「世の中、ちょっとやぶにらみ」

本音とたてまえ使い分け、視点をかえてにらんでみれば、違った世界が見えてくる・・・かな?    yattaro-

「運動会こぼれ話」

2010年09月29日 | ニュース・世相
先日行われた孫の運動会。
出来れば最高のアングルで、最高の瞬間を切り取って残してやりたい、などの欲が出る。
ついつい運動場を何周か回るほどの距離を移動した計算になる。

華やかな衣装を着けた遊戯などは、静止画のいいシーンを撮るために入場門で待機している姿を追っかけることになる。

その隣にはテントが張られた児童席がある。
この頃の児童席は、教室から持ち出した椅子が並べられている。それに腰掛けて出番を待つ。

その椅子という椅子の背もたれや脇に、びっしり吊されたレジ袋の行列。
全員が申し合わせたかの如き、見事にふくらんだレジ袋を一つか二つぶら下げている。

自然環境の保護といった環境問題を重視する観点から、ポリエチレン製レジ袋を削減しようとする世の動きに逆行している感はある。が、ここでは見事にレジ袋が活きた役目を果たしている。
確かにレジ袋本来の役割ではないところではあるが、感心するほど整然として、レジ袋の存在感がこれほど際立つのは一種の壮観と言える。

中身は、飲み物や運動会グッズが詰まっている。舞い上がる砂ボコリからも守れるし、安上がりなバッグ代わりとなっている。そして、他人との識別が出来るよう名前も書かれているようだった。

二酸化炭素削減やエコ問題もおろそかには出来ないし「お父さんのクルマにも買い物バッグを積んどいてね、いつ買い物するか分からんでしょ」と頼まれてはいるが、この光景を見ていると、どっこい、レジ袋のしたたかな底力が見えるようだ。
運動会こぼれ話のお粗末。

    ( 写真: 児童席の椅子という椅子に、ビッシリぶら下がるレジ袋 )
コメント (10)
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