Prix de l'Arc de Triomphe
SKY BET、9/29 7時(日本時間)現在のオッズ。
Ectot 6/1 → 5/1
Taghrooda 6/1 → 5/1
Avenir Certain 6/1 → 7/1
Just A Way 6/1 → 7/1
Harp Star 9/1 → 8/1
Ivanhowe 12/1 → 10/1
Kingston Hill 12/1 → 10/1
Treve 9/1 → 10/1
Gold Ship 20/1 → 14/1
Ruler Of The World 16/1 → 14/1
Tapestry 10/1 → 14/1
Teletext → 16/1
Eagle Top 20/1 → 25/1
Chicquita 25/1 → 33/1
Flintshire 20/1 → 33/1
Prince Gibraltar 16/1 → 33/1
Shamkala 20/1 → 33/1
Al Kazeem → 40/1
Gallante 25/1 → 40/1
Telescope 20/1 → 40/1
Arab Spring 33/1 → 50/1
Noble Mission 33/1 → 50/1
Geoffrey Chaucer 66/1 → 100/1
今年の凱旋門賞は難解だなぁ。
◎ Taghrooda
〇 Avenir Certain
▲ Harp Star
△ Ectot
X Ivanhowe
注 Gold Ship
【凱旋門賞】日本馬VS欧州3歳牝馬タグルーダ&アヴニール
【合田直弘氏占う】10倍以下のオッズに5~6頭がひしめく混戦となった中、多くのブックメーカーが前売り1番人気に推しているのが英国調教の3歳牝馬タグルーダである。
欧州におけるこの路線の上半期の総決算G1キングジョージで古馬の牡馬勢を撃破し、3歳牝馬としては38年ぶりの優勝を成し遂げた女傑だ。前走G1ヨークシャーオークスで2着に敗れて初黒星を喫したが、当日はフケ(発情)がきていたことが敗因。24日にニューマーケットで行った追い切りの動きは抜群で、本調子にあるのであれば、日本馬にとって最大の敵になる。
タグルーダを管理するJ・ゴスデン師が、警戒すべき相手として名前を挙げてるのが、アヴニールセルタン(牝3)とジャスタウェイ(牡5)の2頭だ。
鋭い末脚を武器に、春の仏3歳牝馬2冠を含めてデビューから6戦無敗の成績でここまできているのがアヴニールだ。能力は高いが、一方で2100メートルまでしか経験がなく、血統もマイラー色が強いため、300メートルの距離延長を不安視する声も上がっている。
力量抜群ながら距離に不安ありという似た見方をされているのがジャスタウェイだ。この馬が2400メートルでも2000メートルと同じ強さを発揮したら優勝の最有力候補と私も見ているが、距離をこなせるかどうかは神のみぞ知るところだ。だが、自身2度目のリーディングへ向け首位を独走中の伯楽ゴスデンが、相手馬のビデオを何度も検証した末に出した「この馬は怖い」との見解は、日本のファンにとって心強い限りである。
前哨戦を終えた2日後の16日に、仏国の競馬日刊紙ジュールドギャロに掲載された凱旋門賞特集は「今年こそ日本馬の優勝か」という論調でまとめられており、中でも優勝候補の筆頭に挙がっていたのがゴールドシップ(牡5)だった。欧州の馬場に合うとかねて言われていた馬で、本領を発揮できればこの馬にも充分チャンスがありそうだ。
9月に入ってパリ地区の天候は安定しており、今週前半にまとまった雨が降る模様だが、水曜日以降は好天との予報が出ている。本番も前哨戦の日と同様に、乾いて硬めの馬場になる公算が大きく、そうなると、ことさらに生きるのがハープスター(牝3)が持つ一刀両断の切れ味である。結局のところ、今年の凱旋門賞は「欧州の3歳牝馬2頭」VS「日本馬3頭」という図式で、本番を迎えることになりそうだ。(競馬評論家)
[スポニチアネックス 2014年9月29日 05:30 ]
ジャスタウェイは英チャンピオンステークスであるならば、「文句なし」に◎だけど、1回しか経験していない2400m、というのがどうも気にかかるな。馬の状態はいいみたいなので、「世界ランキングナンバーワン」の底力を期待したいところ。
ゴールドシップは、要は折り合い次第。日本の競馬では、まともに折り合えていないレースばかり続いているため、「最初はゆっくり」が鉄則の凱旋門賞で果たしてそれができるのかどうか。しかし、うまく折り合えた、ということであるならば、爆発的な瞬発力は恐らくメンバー中随一と思われるので、「大仕事」をやってのけそうな予感はする。
ハープスターは、本来ならばロンシャンで1回走ってもらいたかったが、札幌記念でゴールドシップを押さえ込んだレースを見る限り、ここでも十分戦えそうだ。桜花賞での「全馬ごぼう抜き」を取り上げるまでもなく、瞬発力に関しては言うまでもなし。折り合いもつけられそうなので、◎にしてもおかしくないかも。
タグルーダはキングジョージとのダブル制覇を狙うが、ヨークシャーオークスでの初黒星が「いい薬になった」ということであるならば、ここでも◎だろう。但し、他馬もそんなに差はない。
アヴニールセルタンはまだ一度も負けていない。ローテーションがフランスの牝馬クラシック(二冠達成)以外は「王道路線」でない点が気がかりだが、逆に消耗度がそんなにないということであるならば、逆転の目もあるかも。
エクトの評価が高いみたい。クラシックの出走が叶わなかったが、前走のニエユ賞の勝利は、潜在能力の高さを示したということなのだろう。しかし、第一線級と戦っていない点が気がかり。
アイヴァンホーは、バーデン大賞でシーザムーンに圧勝した点が評価される。時計の裏付けが気になるところだが、混戦になれば警戒が必要かも。