公営競技はどこへ行く

元気溢れる公営競技にしていきたい、その一心で思ったことを書き綴っていきます。

桜花賞回顧

2012-04-08 21:54:42 | 大レース回顧集
第72回桜花賞が8日、阪神競馬場で行われた。

1番人気は、17 ジョワドヴィーヴルで2.3倍、2番人気は、10 ジェンティルドンナで4.9倍、3番人気は、11 アイムユアーズで9.7倍。10倍以下の単勝人気は以上3頭。

6 エイシンキンチェム、8 マイネエポナの先手争いに、18 アラフネが掛かり気味ながらも加わり、3角手前付近ではアラフネが先頭。15 ヴィルシーナが4番手付近につけ、2 エピセアロームとアイムユアーズがその後ろあたり。13 サウンドオブハート、7 メイショウスザンナが丁度中団。その後ろにジェンティルドンナ。そして、ジョワドヴィーヴルは後方から3頭目。

3~4角にかけてジョワドが漸進。そして外に持ち出して追い比べに持ち込む態勢。

直線に入り、ヴィルシーナが先頭に立ち、これにアイムユアーズが襲いかかる。一方、ジョワドヴィーヴルは鞍上の手が動くものの、反応が悪い。また、ヴィルシーナも外にもたれ気味となる。すると、直線入口では中程にいたジェンティルドンナが坂に入って鋭い脚。ヴィルシーナも坂に入ってまっすぐ走れるようになり、アイムを競り落としたかに思われたが、ジェンティルがしっかりと伸びきって優勝。2着ヴィル、3着アイム、4着にはサウンド、5着メイショウ。1番人気のジョワは6着。

<短評>

・ジェンティルドンナ・・・スタートの出はよかったが、すぐに控えた。道中はメイショウスザンナと16 ファインチョイスに挟み込まれるようにして進み、またサウンドオブハートという目標を見ながら、直線で末脚を炸裂させた。シンザン記念の優勝馬であり、その時点でジョワドヴィーヴルの一番の対抗格となったが、前走のチューリップ賞ではジョワドを意識しすぎるあまり、直線で伸びを欠いた。今回はその反省も生かされていたといえよう。むろん、オークスも十分勝機がありそう。

・ヴィルシーナ・・・道中好位置につけたことで、3頭の競り合いとなった中では、この馬が一番勝利に近いように思われたが、直線で外に膨れ気味になったところをジェンティルに来られてしまい、その後また一伸びしたものの交わされてしまった。この悔しい敗戦を今後に生かして欲しい。

・アイムユアーズ・・・ヴィルシーナに寄られたという点がこの馬には多少災いしたかもしれない。しかし、3着だったとはいえ、着順以上の内容の競馬だったし、次走の巻き返しに期待したい。

・サウンドオブハート・・・道中中団を進みながら、直線で抜け出す算段だったが、上位3頭とは力の差が若干出た感じ。

・メイショウスザンナ・・・11番人気というのは、前走のフラワーカップで1番人気だったこの馬にしてみれば意外だっただろうが、流れに乗って入着を果たした。

・ジョワドヴィーヴル・・・馬体減りしていた上に、道中の気合乗りも一息。期待された瞬発力も全く冴えなかった。もちろん、この程度の馬であるはずがないとは思うが、一から態勢を立て直す必要性があるかも。ということは、オークス回避も辞さない姿勢が必要ではないか。

(追記)

土日のおさらい☆(場立ちの予想屋「大黒社」です!)

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トラック世界選手権最終日

2012-04-08 21:23:29 | スポーツ
男子ケイリン予選、新田祐大は1組1位、渡邉一成は5組1位で、それぞれ準決勝へ。一方、前年優勝者、シェーン・パーキンスは敗者復活戦で敗退

男子ケイリン準決勝組み合わせ、新田と渡邉が同じ1組。この他、レヴィ、アワン、ヴァンヴェルトホーヴェン、カネロンが登場。2組には、サンダーランド、マスキアラン、ブルガン、クラプトン、ホイ、ケニーが登場。

男子ケイリン準決勝結果、1組は1着レヴィ、2着渡邉、3着ヴァンヴェルトホーヴェン。以上が決勝へ。新田は4着となり、7~12位決定戦へ。2組は1着ホイ、2着ブルガン、3着ケニー。以上が決勝へ。

女子個人追抜予選、田畑真紀は3分44秒501で19位、上野みなみは3分44秒644で20位。いずれもここで終了。



以下は決勝記録。

女子個人追抜は、アリソン・シャンクス(ニュージーランド)が優勝。

男子ケイリン決勝、サー・クリス・ホイ(イギリス)、2年ぶりの優勝。2着レヴィ、3着ケニー、4着ブルガン、5着渡邉、6着ヴァンヴェルトホーヴェン(降着)。また、新田は12位。

男子マディソンは、ケニー・デ・ケテルとハイス・ファン・フックのベルギーペアが、マイヤー・ハワードのオーストラリアペアの3連覇を阻止し優勝。

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4月8日の優勝戦・重賞結果

2012-04-08 20:58:53 | 各日の公営競技
・中央競馬重賞

阪神 桜花賞(GI) ジェンティルドンナ

・競輪

川崎 桜花賞・海老澤清杯(GIII) 深谷知広 1111

外併走を余儀なくされ、田中に先捲りを放たれながらも、深谷がバックから捲って出て一飲みの圧勝。

・競艇

蒲郡 オールジャパン竹島特別(GI) 赤岩善生 51133311

赤岩、差しを決め優勝。

三国 田中信一郎 212123111

びわこ 女子リーグ(GIII) 藤崎小百合 21121534321

芦屋 アサヒビールカップ(GIII) 中村亮太 2211212511

・地方競馬重賞

高知 二十四万石賞 タンゴノセック 
コメント (3)
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早くも「手の内」見せてしまった?

2012-04-08 11:36:06 | スポーツ
ま、世界選の回顧は大会終了後に行うが、ここまで、日本のメダル獲得数はゼロながらも、内容的に見ると、昨年とは格段に良くなっているように感じる。

とはいえ、昨年の世界選、というと、東日本大震災直後の開催ということや、阿部道監督が家族との連絡が取れないといった事情も重なり、指揮を取れなかったため、吉井コーチが代行監督となったとはいえ、選手任せの部分が大きかっただろうし。

しかし、松本整監督体制で迎えた今年、「まさか」?、雨谷、渡邉、中川の3人がチームスプリントで日本記録を連発するとは思わなかった。ま、イギリスとドイツが予選で降格を喫し、本来6位だった日本が繰り上がってメダルラウンドへ進出することになったのだが、そのメダルラウンドでついに43秒台が出たからね。

ま、渡邉一成は、他国の連中にも少なからずその名は知られている。しかし、雨谷や中川というと、恐らく世界的には無名といってもいいだろう。

(フィクション開始)

『日本にはビックリしたよ。ま、本当は「6位」だったけど、運よくメダルラウンドに進んだとはいえ、普通に考えると3位決定戦はニュージーランドの「圧勝」と見るのが筋だろ。それが、きわどい勝負にまで持ち込まれたんだからね。』

「ああ、俺もビックリした。そもそもワタナベはともかく、アマガイとかナカガワなんて全く知らなかったな。」

『そういや、ジュマンジ?(十文字貴信)だっけ?とか、ナガイ(永井清史)なんて、世界選やワールドカップでは実績すらなかった選手だぜ。』

「ま、日本「お得意」の、『競輪秘密兵器』ってやつか?それも、決まってオリンピックの年に「だけ」出してくるんだよね。」

『うーん、『ケイリンマネー』がそれだけ凄いってことなんじゃないの?世界選で実績挙げても、大したカネにならないって、ミスターナカノ(中野浩一)が昔言ってたし。』

「でも、今年は「違う」よね。既に世界選で秘密兵器を「出してしまった」。これ以上の秘密兵器っているのかい?」

『聞いたところによると、フカヤ(深谷知広)っていう若い選手がいるみたいだけど・・・』

「ま、とにかく、オリンピックの年「だけ」は、日本はシャカリキになってくるから、多少は注意しておいたほうがいいだろうね。」


(フィクション終わり)


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4割増

2012-04-08 07:49:52 | 競馬
中京新装時に続き、福島再開時にも、ドッと客が・・・

開門前に3551人…福島競馬503日ぶり再開(スポニチアネックス)

東日本大震災の影響で開催が中止されていた福島競馬が7日、10年11月21日以来、503日ぶりに再開された。

 競馬場には再開を待ちわびた多くのファンが訪れ、開門前に3551人が列をつくった。午前8時45分に南入場口で木幡、武士沢、渡辺の3騎手らがくす玉を割るセレモニーでファンを出迎えた。午前9時50分に発走した1Rでは1番人気アラビアンマジックが鮮やかな逃げ切りV。騎乗した吉田隼は「最初のレースを勝ててよかった。競馬で少しでも福島を盛り上げていければ」と話した。

 昼休みには福島入りしていた36騎手が、福島復興の願いを込め「明日へ」の文字が入ったそろいのブルゾンで芝コースに整列し黙とう。福島県南相馬市出身の木幡が代表で「甚大な被害を受けた福島競馬も再開することができました。ファンの皆様の期待に応えられるよう騎手一同頑張ります」とあいさつすると場内から大きな拍手が送られた。大役を終えた木幡は「たくさんのお客さんが来てくれてうれしいし、パドックでも声援が多くて本当にありがたいと思った」としみじみ語った。

 時折雪が舞う冷え込みだったが入場人員は1万3198人で2年前の春の福島初日に比べて約4割増。売得金は33億7139万1400円で一昨年比116%だった。



今年から、中央競馬は「地方場所」の開催削減を試みるなど、ともすれば、「地方軽視」の方針を打ち出しているが、それを「あざ笑う」かのごとく?

ま、久々の開催だった上に、震災・原発事故明けという、社会的背景も手伝ったため、と考えられるが、この勢いを今後も繋げていければいいね。

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