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「キリンホールディングス」は、「ファンケル」に対して行ったTOB=株式の公開買い付けが成立したと発表

2024-09-12 19:22:21 | 政治経済問題
キリンHD “ファンケルへのTOB成立” 完全子会社へ NHK 2024年9月12日 16時39分

大手飲料メーカーの「キリンホールディングス」は、化粧品などを手がける「ファンケル」に対して行ったTOB=株式の公開買い付けが成立したと発表しました。年内をめどに完全子会社とする方針で、化粧品や健康食品の海外展開を進めるねらいです。

ファンケルの筆頭株主のキリンホールディングスは、ことし6月から、完全子会社化に向けたTOB=株式公開買い付けを実施していて、12日目標とする買い付け数を超え、保有する株式が75%余りとなり、TOBが成立したと発表しました。

全体の買収額は、およそ2300億円に上る見込みで、年内をめどに完全子会社とし、ファンケルは上場廃止となる見通しです。

主力のビール市場が伸び悩む中、キリンは、消費者の美容や健康意識の高まりを背景に化粧品や健康食品事業の強化を目指していて、この分野に強みを持つファンケルの買収によって新商品の開発の加速や海外での販売の強化につなげたい考えです。

ファンケルへのTOBをめぐって、キリンは当初、7月末までの成立を目指していましたが、3度にわたって期限が延長されていました。
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