。



今回は、側に植えている「バフ・ビューティ」の1番花がほぼ終わりかけに咲き出しました。
四季咲きと言うことなので、2番花、或いは来年以降の共演を愉しみにしています。

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シロタエギク

2009-06-22 | 宿根草サ行
No.464
もう何年も前から育てていますが、花が咲いたのは今回が初めてです。
冬の間に雪でつぶされた所を、春先に切り戻していたからかもしれません。
これは寄せ植えで使っていたもので、冬の間の傷みもなかったので、切り戻しをせずこの春地植えしたものです。

蕾の頃の様子、6月9日の写真です。
ギュッとつぼんだ姿も愛らしいですね。



病害虫に強く、暑さにも強く、また寒さにも強く冬の間も葉が枯れず、日当たりを好むそうですが、日陰でも育ち、タネからも、挿し芽からも容易に育ち…と、良いことずくめのシロタエギクは、お気に入りの植物のひとつで、我が家の庭のあちこちに植えてあります。
他の草花を引き立てるシルバーリーフは、ホントに使い勝手がありますね。
群植すれば、それだけでも良い雰囲気を醸し出してくれます。
我が家のシロタエギクはほとんどがタネから育てたもので、なお一層愛着がわくのかもしれません。

この場所は狭い花壇に生け垣としてマサキを植えてあって、根がはびこっているせいか、直まきした「エリゲロン」以外は、なかなか元気に育たない場所だったのですが、3年程前に定植した、強靱なシロタエギクはしっかり根付きました。



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梅雨入り頃のバラ

2009-06-21 | 庭日記
一昨日までは涼しくってとても清々しい毎日が続いていましたが、昨日からグンと気
温が上がり、これから暫くは、いよいよ鬱陶しい日々が続きそうです。

花壇の「マチルダ」は小さな蕾を付け始めた頃、1/3程バラゾウムシにやられてしまって、気付いたものから摘み取っておいたのですが、それらの脇芽が伸びて今開花しています。
健在だったものはそろそろ終わりだったので、花期が長くなって、不幸中の幸いだったかもしれません~

「ハマナス」もバラゾウムシの餌食になりつつも、毎日2~3輪ずつ咲き進んでいます。



春先につるバラとして育てることを断念して、思い切って短く切り詰めた「ヘリテージ」は、開花が他のバラよりも若干遅かった分、今がピーク。



花付きの良かった「ニュー・ドーン」はまだまだ蕾を抱えています。



上記三者は、我が家のバラの中でも花持ちの悪さNo.3を誇る(?)面々です。
他のバラは庭主が気づくまで散り急がずに待っていてくれるのですが、これらはちょっと油断すると辺りが花びらだらけになってしまって…ちょっぴり手がかかりますね~

昨年まで鉢植えしていた「グリーン・アイス」は、長いシュートが出て扱いにくくなったので、昨年の秋、地に下ろしました。
他のバラがそろそろ終わりかけの頃に咲き始めました。
ようやく、これからがピークです。



コニファーの陰になって日当たりが悪かったせいか、或いはコニファーの根に占領されてしまったのか、ここ数年生長が芳しくなかった「ラブ」。
5月の連休に掘り上げて鉢に植え替え、バッサリ深く剪定しました。
今年の開花は全く期待していなかったし、それどころか、根をたくさん切ってしまったので枯れてしまうのではないかと危惧していたのですが、何と!今、美しい赤い花を咲かせています。



軒下のバラは地植えのものよりも一足先の開花だったので、1番花は終わっってしまったのですが、最も早く開花した「ジュピター・オプティマ」だけは、黒星病を煩いながらもまだ咲いていました。
が、それも今日切り戻して、家の中で切り花として愉しむことにしました。
「ヴィルゴ」や「ローズ・ドゥ・レッシュ」は、2番花の小さな蕾が出てきました。

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やくらいガーデン

2009-06-20 | 庭日記
14日に、宮城県加美町の「やくらいガーデン」に行ってきました。
5年前に訪れた時よりも、バラが増えていたようです。

チャペル周辺に植えられている「ラベンダードリーム」はネーミング通り、素晴らしい香りを放っていました。



全体的にバラは終盤に差し掛かっていて、かなりの花びらが地面に散乱していました。

名前はわからなかったのですが(「チョーサー」でしょうか?)こちらは、とっても素敵でした。



宿根草の植栽は、やはり見応えがありました。



ボリュームのある「アルケミラ・モリス」と赤い「アスチルベ」の組み合わせが印象的でした。


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パープルセージ

2009-06-11 | 宿根草ハ行
No.463
学名は「Salvia officinalis 'purpurascens'」とのことですが、「パープルセージ」という呼び方の方が一般的でしょうか。

我が家の庭に取り入れてから、もうかれこれ6年くらいになります。
でも1度も花を咲かせませんでした。
2、3年くらい前までは「今年こそ!」と期待しながら見守っていたのですが、まったくもってその気配がないので、もうすっかり花は諦めていました。
どっちみち、葉色に惹かれて取り入れたのですから~

この春、下葉が枯れ込んできてバランスが悪くなってきたので、株の更新をしようと、挿し芽を取るために少し切り戻しをしました。
挿し芽がうまく育ってくれたら、すっかり入れ替えても良いかなぁ~、と…



…と、何と!花が咲いたのです~♪
すごく嬉しい。

一緒に植えてあるシルバリーフの「コンボルブルス・クネオルム」は開花のピークを過ぎましたが、今年はたくさん咲きました。
5月下旬の写真です。



これ、当初思っていた以上に、耐寒性がありました。
鉢植えだと、戸外で防寒無しでも越冬します。

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