ぼやき、ぼやき、ぼやき(^^;)

元助監督で映画キャスティングマンの

『プラナリア』 山本文緒 文春文庫

2006年03月27日 | こらむ
『プラナリア』 山本文緒 文春文庫
すばらしい、おもしろい。感動しました。私も助監督を始めた頃は脚本を書いて、映画監督になりたいと思っていましたし。いい脚本を書ける自信が、たっぷりありました。しかし、この本を読んだり、中島淳彦さんの脚本の舞台とか見ると、この人達にはとてもかなわないと思ってしまいました。この本は短編集ですが、どれも痛くつらいストーリーですが、厳しい痛い小説ですが、心の琴線に触れていて、なぜか逆に癒されたりしてくれる、摩訶不思議な小説です。