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「世の中、ちょっとやぶにらみ」

本音とたてまえ使い分け、視点をかえてにらんでみれば、違った世界が見えてくる・・・かな?    yattaro-

「涙の初打席から」

2016年08月13日 | 家族・孫話

                    
           すっかりチームに溶け込んで

持ち前の負けん気で、好きで好きでたまらない野球にどっぷりハマった悠雅君。
チームの練習日には必ず参加して、監督・コーチに鍛えられ、少しずつではあるが確かな進歩を見せている。
バットスイングも早くなってきた。

あの公式戦デビュー、「涙の初打席」からおよそ1カ月。何度か公式戦の機会はあったが、出番の声はかからなかった。
そして一昨日。18チームが集まる地元での大会が開かれた。
リーグ戦で、全チーム3試合を行い順位を決める。当然ながら得失点の差も問題となる。

そんな大会で、悠雅君所属のチームは優勝候補の一角。人数こそ少ないが少数精鋭。特にピッチャーがいい。
第1試合は10対0の圧倒的優位で進んだ。試合終了間近、「代打、ユウガ」監督が審判に告げる。
思い切りのいい素振りをくれてバッターボックスへ。涙の初打席の雪辱なるか。

そんな甘いものではない。雪辱はお預けの三振。でも今回は涙はなかった。もちろん笑顔もない。
そのわけは、結果は三振だがそのうちの1球はバットをこすった。もう1級はファールと、バットに当たったのだ。
そして最後の3試合目、再び「代打、ユウガ」の声と共にバットを立てて身構える。

3球目、見事にセンター前ヒット。あの小さな体から生み出された初ヒット。勢いよく一塁ベースに駆け込む。
チームメートや監督から喝さいを受けた。相手チームからは「???」、笑顔と拍手が贈られた。
本人もびっくりしたのか、一塁ベース上でどうポーズしたらいいのか迷っていた・・・と、お父さんから聞かされた。

間の悪いことに、教え子の初ヒットを、ジジはこの目で確かめてはいないのである。
1試合目の打席は終わったころに会場に着いて間に合わない。
3試合目の打席は、昼食を挟んだ午後となり、ジジは昼食の持参もなく、しかも炎天下、熱射病を避けて家に帰った後だった。

惜しや惜しや、こんな素敵なシーンを見損なった。悠雅君も、ジジに見てもらいたかったのに違いない。
まあいい、一度この味を覚えたらまた近いうちに次のチャンスはあるだろう。その時までジジからの拍手はお預けだ。

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2 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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ユー君 (Takeko)
2016-08-15 10:11:50
あなたの見た長男も小さい時少年野球?をしとってね〜暑いのに練習や試合に連れて行ってた時があるのを思い出させてくれるユー君、しっかり応援してあげてね。
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takeko さん (Yattaro-)
2016-08-15 21:47:18
武ちゃんもやはり、野球少年の息子の追っかけをやってきたのね。
まだまだ歳をとらんように、応援してやりたいよ。
返信する

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