来年4月に4回目の「手外科専門医試験」が施行されますが、過去問題も少ししか公開されておらず、
ほんと、苦労しました。もう受けたくないですね・・・
今年、私が受けた中で記憶に残っている問題をアップさせてもらいます。参考になれば
ただし、過去問題は回収されているので、あやふやだったりするので、そこんとこよ・ろ・し・く
1.先天性、腱移行、腕神経叢の出題はなかったような。でも、その前年には手の先天異常の分類が
日本手外科学会が作成したもの(アメリカ版と微妙に違うので注意)から詳細に出題。腱移行については数門
出題
2.パッチーニ等の知覚受容体について
3.広背筋皮弁の動脈は?
4.指切断のzone
5.身体障害等級
6.Dupueytrenでの屈曲拘縮とはならないものは?
7.装具オッペンハイマーなど、
8.腱交差現象
9.尺骨つきあげの手術方法数種類(名称)
10.手のXp撮影法 クレンチフィストなど
11.Foveaに付着するもの 浅層部位?深層部位?
12.WAFで使用しない動脈は?
13.essex脱臼骨折とは?
14.神経伝道速度の計算
あとは、教育研修会テキストから解剖が結構出題されるのと、分類 Badoなど、詳細にでます。
分類なんか、覚えんでも、診察室に本置いとけばいいんとちゃうか~と思うけど、
ゆるぎのない問題を作れる、ということで、出題されやすいんでしょう、解剖も。
逆に治療などは人それぞれなんで、あまり出ません。そりゃそっか。
印象としては整形外科専門医のように基本がわかってればいい、というのではなく、
手の外科の先生が作ってるだけあって、マニアックで細かいです。想像しただけで納得
普段、手術の勉強や新しい治療、患者さんに対する治療法を探すために論文を読んだり、と
基礎を通り越した勉強が主になってしまっているんで、あらためて基本を中心に勉強する、
という意味では貴重な経験だったと思います。
でも、もう専門医試験はこりごり。