注)大ネタバレ大会ですw
気分はキャメロン・マッキントッシュの横内さん?!
もう、バイトショウのオープニング、ミス・サイゴンかと思いましたよ~(笑)
ミシンの音がヘリの音に聞こえて。可動式のパネルの文様もなんか
ミスサテイスト(ミューヲタの勝手な心象か?)
幾つかのアンサンブル曲が意外と(失礼!)スタンダードなミュージカル曲っぽくて
耳馴染みよく惹きこまれます。ミューファン好みの転調具合とか。
私の一番の耳ツボは、ジャンヌダルクと民衆の役の稽古シーン。
初見はあれこれ気になるから、一点集中は難しいかもしれないけど、
リピする方は意識的に聴いてみて下さい~。
品川(梁瀬さん@演出家役)と座員さんの『対話』という楽曲
アンサンブル(座員さん)の√未だに親の扶養家族~のハモり!!
きゃ~ミュージカルや~ミュージカルや~って!!(あほ>自分)
ソロ曲ではリサちゃんが歌う『ママはストリッパー』
グランドミュージカル方面では(そうでなくてもかな)絶対的に観客の心を掴む曲があるけれど
バイトショウに於いては私はコレ!!リサちゃんの歌唱力と説得力も素晴らしくて。
プレ会見のときからもう心掴まれましたけど。
♪裸の女が踊ってた~のメロ、ゾクゾクします。
オリビアを聴きながらのリサちゃんの『Walking in The Rain』の歌唱も
大好きだったのだけど(あ~んな面白い、間の良い芝居して、ガンガンピアノ弾いて
かつ、あんなにしっとり歌い上げることも出来て、もう扉座の天才少女!と思ったよ~)
(いや、努力の人なのでしょうけれど)
是非、オン・マイ・オウンとか聴いてみたいわ~。ミューカラオケ行こ~!!(笑)
『短い恋』という、これもミュージカルのデュエットナンバーっぽさのある
良い曲なのだけど、新原くんにもうちょっと、頑張ってもらいたいなー。
正直な感想を言わせて(書かせて)頂くと、ミュージカル武者修行?に出ていたという
ふれこみの岩本さんにも、もっと頑張ってもらいたいぞ!
「風船ダンス」は最後まで曲が決まらなかったのかな?
台本では「サンキュウ☆ダンス」となっている。
ここは、レット・イット・ビーが投入されてました。でも、これがまた、すごくはまっていて
ふだんのストプレのときも、BGM的に入ってくる曲のセンスいいな~と
思っていて、一度、横内さんにご自身で探すのか伺ったことがあるけれど、
音楽担当者の選曲なのだそう。今回も?
※(10/27追記。オリジナル曲以外のこうしたダンス曲は
ラッキイ池田さんがこれらの楽曲で振付されたそうです。)
レット・イット・ビー、良かったです。ダンスの意匠も面白いね。
そして、なんだよ炎のランナー(爆)←褒めてる。
まあ、ほーんと笑わせて、ほろっとさせて
ほっこりさせての扉座テイストも存分に味わえます。
『バイトショウリプライズ』で2拍子が起こるのも
(若干煽らせて頂きました)ミュージカルっぽくていい。
ストーリーは夢見る若者への応援歌になっていて、
特に、こういう世界を目指したい人への
横内さんからのメッセージとなっているのだけれど
この世界でやってきた自身へのオマージュでもあるように感じるし
(個人的に聞きたいのは、ゼロからの創造への苦悩のあまり
女にしがみつきたい衝動にかられたことがあるのかどうか、とか・笑)
いつも、若い人に若い人に(観てほしい)って言ってるけど
(三代目もよく言っていた。その頃は、その業界ご贔屓筋では、私は、若い方だった・笑)
でも、やっぱり、この物語に内包されるものをより強く感じるのは
横内さんと同世代だったり、来場しているアラフォー以上の
長く劇団と一緒に歩んできた、中高年扉座ファンじゃないかと思うのよ~。
あと同業者?自分の10代、20代を振り返って?
だいたい、横内さんの挟むコネタ、平成生まれに分かるのか~(爆)って
感覚のものも多く。(今回に限らず)
※余談ですが、劇団新感線の芝居を1984年生まれ(まだ昭和!)
と観に行ったとき、コネタがことごとく理解出来なかったと云われた~(笑)
生粋の(?)ミュージカルファンが観ても
(あるいはミューファンだからこそ?柳瀬さんを知っているからこそ?)
クスっと笑えるネタも投入されていて、
ミュージカル俳優の「花瀬泰輔」だったり、演目が「美女とケダモノ」だったり
先生役のときの楽曲がフィガロの結婚からだったり(今春、柳瀬さんご出演の
「ロック・ザ・フィガロ」を即効、思い出しました!これも日本発の素敵なミュージカルでしたよ!)
あと、ピアニスト・ケーコがレントの件りを語り始めたとき
レントの楽曲の数々が頭を過ぎり脳内涙腺決壊。ここでレント曲のサワリでも~
と思ったけど、版権の都合もあるからダメかー。いや、著作権料払えばいいの?
厚木は前方席だったので、あまり全体や照明効果が良く見えてない部分もあったけれど
高円寺に移って、照明効果も
あとクラブドアーズの密度も一層アップしたように思います。
観客が本当に一緒にドアーズのお店にいる感覚。
(私、普段のお芝居のときは、前列を希望しますが、高円寺初日は後方列で拝見。
床にあたる照明も含め、トータルに味わえました。)
なんだか、とりとめのない感想となりましたが
高円寺から戻って勢いだけで書いているのでご容赦~。
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