花紅柳緑~院長のブログ

京都府京田辺市、谷村医院の院長です。 日常診療を通じて感じたこと、四季折々の健康情報、趣味の活動を御報告いたします。

秋牡丹根(あきぼたんこん)│シュウメイギク

2019-11-12 | 漢方の世界

八 秋命菊 水引草│「四季の花」秋之部・壹, 芸艸堂, 明治41年

秋牡丹根は、キンポウゲ科、イチリンソウ属の多年草、シュウメイギク(秋明菊、秋牡丹、野棉花)、学名Anemone hupehensis var. japonicaの根から得られる生薬である。シュウメイギクの花期は8~10月で、長く伸びた花茎の先端に白や赤紫色の花を咲かせる。全草にプロトアネモニン(Protoanemonin)を含み有毒である。秋牡丹根の薬性は寒、苦、有毒で、効能は殺虫、清熱解毒である。



貴船菊生けてほとりの砧槌       花匂ひ 

貴船菊白を輪廻の色として       晴れの日も 雨の日も・後藤比奈夫







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