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イラン 巨大な看板でイスラエル側をけん制:ヒズボラ 最高指導者・ナスララ「強力で効果的な報復を行う」

2024-08-08 00:35:15 | イスラエルVSハマス
イラン 巨大な看板でイスラエル側をけん制



【随時更新】イスラエル パレスチナ 中東情勢(8月7日) 2024年8月7日 20時13分

ガザ地区で戦闘が始まってから10か月です。

ハマスの最高幹部が訪問先のイランで殺害されたことを受けて、イランがイスラエルに報復する構えを示す中、イランの支援を受けるレバノンのシーア派組織ヒズボラは、「30分もあればイスラエル北部を攻撃できる」とけん制し、中東地域で緊張が高まっています。

ガザ地区でイスラエルとの戦闘を続けるハマスのハニーヤ最高幹部が、7月31日、訪問先のイランで殺害され、イランはイスラエルによる攻撃だとして報復する構えです。

イラン 巨大な看板でイスラエル側をけん制

首都テヘランでは、殺害されたハニーヤ最高幹部がイランのペゼシュキアン大統領と手を取り合う様子を描いた巨大な看板が掲げられ、看板には「イランはみずからの誇りと尊厳を守りテロリストに後悔させる」と書かれ、イスラエル側をけん制しています。

さらにイランは日本時間の7日夜に開かれる、OIC=イスラム協力機構の外相級の緊急会合でみずからの立場を説明し、イスラム諸国から支持を取り付けたい考えです。

またイランの支援を受ける、レバノンのシーア派組織ヒズボラも7月、幹部がイスラエル軍に殺害されていて、最高指導者ナスララ師は6日、テレビ演説で「強力な報復を行う。30分もあればイスラエル北部にある工場を攻撃できる」とイスラエルをけん制しました。

イスラエル軍は、6日もレバノン国内のヒズボラの複数の拠点を攻撃したと発表し、各地で緊張が高まっています。

テヘラン市民 イスラエルへの報復に心配の声も
テヘラン市民の間からは、イスラエルへの報復に賛成する声が聞かれる一方で、心配する声も聞かれました。

70歳の男性は「イランにイスラエルを屈服させる力があるならば報復に賛成しますが、そんな能力はありません。逆にわれわれの発電所を1つでも攻撃されればこの国は機能不全になります」と話していました。

別の70歳の男性も「イスラエルと戦いたいのは理解できますが、自分の生活も立ちゆかない人たちにそんなことができるでしょうか。一番重要なのは経済で、余計なことをしている場合ではありません」と話していました。

イスラエル軍 ガザ地区に退避通告
ガザ地区では、イスラエル軍が7日、ハマスによるロケット弾の攻撃に反撃するためとしてガザ地区北部の一部住民に退避するよう通告したほか、地元メディアはイスラエル軍による広範囲の攻撃で住民3人が死亡したなどと伝えています。

ガザ地区の戦闘は開始から10か月となりましたが、ハマスの最高幹部の殺害をきっかけに中東地域で緊張が高まるなか、今も停戦の見通しは立っていません。

アメリカ 外交的な解決の模索続ける
アメリカのホワイトハウスは6日、声明を発表し、バイデン大統領がイスラエルとハマスとの停戦交渉で仲介役を務めるエジプトのシシ大統領とカタールのタミム首長と相次いで電話で協議したことを明らかにしました。

バイデン大統領は停戦交渉について、「最終段階に達している」として今後数日間、緊密に連携するとしています。

ブリンケン国務長官も、こうした中東の国々を通じて中東地域の緊張が制御不能な状態に陥らないよう外交的な解決を模索しているとして、「これ以上の攻撃は紛争と不安定な状態を固定化するだけだ」とイラン側に行動の自制を求めました。

一方で「イスラエルの安全保障に対するわれわれの責任は揺るぎない。テロリストやその支援者の攻撃からイスラエルを守り続ける」と強調しました。

ハマスの最高幹部の殺害をきっかけに中東地域で緊張が高まるなか、対立の原因となっているガザ地区の戦闘を停止するための交渉が進展するかどうかは依然、不透明です。

戦闘開始から10か月 死者は3万9653人に
ガザ地区ではイスラエルとハマスの戦闘が始まって7日で10か月となりますが、イスラエル軍は南部ハンユニスなどで攻勢を強めていて、戦闘がやむ兆しはありません。

ガザ地区の保健当局は6日、これまでの死者が3万9653人にのぼったとしていて、犠牲者が増え続けています。

イランの呼びかけでOIC緊急会合へ
ガザ地区でイスラエルとの戦闘を続けるハマスのハニーヤ最高幹部が先月31日、訪問先のイランで殺害されたことを受けて、イランはイスラエルによる攻撃だとして報復する構えで、イランが支援する武装組織も報復に加わる可能性が指摘されています。

殺害から1週間となる7日にはイランの呼びかけでOIC=イスラム協力機構の外相級の緊急会合が開かれることになっていて、イランとしてはイスラム諸国からの理解と支持を得たい考えです。

ヒズボラ 最高指導者「強力で効果的な報復を行う」
イランの支援を受けるレバノンのイスラム教シーア派組織、ヒズボラの最高指導者ナスララ師は6日「われわれは強力で効果的な報復を行う」と述べて、報復を行う姿勢を強調しました。

イスラエルの北部では、6日もヒズボラによる無人機攻撃があり、地元メディアは市民や兵士など19人がけがをしたと伝えるなど、緊張が続いています。

イスラエル ガラント国防相「防衛態勢を強化」
イスラエルのガラント国防相は5日に続いて6日も空軍の部隊を視察し「日を追うごとにわれわれは防衛態勢を強化し、攻撃能力も高めている」と述べ対抗措置を行う姿勢を示し、イラン側を改めてけん制しました。

ハニーヤ最高幹部の後任にヤヒヤ・シンワル指導者
イスラム組織ハマスは6日、ガザ地区のトップのヤヒヤ・シンワル指導者を、殺害されたハニーヤ最高幹部の後任として政治局長に選んだと発表しました。

シンワル指導者はハマスの軍事部門、カッサム旅団を創設した1人で、2017年からガザ地区のトップを務めています。

シンワル指導者は、イスラエルからは去年10月のハマスによる大規模な奇襲攻撃の首謀者だとして殺害のターゲットとされているほか、ICC=国際刑事裁判所の主任検察官からは戦争犯罪や人道に対する犯罪の疑いでイスラエルのネタニヤフ首相などとともに逮捕状を請求されています。

イスラエル側は反発 停戦交渉長引くか
イスラエルのカッツ外相は、「最大のテロリスト、シンワルがハマスの新たなリーダーに選ばれたことは彼を殺害し、この下劣な組織を世界から消し去る新たな理由となる」とSNSに投稿しました。

また中東の衛星テレビ局アルジャジーラは、シンワル指導者が最高幹部となったことで、イスラエルとハマスの停戦交渉はプロセスが複雑化し、長引く可能性があると指摘しています。

米高官 シンワル指導者に停戦に応じるよう促す
アメリカのブリンケン国務長官は、殺害されたイスラム組織ハマスの最高幹部の後任に選ばれたシンワル指導者について「停戦の結論に向けてこれまで最も重要な決定権者であり、これからも同じだ」と述べ、イスラエルとの停戦に応じるよう促しました。

“国境なき医師団”日本人看護師「住民は停戦を望んでいる」
看護師の本川才希子さんは国境なき医師団の一員としてガザ地区南部ハンユニスにある地域の中核病院のナセル病院で、医療従事者の管理業務などにあたっています。

本川さんは6日、NHKのインタビューに応じ、戦闘が続く現地の様子について「病院の近くにミサイルが落ちたり、空爆の振動を感じたりすることもある。現地のスタッフが避難を余儀なくされることもあり、スタッフのことも、患者への医療が滞ることも心配だ」と述べました。

また、ナセル病院にはイスラエル軍の空爆で連日、多くのけが人が運び込まれていて「一度にたくさんの患者を受け入れることで傷が治りきっていない患者や状態が安定していない患者を退院させなければいけないこともあり、非常に心苦しい。ほかの病院に転院させようにもどこもいっぱいで行き場がない状態だ」として、現地の厳しい医療環境を訴えました。

そのうえで「医薬品なども安定的にガザ地区には入ってきておらず、毎日、物資の不足に直面している」と話していました。

本川さんは「人々の生活も苦しい状況で住民は停戦を望んでいる。私もこれ以上、多くの市民が傷つかないことを望んでいる」として、一刻も早い停戦を訴えていました。
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