大阪での毎日

整形外科の仕事&「職」ではなく「食」へのこだわり

第31回東日本手外科学会 at 札幌

2017年02月23日 | 学会
はじめて東日本手外科学会に参加しました。

   

↑会場には雪だるま、さすが雪国。

毎年4月に開催される日本手外科学会に演題を出したいところですが、
症例数が少なかったので断念しました。

発表を聞いてくださった先生方の質問を受け、
なるほどな~というアドバイスや、他の先生たちの考えが聞けてよかったです。

ホテルから学会会場に行く途中、大通り講演で雪まつりが開催されてました。

あまりの人ごみに驚きましたが、「これが雪まつりか~」と感動

スターウォーズや

   

去年の話題の人たちもいました

   

   

大きな作品はほとんどがステージになっているようです

   

大勢の人前でしゃべることが大の苦手で苦痛この上ないんですが、
発表することによって改めて気づくことも多く、自分の勉強にもなる上、
患者さんのためにもなっている?!と信じて、これからも
なんとか学会で発表できるよう、精進していきたいと思います。

女医へのパワハラ?

2017年02月09日 | 仕事
若い女医さんが、男性上司から
「結婚はいいけど、これから3年は子供をつくらないこと」と言われたとか、
一昔前は「5年って言われてた」など、多くの女医さんから聞きます。

今の時代、完全にパワハラなんですが、これって、
自分たちの仕事の負担が増えるのが嫌、というのが根底にあるとは思いますが、
上司によったら、本当にその女医の将来を考えた発言かも知れません。

医者はどんな科にいっても、一人前になるまでに最低5年、
外科系なら10年はかかるのでは。
その途中で子育てが加わると、皆と同じような研修を続けることは難しいし、
医者は勤務時間外に会議や研修会、学会の準備など、
休日もそういった仕事に時間をとられます。

もちろん、そういったことをしなくても医者ではあるんですが、
医者としての能力や技術、地位などは向上しにくいので、
将来、最先端の病院で働きたいな~とか、手術がたくさんできる病院で
働きたいな~と言っても、実力が伴ってない、時間の制約があると
行かせてもらえません。

もちろん、子育てもしながら、皆と同じような研修をこなしている女医さんも
いますが、並大抵なことではないし、できる人の割合の方が圧倒的に少ないです。

整形外科でも、もっと手術ができる病院に行きたい、というママさん女医が
いますが、手術が多い病院は時間外労働も長いし、定時に帰るというのは
難しいのが現実です。時間外の呼び出しもあるしね。

でも、「研修中に子供を作るとどうなるか?」なんて、
その本人がよく考えるとわかることなんで、わざわざ男性上司が
「〇年は子供をつくるな」
なんて言う必要ないのかもしれないですね。

子育てしながら研修をしていくシステム作りも大切だし、
ママさん女医も、優遇してもらっている分、他の医師に負担が
かかっていることを自覚して行動する気づかいが必要なのかも。