大阪での毎日

整形外科の仕事&「職」ではなく「食」へのこだわり

手外科専門医試験 

2011年12月06日 | 仕事

来年4月に4回目の「手外科専門医試験」が施行されますが、過去問題も少ししか公開されておらず、

ほんと、苦労しました。もう受けたくないですね・・・

今年、私が受けた中で記憶に残っている問題をアップさせてもらいます。参考になれば

ただし、過去問題は回収されているので、あやふやだったりするので、そこんとこよ・ろ・し・く

1.先天性、腱移行、腕神経叢の出題はなかったような。でも、その前年には手の先天異常の分類が

 日本手外科学会が作成したもの(アメリカ版と微妙に違うので注意)から詳細に出題。腱移行については数門

 出題

2.パッチーニ等の知覚受容体について

3.広背筋皮弁の動脈は?

4.指切断のzone

5.身体障害等級

6.Dupueytrenでの屈曲拘縮とはならないものは?

7.装具オッペンハイマーなど、

8.腱交差現象

9.尺骨つきあげの手術方法数種類(名称)

10.手のXp撮影法  クレンチフィストなど

11.Foveaに付着するもの 浅層部位?深層部位?

12.WAFで使用しない動脈は?

13.essex脱臼骨折とは?

 14.神経伝道速度の計算

あとは、教育研修会テキストから解剖が結構出題されるのと、分類 Badoなど、詳細にでます。

分類なんか、覚えんでも、診察室に本置いとけばいいんとちゃうか~と思うけど、

ゆるぎのない問題を作れる、ということで、出題されやすいんでしょう、解剖も。

逆に治療などは人それぞれなんで、あまり出ません。そりゃそっか。

印象としては整形外科専門医のように基本がわかってればいい、というのではなく、

手の外科の先生が作ってるだけあって、マニアックで細かいです。想像しただけで納得

普段、手術の勉強や新しい治療、患者さんに対する治療法を探すために論文を読んだり、と

基礎を通り越した勉強が主になってしまっているんで、あらためて基本を中心に勉強する、

という意味では貴重な経験だったと思います。

でも、もう専門医試験はこりごり。


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