大阪での毎日

整形外科の仕事&「職」ではなく「食」へのこだわり

整形外科の商売敵?!

2011年03月28日 | 仕事
患者さんに「整骨院に行ってるんですが、効果あるんでしょうか?」とよく聞かれます。
外傷を診る、という点では整形外科も整骨院も共通してますが、いかんせん、医学部では整骨院の勉強はしていないので、知るわけないですよ・・・

でも、世の中の人があれだけ整骨院に行くからには、やはりいいんでしょう~ ということで、物は試し、家の近所の整骨院へ行ってみました。

整骨院は「急性期」つまり、捻挫や脱臼などの急に起きたものだけが保険適応で、慢性の腰痛や膝痛などで保険診療を行ってはいけないんです、実は。そこらへんが生ぬるい時代もありましたが、今や医療費が年々かさむ日本でちょっとは厳しくなったのか、私が行った整骨院ではちゃんと「急性期でないと保険適応外です」と書かれてました。

で、首の捻挫を治療してもらったんですが、揉んでもらうと確かに楽になります~ しかも、あちこち体を触って診察した上で施術を開始します。

私たち整形外科はレントゲンやCT,MRIなどのすごい武器があるので、ついつい、患者さんの体を触ることがないがしろにされているときもあるかと思います。そういった点で勉強になります!

ただ、整骨院も商売なんで、むやみやたらに不安をかきたてるようなこと、「あなたの背骨は普通、2箇所ぐらいのゆがみが、何箇所もありますよ~」とのこと。レントゲンでゆがんでないのは確認済みやけど・・・

患者さんの、痛みの原因が知りたい、かつ、重大な病気はいややけど、ちょっと悪いぐらいのこと言ってほしい、この心理をよく掴んでる整骨院の先生でした。

ちなみに私の職業を聞かれてもじもじしていると「事務員ですか?」といわれ「そうです」ということにしました。

佐野元春30周年ライブ

2011年03月26日 | 趣味
30周年ライブに行くぐらい大ファンであったわけでもなく、知り合いの方が行けなくなったため、急遽ピンチヒッターで行くことになりました・・・



佐野元春はたしか、私が小学校高学年のとき、大滝詠一とともにものすごい売れていたミュージシャンで、兄たちがよく聞いてたため、私もなんとなく、「someday]や「ガラスのジェネレーション」などを知っている、レベルである。

しかし、ファン層は高齢やな~ 40歳台なかばがもっとも多く、小学生の子連れで参加、みたいな人たちもちらほら。
40歳半ばの人たちは日本が一番輝いていた時代を生きてきた人たちで、元気がありますよね~

ライブはというと、
とにかく歌いまくり、どんだけ歌うねん、というぐらいファンには大サービス?!歌うのが芯から好きなのか。

小学校のとき聞いた曲は知っているので生で聞けていいんですが、それ以降の曲が全くわからず、ちょっとは予習でもすればよかったな~と旦那様と後悔してました。

中年のファンの元気な姿をみて元気をもらえたライブでした。

ちなみに、私はどちらかというと大滝詠一さんの方が好きかな。

東北震災後1週間が経過して

2011年03月19日 | 仕事
11日のあの揺れ(大阪でもめまいのような長い揺れがありました)からこれだけの被害が広がるとは予想もできなかったことですが、震災の被害にあわれた方、そして今も避難生活を送られている方、そしてそれを支援してくださっている方には、一刻も早く心からやすらげる日がくることを祈るばかりです。

医師専用サイトのHPでは、歯科医師の派遣を訴えており、なんで、歯科医?!と思いましたが、
歯型から身元確認が必要とのことでした。阪神大震災のときは、先輩整形外科医によると、多くの外傷患者さんがいて、整形外科が必要とされた、ということでしたが、今、歯型でしか身元が確認できない方がたくさんおられるとはなんだか・・・
でも、残された家族さんの立場にたつと、なにがなんでも身元をはっきりしてほしいですもんね。

今はどこでも義捐金などの寄付ができるようになっていて、できることといえばそれぐらいですが、少しでも早く元の生活に戻れることをこころより祈ってます。