「世の中、ちょっとやぶにらみ」

本音とたてまえ使い分け、視点をかえてにらんでみれば、違った世界が見えてくる・・・かな?    yattaro-

「仲秋の夜空を彩る」

2010年09月22日 | 季節の移ろい・出来事
     
 10時30分“・・・雲のいずこに・・・”   10時50分“・・・雲の通い路吹きとじよ・・・”

昼間の暑さは、真夏日であろうと、やり切れない蒸し暑さだろうと、夜ともなればやはり秋半ば。
中天高く、仲秋の名月が顔を出す。1年に1度、じっくりお空を眺める。
バタバタした俗世間の一日を終え、あの人もこの人も共に見上げる十五夜の月。

あいにくの曇り空。一旦はあきらめかけた名月観賞。
時折雲の切れ間から柔らかく微笑みかける。カメラを構えるとサーッと隠れる。
まるではにかむ賞状のご機嫌窺いのよう。10時30分。思い切ってパシャッ!
その後間もなく、思い切ったように“天つ風 雲の通い路 吹きとじよ・・・”10時50分。
あきらめの心境か、こちらの熱意に根負けか、見事な姿を全て見せてくれるまん丸お月様。

十五夜の月を「もちの月・望月」というそうな。
別名があるのは十五夜に限らず、十六日の月は「十六夜に月」という。
十七日の月は「立ち待ち月」十八日は「居待ちの月」と言うそうだ。
それぞれに昔の人の思いが込められた意味がある。
このように、古来、お月様を信仰の対象にしたり、期待を込めて眺め、短歌や詩の世界の主役となって行ったようだ。

仲秋の一夜。月を愛でる余裕は持ちたいものである。
コメント (14)
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