この花が色づくと夏本番という気がします。
和名のルリタマアザミ、瑠璃色をした球体のアザミは名は体を表すそのままのネーミングですね。
学名のエキノプスもハリネズミを意味するエキノスと似ているオプスで「ハリネズミに似る」というギリシャ語に由来しているそうです。
自身のブログの記事をさかのぼってみてみると17年ほど前に植えていて、更新回数の少ないブログの中でその記事は結構あって、我が家の庭での存在感の大きさを感じます。
ここ数年は、花後の立ち姿にも魅力を感じて遅くまで切り取らずに残しているせいで、こぼれダネからあちこちから芽吹いて春先は抜き取る手間が出てきてしまっているので、花後の処理をどうしようか思案中です。
ちなみに現在は、17年ほど前に植えた親株とこぼれダネからの4株を植えています。
ミヤコワスレなどは花後足元に新芽が出てきて冬でも枯れ込まず常緑ですが、ルリタマアザミの花後の足元から出てきた新芽はかなり大きく育つのだけれど冬になると枯れてしまい、春になるとまた新たに芽吹いてきて、その無駄とも思える営みを「なんだかなぁ~」と思いながら眺めています。
無駄だと勝手に他人が思っているだけで、それもまたこの植物にとって必要なことなんでしょう、きっと。
瑠璃色という神秘的な響きを漂わせた小宇宙を繰り広げるルリタマアザミが、またひとつ暑い夏を乗り越えていきます。