ヤマトタケルの夢 

―三代目市川猿之助丈の創る世界との邂逅―
★歌舞伎・スーパー歌舞伎・その他の舞台★

道哲さんの演舞場観劇レポ

2012-06-27 21:56:08 | 歌舞伎―襲名披露
今月3回目の演舞場行きでした。


段四郎さんの病気休演による寿猿さんの『法眼』でした。寿猿さんが
パンフレットの中で二代目猿翁さんのことを今でも「若旦那」といっていたのを
思い出し、幕間に考えたこと。今は皆が誰をなんと呼んでいるのかなぁ。

数日前の猿三郎さんもブログに書いていましたけど・・・「混乱してる」って
現在は亀ちゃんが「若旦那」で、段四郎さんが「旦那」で、猿翁さんは
『大旦那』なら『翁旦那』正解!なんて、バカ丸出しの余裕が有りました。

僕らも何時のころまで三代目を
『若旦那』と呼んでいたのだろうか。とか・・・

それにしても四代目猿之助さん。思ったより『四の切』の回数、少ないのですね。
先程、猿三郎さんのブログで知ったのですが
「亀治郎の会・5回」「明治座・25回」先回、僕が観たのが2日目だから
計32回目だったんだ!
動きはそれなりながら、セリフに伸びがなく、狐言葉もどこかぎこちなく聞こえたけど、
今日の「四の切」は良かったです。
声も狐独特の甲高さも出ていたし、伸びと張りが有り、言葉にも動きにもメリハリ
が効いていました。心にも演技にも余裕が見えたように思います!。

1000回を超える猿翁さんと比較するのは、酷な話で、これからの積み重ねで
「四代目の狐忠信」が作りあげられて行くのでしょうね!

タケルにも三代目と違うタケルを見たような気がする!勿論良い意味でですよ。

今日は、上手寄りながら2列目、2度目とあっても『口上』では、涙目にはなった。
なったけど、しっかりと猿翁さんのお顔も、穴があくほで拝見したし、セリフも
ハッキリと聞き取れました。

葵太夫さん・慎治さん・勝二郎さんの名調子にも酔いました。
疲れたけど、猿翁さんの声も聞き、顔もお姿もしっかりと拝見できて
とても有意義な午後のひと時を過ごすことが出来ました。

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3 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
レポありがとうございます! (yaya)
2012-06-27 22:01:57
今月は、初日と楽しか行かれない私。
途中経過は、みなさんからの報告だけが頼りです~!
返信する
やっと (むすび)
2012-06-28 20:34:05
やっと、昼の部観劇してきました!。
演舞場の建物が近づいた時点でもう、涙目鼻ズル状態...近くを歩いていた方から不審者にみられてしまうかもと、やや情けなく思いながらも、
だって仕方ないじゃない!と開き直りつつ入り口へ。
場内に入ってまずは、初代猿翁さん、三代目段四郎さんの写真に合掌。そうしたら不思議と落ち着きました。
そのせいでしょうか、「小栗栖の長兵衛」「口上」まで拍子抜けする程、冷静な自分でした。
けっして、楽しくなかった訳でも、感激しなかった訳ではないのですが、沸点がズレてしまったかのようでした。
「四ノ切」もそうでした。
が!後半それは突然やってきたんです。
「お名残おしかるまいか」の時、四代目猿之助さんが涙を流していた!(汗だったのかもしれないけど)それを見つけた途端、一気にぐわ~っときてしまって、もうその後はぼろぼろ~。
四代目さんの四ノ切は、亀治郎の会、明治座で観劇していますが、ここでやっと自分のなかに
「きてしまった」んだなと確信しました。
すいません、感想らしい感想になっていないけど
いまでも、不思議な感覚でした。

明日、はじめての四代目の「ヤマトタケル」観劇です。
また先代猿翁さん、段四郎さんの写真に合掌してから観劇したいと思っています。
果たして私は、どうなることか.......。
返信する
観劇感想ありがとう! (yaya)
2012-07-01 00:36:29
わりと早い段階で、亀ちゃん
じゃなくて、四代目なりの狐忠信を作っていった
ような気がします。
口跡は三代目によく似ているのだけど
体現するものが違うというか。
ある意味亀・・・じゃないよ!四代目の方が
器用なところもあるな~と。

また、タケルの感想もお知らせ下さいね!
楽の夜、同じ舞台を観ていたのですねー。
返信する

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