ようこのかまど

おいしいからうれしくなるのかな、うれしいからおいしくなるのかな。

甘いキラキラのごほうび

2015年10月13日 | デキんレジの雑記帳
呆気なく終わってしまった(のは私の未熟さのせいです、はい。)一年次最後の内科の次は、麻酔科研修。
「休日がもらえて嬉しい」が堂々と言える、そしてそれがなんと自然で人間らしいことかが思い出された6週間でした(どんなブラック企業かと言われそうですが…望んで居る部分もある訳で…そこは複雑なのです!どうしても悩んだらヨーロッパに渡ろうか…などと考えたりしている話はまた今度。)。
そんな(いい意味で)長かった麻酔科ローテもいよいよ最終週です。麻酔科の先生たちは変に力入ってないしどこか個人主義なところも好きだけど、自分は整理整頓が苦手だし、何より1人の患者さんと過ごす時間が短くて、しかも一緒に過ごす時間のほとんどのあいだ患者さん寝てて(私が寝かせていて)お話できないから私はこの科には進めないなと思っていた矢先のこと。可愛らしいフルーツゼリーが箱いっぱいに届きました、なんと私の名前宛にお葉書までついて。
私にとってはある一週間のうちの、一日の数件のうちの、たった一件の短い手術の時間だったけれども、そのときの私の顔を覚えていてくださっていた方がいたんだと思ったらとても嬉しくて元気がでました。というか、あの日のあの時が、その患者さんにとってはきっと大緊張して待たれた時間であったわけで、私はもしやそんなことも忘れて麻酔なんかかけていたかしら、それならダメだったなとちょっと反省もしました。

なんとなく、ちょっとした会話とか何気ない所作とか、いいのも、わるいのも、けっこう見られているんだよと、神さまに言われた気がした。
背筋、ぴんっ。