煉瓦で仕切った花壇を主とする庭を作って10年、これまで500種類ほどの植物を育ててきましたが、今それらが全て残っているいるかといえば、当然残っているはずもありません。
もちろん、1年草を含めてもいますし、この場所を適地とせず、消えていったものもあります。
が、実はここ2~3年、特に昨年、かなりの種類の植物を処分したからです。
好みで集めた植物でしたが、30坪足らず、しかも大半を芝が占めている、そんな庭にたくさんの植物を植えて、雑然とした様は見ていても、手入れをしていてもストレスを感じることが増えてきて…(もちろんセンスある庭主さんなら、そんな環境でも上手に育てていらっしゃるのでしょうが)
そこで意を決して、それはもう、苦渋の決断でしたが、思い切って処分する植物を決めました。
倒れ込んでしまうもの、花期が短い割りには葉色や形に魅力を感じないもの、耐寒性が無く冬室内に取り込まなければならないものを中心に…
そして育てて実感、概して樹木は草ものより虫が付きやすい、ということから(広い風通しの良い庭だったらまた違うのでしょうが…)ユキヤナギやコムラサキなどのいくつかの中低木も処分しました。
地植えの1年草を植えるスペースは無くし、全て宿根草にもしました(後で考えてみたら、1ヶ所だけ残ってました~アグロステンマ)
種類を減らした分、病害虫に強いもの、ここが適地と増えているもの、花期が長いもの、葉色、葉の形が美しいものを残し、1品種のボリュームを増やしてきました。
そして、管理が楽になった分の時間をバラに向けようと…
ラムズイヤーやリシマキア、シロタエギクなどは増やしたものです。
前者2種類は増えたものを移植しました。
これからは、その状態を維持するために抜き取っていく作業が必要かもしれません。
ここ(↓)にはもう少し明るい植物を植えたいのですが、コニファー2本に挟まれてなかなかうまく育ってくれません。
それでも、アマドコロとスズランはここが良いと^^増えているので、庭主は観念して、これらに絞ることにしました。
昨年まで、真ん中にギボウシ・サガエを植えていましたが、斑入りばかりで落ち着かないので、フレグラントブルーに替えました。
バラの開花を前に、今は鮮やかな色あいに欠ける庭ですが、葉っぱの美しさに魅了されています。
この庭で植物イコール花を育てはじめた10数年前、まさか葉っぱにはまっている自分がここに佇んでいるとは思いも寄りませんでした。