甘くない

お酒の飲めない年齢の頃、
合唱の帰りに行ってたうどん屋さん。
母さんがよく「これは甘くないのよ！」と言いながら飲んでた梅干しサワーがとても美味しそうに見えたから。

10年越しに叶えにきました、母と。
互いの新生活についての、始まってないから見えるわけもない不安を
舐め合いながら飲む。

つまらない大人になってしまったものです。でも
2年間、名ばかりでも社会人としてやってこれたことにホッとしているのも事実です。
梅干しサワーも思った通りの好きな味だった。


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新生活といえば
家具屋さんで一目惚れした棚、大奮発して買っちゃいました。
2週間後に到着予定の、そんな愛し君を思い浮かべるようになったら
滞っていた引越先の片付けが進む進む…
迎い入れる準備。これってまさに、アドベントの気持ち笑

物語の主役は、こういう影響力を持っているんだなあ。
やっぱり、主役でありたい。

風が春

春うらら隅田川のほとり、いかがお暮らしですか


おじいちゃんからの誕生祝いのお手紙。
答えはまさに、この写真。
深夜、追い出された寮に負けず劣らず近いところに選んでしまった新居への帰り道
風のあたたかさに驚いて思わず吹いてきた方を振り返ったら、はち切れそうなコブシの蕾にぶつかりました。
そして写真に撮って初めて、チリかと思うくらい大きく写り込んだ星たちに気付くという。
そんな春。


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2週に1回くらい、ご褒美みたいないいことがある。
2週に1回くらい、教会にも行ける。
それでも欲の強い私は
楽に得られる高揚感とか守られてる感を求めてキョロキョロしている。
他人の二次会で着ることを言い訳に新しいドレス買ったりさ、
さして尊敬もしてない先輩の言葉に同調して騒いだりさ。
あさはかなんだよ、たしかに。

今の自分は嫌いなところが多いから
嫌われても傷付かないと思う。
好きと言われたって、きっと信じられない。
なんでこんな風になっちゃったんだろうなあ。

自分にがっかりすることばかりなのに
それでもなお今ここまで来れているのは
いつも誰かが背中を押して、私の歩みを止めさせないでいてくれたから。
Der HERR haelt alle, die da fallen,
und richtet alle auf, die niedergeschlagen ist.
Psalm 145.14