倭は 國のまほろば たたなづく 青垣(あをかき)
山隠(やまごも)れる 倭しうるはし
命の 全(また)けむ人は 疊薦(たたみこも)平郡(へぐり)の山の
熊樫が葉を 髻華(うづ)に挿せ その子
ーーーー【古事記物語】口語訳:鈴木三重吉ーーーー
「あの青山に取りかこまれた、 美しい大和(やまと)が恋しい、
併し、あゝ私(わし)は、 その恋しい土地へも、 帰りつくことは出来ない。
命あるものは、これから凱旋(がいせん)して、 あの平群(へぐり)の山の、
隠樫(くまがし)の葉を、 髪に飾つて祝ひ楽(たのし)めよ。」
日本電子文学図書館
山隠(やまごも)れる 倭しうるはし
命の 全(また)けむ人は 疊薦(たたみこも)平郡(へぐり)の山の
熊樫が葉を 髻華(うづ)に挿せ その子
ーーーー【古事記物語】口語訳:鈴木三重吉ーーーー
「あの青山に取りかこまれた、 美しい大和(やまと)が恋しい、
併し、あゝ私(わし)は、 その恋しい土地へも、 帰りつくことは出来ない。
命あるものは、これから凱旋(がいせん)して、 あの平群(へぐり)の山の、
隠樫(くまがし)の葉を、 髪に飾つて祝ひ楽(たのし)めよ。」
日本電子文学図書館
なんと言ってるのかそのうち直接(笑)伺おうかと思っていたので、訳まで知れて嬉しいです。
ヤマトの大地と今まで出会った人々と、
我が子への想いをうたっていたのですね~。
この謡、初めて聞いたときから、すごく好きなんです~。
すごく想像力が刺激されるというか、雰囲気があって。
前半の方の詞章は ききとれてたんですが、
後半がよくわからなかくて・・・。
訳もついてるのが、さらにうれしいです!
【蛇足】
私もgooのブログで歌舞伎の話を書いてますので、よろしければ一度覗きにきてみてくださいね。
命の・・・は古語辞典に「命の無事な人はそれを祝ってあの故郷の平群の山の大きな樫の葉を髪飾りとして挿しなさい、人々よ」と訳があり、詠んだ状況が分からなかった高校生の私は「なんのこっちゃ?」と思いつつも暗記していました。訳もこれではちょっとね・・・。
猿之助さんの「ヤマトタケル」にて初めて分かりました。^^;
ちょっと面白いかも↓
http://www.asahi-net.or.jp/~sg2h-ymst/yamatouta/sennin/takeru.html
古事記などでは見えてこない人物像、舞台で見せてくれているように思います。なんというか、とても〝人間らしい〟ような・・・。
本日夜が開けたら、ヤマトタケルも返し楽ということで
折り返し地点に来ましたね。
この「国想ひの唄」は、√倭しうるはし~の方は繰り返しもあるし
なんとなくヒアリングし易い文言だけど、
私も、今回、この歌詞を読むまで、きちんと意味を捉えていなかったです。
今、DVDでこの部分を見直して(聴き直して)みましたが、
やっぱり√命の全けむ~以降はこの歌詞を見ながら分かるって感じかな。
(DVDだと、うるはし~と命の間に更に多少違う文言が
挟まれているようなんですけど、よく聴き取れません(^_^.)
本日、夜の部観劇して来ますので、再度よく聴いてみよう。
凄くタケルの想い/願いが込められている言葉ですよね。
カーテンコールで樫の葉を挿す人々を目撃するたび、
ジーン(T_T)としてましたが、より一層タケルの想いを重ねて
しんみりしてしまいそうです。
HineMosNotariさんのブログ、拝見させて頂きました。
「気力・体力・財力」の続く限り沢山の舞台と会いたいですね~。
二葉さんご紹介のサイトも見てきました。
リンクフリーで多くの情報を共有させて頂けて、本当に有難いです。