ようこのかまど

おいしいからうれしくなるのかな、うれしいからおいしくなるのかな。

甘辛なす煮丼

2014年07月29日 | ひとり飯 ~持続可能な生活会議~

なす(小)3本を縦に四等分して水にさらす。
油を熱したフライパンで色づくまで炒めたら、合わせ調味料(醤油大さじ2+砂糖大さじ2+酒大さじ1+だしの素小さじ1)を加えて全体になじませる。
水1カップを加えて落し蓋をして煮詰める。
ごはんにのっけて上から七味。

ちょと味が足りなかったので、おなすを食べ切って残ったたれ付きごはんにメカブを投入。
諸事情あって左手でお椀が持てなくても、
スプーンで食べれば
だいじょうぶ。





橈骨神経麻痺になった話をします。
初めてのマッチング、たった10分間の面接試験でよほど体力・精神力ともに奪われたのでしょうか…左腕を自分の体重で圧迫したまま気付くことなく爆睡してしまったようなのです!
朝めざましで起きて自分の手を見た瞬間「あ、これがかの有名な下垂手か」と本能的に確信しました。そして、その診断は悲しいほどに当たっていた…神経内科の医局に駆け込んで先生に華麗なる徒手筋力テストをしてもらったので確実です。

まあいろいろな日常動作に影響して不便なのですが、とくに手を反らせる(手関節背屈筋←橈骨神経とくにC6支配)時に力が入りにくいため、最近生活リズムを整えるために続けていたフルートの朝練はおやすみせねばなりません。フルートは、下顎・右親指・左人差し指付け根の3点で支えて構える楽器なのです。

但し、「不幸中の幸い」もいっぱいあります!やってしまったのが利き手でなかったこと、実技試験のある病院を受け終わった後に起きたということ、肘は伸びる(←上腕三頭筋も橈骨神経とくにC7支配なので重症例だとこれもできない)こと…
感謝です。

と、報告した母に「またー?」と言われて思い出したのですが、そういえば中学受験の試験直前には利き手の小指を骨折しました。
塾に行く途中、段差を踏み外しそうになったので気を利かせて
「トオッ」
と両手を広げて飛んだら、ドアの枠にぶつかってしまったのでした。
その時はあまり気に留めず、そのまま教室に入ったら始まった小テスト。途中けしゴムを使おうと握ったらビックリするような激痛が走って涙がポロポロ出てきたなあ…

ともあれ、今月は親知らずを抜くための入院に始まり、原因不明の蕁麻疹そしてハネムーンでも大酒飲みでもない(少なくともその晩は飲まなかった)のになってしまった橈骨神経麻痺と、身を以て様々な疾患を勉強しました。
今回の麻痺で分かったことは、使える筋肉が代償性に凝ってものすごい倦怠感を生むということです。これは覚えておくと未来の私の患者さんの役に立ちそうです。
そして、最近は脳神経外科がかっこいいと思っていたけれど、やっぱり神経内科もなかなかおもしろい科です。