「世の中、ちょっとやぶにらみ」

本音とたてまえ使い分け、視点をかえてにらんでみれば、違った世界が見えてくる・・・かな?    yattaro-

「手帳交代式」

2011年01月04日 | 季節の移ろい・出来事

           

1月4日。東京証券取引所や官公庁など今日から仕事始めのところも多かったようだ。
毎日サンデーというか、年がら年中お正月のようなこの身ではあるが、仕事そのものがないだけで、ヒマを持て余して困るなどという経験もあまりない。

そんな我が身もボチボチ本格的スタート。
昨年1年間持ち歩いた、色んなスケジュールやメモなどで予定欄は結構黒くなった古い手帳から、今年の新品への手帳交代式をおこなった。

古い手帳には、年間の各種記念日も赤ペンで記されている。
それはそのまま今年に引き継ぎ。そして早速1月の予定をかき込んだら、もう何日間か予定で埋まった。やはり今年もあれこれ面白い一年になりそうだ。
スケジュールの番人になって、約束を違えることのないよう、手帳によ~くお願いしておこう。

そしてもう一つ。 パソコンの大掃除も施した。
こちらも昨年1年間の垢やゴミという名のファイルが積もり積もっている。
出来るだけコンパクトにまとめ、外付けハードディスクに移し、本体をスリムにしてやった。
ちょっとスリムにするだけで随分動きが軽くなる。正直だ。人間の身体と同じだ・・・と自分に言い聞かせる。

真新しい手帳もパソコンも、向こう1年、どのような書き込みが残されるのだろう。
取り敢えず自分の確かな足取りが検証される、怖い存在でもある。
出来れば、一つでも多く、嬉しいこと楽しいことを書き残したいものだ。

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「今年は何色に・・・」

2011年01月03日 | 趣味・・エッセイ

  

                

お正月三が日、静かに暮れようとしている。

さて、わがブログアップの写真。 元旦がご来光、二日が初詣とくれば、三日目は自ずと知れた、岩国城と錦帯橋。これはお決まりのコース。三種の神器みたいなものだ。

皐月の青空にそびえ立つ岩国城は見応えがある。桜の花びら舞う春の錦帯橋は絵になる。
しかしいま、冬空から街を見下ろす、ちょっと寒そうな岩国城は「孤高」という気高さを秘めている。
枯れ木を思わせる桜の向こう、冬枯れた錦帯橋のひなびたたたずまい。それはそれで絵になっており、四季折々の色を楽しませてくれる。

これから始まる向こう一年を、色で占うとしたらどんな色になるのだろう・・・。
そんな思いを、はがき随筆にまとめてみた。


タイトル『 人生いろ色 』      

  正月を迎えるたびに思ってきた。
  今年はどんな色あいの1年になるのだろうかと。

 穏やかな緑もいい。まっ赤に燃える激しさもいい。元気の出る黄色もいい。

人生いろ色だが、出発点は何色も混じらない真っ白がいい。


  妻との二人三脚も40年を迎える。
  花嫁衣装の白無垢がどんな色に染まり、どんな人生模様を描いているのだろう。

 今はまだはっきり見えていないが、できるなら「いい色合いだね」と笑顔で振り返りたい。 

 年々の積み重ねをおろそかにはできない。 

今年も白を基調に多くの色を塗り重ねてみたい。

 

                      毎日新聞、はがき随筆 2011.1.1 掲載

 

 

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「初もうで」

2011年01月02日 | 趣味・・エッセイ

       

正月二日。風一つない穏やかな晴天に恵まれて、気持ちよく初詣。
我が力の及ばぬところを、神様や仏様におすがりして力を与えてもらおうと祈りを捧げる。
実際、神も仏もこの世に存在して、時として大きな応援をしてくれることがある。それが「まぐれ当たり」という形で、この身に跳ね返ってくる。そんな話しを、ひとくさり。


タイトル 『石にかじりついても』

 製紙会社に勤めていたが、このまま60歳定年を迎えたら不完全燃焼のまま会社を去ることになるのではないかと思ったのが50代半ば。
 もしわがままが許されるなら、いま一度気持ちを奮い立たせ、持てる力を最大限発揮して燃え尽きたい、と自ら配置転換を申し出た。
 折良く新しい職場が見つかった。

産業医と協力、工場で働く従業員や協力会社員計1800人の健康・衛生管理を担当する仕事だ。
 労働基準監督署や保健所などとの対外折衝が主要業務で、衛生管理者の国家試験免許が必要だという。

そんなこととは知らずに喜び勇んで配転に応じた私だが、今更後には引けない。

晩酌はもとよりタバコも断った。夕方7時のニュース以外はテレビも断って猛特訓が始まった。法令編・管理編の参考書と首っ引きの2ヶ月半。

結果は1回目で大きなまぐれ当たり。世の中には神も仏もいてくれた。

残された5年、無我夢中で健康診断の制度設計や、職場の分煙などに取り組んだ。

思い切って踏み出したあの時の一歩が、長い会社生活最後の花道を飾ってくれた。

そんな現役時代を穏やかに振り返れるのはありがたいことだ。

 

    朝日新聞「声」年始特集テーマ「有言実行」 2011.1.1  掲載

                                                     

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「迎春」

2011年01月01日 | 季節の移ろい・出来事

      
             2011年、平成23年1月1日。 午前7時45分 ご来光

『 新年明けましておめでとう ございます 』

旧年同様、本年もよろしくお付き合い頂きますようお願い致します。
これ以上もない、これ以下もない、思い付き勝手ブログ、厚かましく続けたいと思います。

今年の元朝も、昨年に続いてご来光の瞬間を捉えたくて、遠く南の空を臨む、通津美が浦公園に出かけた。
午前7時、窓の外を見る。 雨・雪なし! 快晴とまでは行かないがご来光は拝める。
冷え切ったクルマを5分ばかり走らせる。重い三脚ひっさげて、望遠付きカメラをセット。
指先が凍る。かじかんで三脚レバーが思うように動かせない。しばらくお尻で温める。

   

海岸に着いたときは静かな水面に雁のアベックが数組、ゆっくり羽根を休めている。
「オ~イ、寒くはないか~」と聞いてみたくなる。トリ合ってはくれないだろうが。

水平線上に雲のカタマリがある。その上に少しずつ金色の縁取りが見えてくる。
この瞬間がたまらない。ご来光撮影の病みつきになる魅力的シーンである。
雲の合間からようやく半分顔を出す、初日の出。空は一段と明るく、雲は更に暗くなる。

        

望遠レンズでは、まばゆくて覗けないほどの、まっ赤に燃える太陽が顔を見せる。
ここまで来ると、カメラを離れて、自然に手を合わせたくなる。
「今年も良いことがいっぱいありますように・・・」 割とシンプルな願い事。

撮り終えて帰ったら、思いがけない良いことが二つも待っていた。
「こいつぁ 春から 縁起が・・・・・・・・」大見得を切る前に、破顔一笑。
あすのブログネタが出来た。

 

 

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