「世の中、ちょっとやぶにらみ」

本音とたてまえ使い分け、視点をかえてにらんでみれば、違った世界が見えてくる・・・かな?    yattaro-

「春の嵐」

2012年04月03日 | 季節の移ろい・出来事

      
            大風に煽られ首をかしげる、窓の向こうの竹林

ときならぬ大嵐。
地響きを立てるような風。穴が開きそうなほど窓を打つ横殴りの雨。朝方はとどろく雷鳴。
不幸中の幸いと言おうか、桜が満開になる前に荒れ狂う春の嵐。「花散らしの風」などというそしりは免れたといえるのだろう。

「爆弾低気圧」と命名されるほど、関東以西で大変な風が吹き荒れ、被害も出た。
窓の向こうに広がる竹林。アオサギが巣を架け、子育てするのを見守るだけでなく、海風の防風林的役割もしてくれている。その竹やぶも、一様にお辞儀をする如く風に任せてみぎひだり。それにしても近来まれに見る長時間に及ぶ大風。
せっかく出来上がった彼らの住処も風に振り落とされそうになる。負けるなよー。

もう一つの春嵐(しゅんらん)は我が家の中で荒れ狂う。
決められた宿題のない春休み。長期休暇のど真ん中。じいちゃん学校も円熟味を増している。例によってお二人さんがやって来る。先ずは食卓の食べ物飲み物をチェック。次いで冷蔵庫からチーズを取り出してペロリ。やっと所定の席に着く。スタートはいい加減だが、やはり6年生になる兄ちゃん、小学校高学年の仲間入りする弟。机に向かう時間も随分長くなったし、色々質問も飛んでくるのは嬉しい。

お天気がよければ早々に切り上げて公園で遊んだり散歩も出来る。がこの嵐ではねー。出来るだけ机に向かう時間を引き延ばす。それにも限界はある。仕方なしテレビを見せたりゲームの許可を出す。そのうち兄弟のチョッカイ出し合いが始まる。やがて家中を駆け回る。ドアもふすまも破れそう。たまりかねてゲンコツも見舞う。が、平気の平左。

思い起こせば、子供のころの4月3日といえば、家族みんなでお花見や山上がりに興じたものだ。お弁当も豪華ではなかったがおふくろの完全手作り。
決して豊かではなかったが、みんなが揃っておにぎりをつまむ美味しさは格別。
天気が回復したら、そんな素朴な味に感謝する体験学習もさせてやらねば。

コメント (10)
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