自分の胸の中に描いた夢に向かって、最初の関門とも言える「大学入学共通テスト」その初日の昨日。
自らの学力低下に苦しむ高校2年生が、自暴自棄になって、何の罪も落ち度もない大学入試受験生らを刃物を持って襲いかかり、傷害を負わせるという事件が発生した。それも、東大の試験会場前で。
どう考えたら納得のいく答えが導き出されるのか、全く見当が付かない。
なにかおかしい。なにかが狂ってる。なにか大切なものを置き忘れて育っている。いや違った、育っていない。育てられていない。育てる環境基盤が緩んでいる。それって何?? 解らない。
本当に解っていないのかな??解ってはいるが、世の趨勢に押し流されて口をつぐんでいるだけなんじゃないの?? へたに口を開けば「そりゃおかしい」とブログ炎上になったり、常識論が封じ込められたりする、ある意味怖い世の中ではある。
そもそもその常識論ってなに??その根っこの部分が、地面に広く根を張ってなくて、不安定だから、基準となるものが曖昧になってくる。結果的に個人の横暴が周囲の普通に生きる人に、取り返しのつかない大きな傷跡を残す。ひとつ事件が起きるたびに、世の中狂ってるんじゃないのと思わせることが多すぎる。なんとか歯止めになるような意見を、小さくてもいいから発信するべきなのかも、と考える。
せめて今回の被害に遭われた受験生が、毅然と立ち直って素敵な将来を迎えて欲しいと願うばかりである。