故中山義雄(茶名素玄)さん追悼茶会@邂逅庵(水戸市南町)
6月22日に亡くなられた故中山義雄(茶名 素玄)さんの追悼茶会が11月5日に行われた。
邂逅庵・清水透さんが生前に「俺が死んだあと、これを掛けて追悼の茶会を開いてくれ」と掛け軸を託されたとのことで、追悼の茶会の連絡を受けた。
清水さんにとって、中山さんは茶の道に導いてくれた大恩人なので応えたいという。中山さん・清水さん共に石州流「水戸何陋会」に所属されている。
石州流は流派ではあるが家元制ではないので、各自が自由に運営されているのが魅力であるという。
この日の会は中山さんの思いを形にしたいと五人の友人に声をかけたとのことで喜んで参加させていただいた。
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連中の1人は茶をたしなむが、私を含めた他の4人は心得も無く、11時30分からほぼ正式な茶事に倣った会が午後の3時頃まで行われ、故人を偲ぶことが出来た。
清水さんの奥様・お嬢様のご家族三人が心を込められた手作り料理を含めたおもてなしにより実現したが素晴らしい一日であった。
故人が心に描いた集いがどの程度であったかを知る由もないが、想像した以上の素晴らしい会であったと思う。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/00/58/ee8779c87cda35d6fbc14ed706219a37.jpg)
「主人公」の掛け軸(長野善光寺管主・小松玄澄書)
初めて目にした「主人公」という言葉は1885(明治18)年に坪内逍遥が著した「小説神髄」において用いられた造語という説があるが、禅語で自分らしく生きる〈本来の自分 自分の中にいる本当の自分〉という意味のようである。
庵主は「人生は神の演劇己自身である」と解いた様だが、禅語ゆえに答えは人それぞれで良いのであろう。
「邂逅庵」
清水さんの庵は、以前に何度もお尋ねしているので庵号「邂逅庵」は拝見しているはずだが改めて拝見した。
「邂逅」の読みは「かいこう」で、意味は「思いがけない出会い」「偶然に出会うこと」で、それ以上に「運命的な出会い」「運命を感じる巡り合い」というように「感動的な出会い」を意味する場合もあるようだ。
普通は使わないが素敵な言葉で、庵号としても素晴らしいと思えた。
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懐石料理の一汁三菜などが次々と、
都度、お酒を少しずつ頂きながら味わい、濃茶・薄茶と。
作法の手ほどきを受けながら、仲間内なので間違い大歓迎と和気あいあい。
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全てご家族の手作りとは思えない料理の数々、料亭の味に勝るともひけを取らず、量的にも大満足であった。
御亭主の清水さんが茶室のしつらえ、水差しの棚や懐石の諸道具などを含め全て手作りされた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2d/27/6152d22cf701353b2eaa4d47fed0bc80.jpg)
奥様・お嬢さんの全面協力と心からのもてなしは身に染みた。
ご家族の皆様、大変お世話になりました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0e/d0/f9d4a5164165e9ce3321c2b5a2bef41d.jpg)
弘道館の修復時の古材で作られた香盒。
中山義雄さんの意向で虎屋の羊羹と共に、記念品として中山家より贈られた。
6月22日に亡くなられた故中山義雄(茶名 素玄)さんの追悼茶会が11月5日に行われた。
邂逅庵・清水透さんが生前に「俺が死んだあと、これを掛けて追悼の茶会を開いてくれ」と掛け軸を託されたとのことで、追悼の茶会の連絡を受けた。
清水さんにとって、中山さんは茶の道に導いてくれた大恩人なので応えたいという。中山さん・清水さん共に石州流「水戸何陋会」に所属されている。
石州流は流派ではあるが家元制ではないので、各自が自由に運営されているのが魅力であるという。
この日の会は中山さんの思いを形にしたいと五人の友人に声をかけたとのことで喜んで参加させていただいた。
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連中の1人は茶をたしなむが、私を含めた他の4人は心得も無く、11時30分からほぼ正式な茶事に倣った会が午後の3時頃まで行われ、故人を偲ぶことが出来た。
清水さんの奥様・お嬢様のご家族三人が心を込められた手作り料理を含めたおもてなしにより実現したが素晴らしい一日であった。
故人が心に描いた集いがどの程度であったかを知る由もないが、想像した以上の素晴らしい会であったと思う。
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「主人公」の掛け軸(長野善光寺管主・小松玄澄書)
初めて目にした「主人公」という言葉は1885(明治18)年に坪内逍遥が著した「小説神髄」において用いられた造語という説があるが、禅語で自分らしく生きる〈本来の自分 自分の中にいる本当の自分〉という意味のようである。
庵主は「人生は神の演劇己自身である」と解いた様だが、禅語ゆえに答えは人それぞれで良いのであろう。
「邂逅庵」
清水さんの庵は、以前に何度もお尋ねしているので庵号「邂逅庵」は拝見しているはずだが改めて拝見した。
「邂逅」の読みは「かいこう」で、意味は「思いがけない出会い」「偶然に出会うこと」で、それ以上に「運命的な出会い」「運命を感じる巡り合い」というように「感動的な出会い」を意味する場合もあるようだ。
普通は使わないが素敵な言葉で、庵号としても素晴らしいと思えた。
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懐石料理の一汁三菜などが次々と、
都度、お酒を少しずつ頂きながら味わい、濃茶・薄茶と。
作法の手ほどきを受けながら、仲間内なので間違い大歓迎と和気あいあい。
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全てご家族の手作りとは思えない料理の数々、料亭の味に勝るともひけを取らず、量的にも大満足であった。
御亭主の清水さんが茶室のしつらえ、水差しの棚や懐石の諸道具などを含め全て手作りされた。
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奥様・お嬢さんの全面協力と心からのもてなしは身に染みた。
ご家族の皆様、大変お世話になりました。
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弘道館の修復時の古材で作られた香盒。
中山義雄さんの意向で虎屋の羊羹と共に、記念品として中山家より贈られた。