①越境者 面白さ(5点満点):☆☆☆☆
著者:C・J・ボックス
生年:1958年 出身地:アメリカ合衆国ワイオミング州
出版年:2014年 邦訳出版年:2021年 邦訳出版社:(株)東京創元社
訳者:野口百合子
コメント:ワイオミング州の猟区管理官ジョー・ピケットのシリーズ14冊目。ジョーの友人のネイト・ロマノウスキが悪名高い富豪を殺す場面から始まる。ジョーは知事の命を受けて広大なサンドクリーク牧場の所有者テンプルトンを調べることになる。町中がテンプルトンの恩恵を受けている町に乗り込む。数々の暗殺事件の背後にテンプルトンがいるのではと知事は疑っている。ジョーはネイトがテンプルトンと関係があるのではと心配している。ジョーの家族や愛犬が出てくるし、FBIの捜査官も出てくる。サスペンスでありながら、おなじみの人が出てくるので安心感がある。一家に銃が何丁もあり、狩猟を住民がほとんど楽しむ地域でもある。銃の取り扱いが生死を分けていく。
②鷹の王 面白さ(5点満点):☆☆☆☆
著者:C・J・ボックス
生年:1958年 出身地:アメリカ合衆国ワイオミング州
出版年:2012年 邦訳出版年:2018年 邦訳出版社:(株)講談社
訳者:野口百合子
コメント:ワイオミング州の猟区管理官ジョー・ピケットのシリーズ12冊目。ジョーの友人のネイトが狙われている。ネイトは特殊部隊に所属していた過去がある。その過去ゆえにネイトを狙う謎の組織はネイトの周りの人々も傷つけていく。鷹匠であるネイトが鷹との狩りのようすが興味深い。
「カモやガンなど水鳥の集団の意識には、空を舞うハヤブサの影そのものーたとえ初めての遭遇でもーが深く刷りこまれているのだ。自分たちが飛びたったら、はるか高空にいる捕食者に一瞬で殺されるとなぜか知っている。同様に、地上または水上ではハヤブサは襲ってこないとなぜか知っている。だかrs、飛ばないかぎりカモは安全なのだ。」
③そばかすの少年 面白さ(5点満点):☆☆☆☆
著者:ジーン・ポーター
生没年:1863年~1924年 出身地:アメリカ合衆国インディアナ州
出版年:1904年 邦訳出版年:1957年 邦訳出版社:秋元書房→(株)河出書房新社
訳者:村岡花子
コメント:インディアナ州のリンバロストの広大な沼と森の見張りを任された孤児の少年はそばかすと呼ばれている。森には高価な木がたくさんあり、それを盗もうとする泥棒や、豊かな動植物を調査する女性などが訪れる。そばかすは片手がなく両親もわからず本名もわからない。誠実なそばかすは周囲の人の信頼と愛情を勝ち得ていく。最後は幸せになるというお話。リンバロストの自然がすばらしい。翻訳が全体的に古めかしい。
①武道実務官 面白さ(5点満点):☆☆☆☆
制作年・国:2024年・韓国 主演:キム・ウビン
コメント:武術の達人が武道実務官として保護観察官と協力し性犯罪者の再犯を防ぐために活躍する。設定が面白い。
②ボーン・トウ・フライ 面白さ(5点満点):☆☆☆
制作年・国:2023年・中国 主演:ワン・イーボー
コメント:ワン・イーボーが時代劇ではなく、現代劇に挑む。パイロットになる訓練を受けている。パイロットも中国が誇る職業のようだ。
③グレイマン 面白さ(5点満点):☆☆☆
制作年・国:2022年・米国 主演:ライアン・ゴズリング
コメント:服役中にCIAにリクルートされた男は、ある男を暗殺するように命じられる。その男から死ぬ間際にマイクロチップを託される。それでCIAから追われる身になる。ヨーロッパの町の追いかけっこが面白い。
④オッペンハイマー 面白さ(5点満点):☆☆☆☆
制作年・国:2023年・アメリカ 主演:キリアン・マーフィー
コメント:原爆の父である。アメリカの赤狩りの聴聞をうけた時期と原爆を製造していた時期が交互に出てくる。多くの科学者が原爆の使用に反対する中、オッペンハイマーは何もしなかった。共感が湧かないし、時代背景が複雑な物語だ。
⑤ザ・センチネル 面白さ(5点満点):☆☆☆
制作年・国:2006年・アメリカ 主演:マイケル・ダグラス
コメント:大統領夫人と不倫関係にある大統領護衛官が大統領暗殺の情報に基づいて嘘発見器にかけられる。絶対絶命。
⑥異動辞令は音楽隊 面白さ(5点満点):☆☆☆☆
制作年・国:2022年・日本 主演:阿部寛
コメント:強面の刑事が警察の中の音楽隊に異動させられる。ドラムを担当し今までとは違って優しく市民とも触れ合うようになる。詐欺事件の犯人を追う嗅覚は生きている。
⑦カラスの親指 面白さ(5点満点):☆☆☆☆
制作年・国:2012年・日本 主演:阿部寛
コメント:詐欺で食っている男2人がすりの若い女を助けたことから、若い女の姉とその恋人も含めて3人と同居することになる。
どんでん返しが温かい。