「世の中、ちょっとやぶにらみ」

本音とたてまえ使い分け、視点をかえてにらんでみれば、違った世界が見えてくる・・・かな?    yattaro-

「彼岸花」

2008年09月20日 | 季節の移ろい・出来事
今日は彼岸の入りだ。そう言えば黄金色に染まり始めた田んぼのあぜ道や、棚田の石垣の下などに、自由奔放に跳ね上がったような真っ赤な彼岸花が、今を盛りと咲き誇っている。間違いなく秋を象徴する花の一つである。

葉が出る前に先ず花が咲く。「先ず咲く」「真っ先に咲く」などの音に、仏教用語の「曼珠沙華」の文字を宛てて「まんじゅしゃげ」とも呼ばれている。

ほかにも色々、地方地方で呼び方も変わり、全部で50種類くらいの名前があるそうだ。
中には薄気味悪い呼び方があったりして、子供心に近寄りがたい花だった印象もある。

母を見舞った帰りの田舎道、あまりにも見事に咲いているので、ついクルマを停めてカメラにおさめた。
ちなみに花言葉は「情熱」「悲しい思い出」と、ものの本に記されている。
情熱と悲しい思い出がどう結びつくのか分かりにくいが、花言葉はこのようになっている。
つまり、情熱をもってアタックしてはみたが、結果的には悲しい思い出しか残らなかったという悲恋物語を想像すれば、つじつまが合うのかな。

そう考えてみると、色は情熱的な真っ赤っか。花弁は奔放に伸びて、お世辞にもしおらしくは見えない。生半可な情熱を示したくらいではハナであしらわれるかも…。

秋の夜長とはいえ、明日は楽しみな上の孫の小学校運動会。彼岸花にこだわってはいられない。
とはいいながら、蝶を愛で花を愛するこの身には、季節の移ろいを教えてくれる大切な花の一つではある。

         ( 写真:見事に咲いた「彼岸花」 )
コメント (10)
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