ヤマトタケルの夢 

―三代目市川猿之助丈の創る世界との邂逅―
★歌舞伎・スーパー歌舞伎・その他の舞台★

今回のヤマトタケルあれこれ 2

2012-06-10 08:54:59 | ヤマトタケル
音楽は基本、長沢さんの日本音楽集団のものに戻してます。
もっと、懐かしい感じがするかな?と思っていたけど
音源編集したのか(いえ、したでしょう)
結構、デジタル感溢れる音になってました。
初演時、三代目猿之助さんが、演奏者の前で所作をしながら
間やイキをあわせて音を撮っていったあの感覚が
ちょっと薄れているような気もする。
芝居自体がテンポアップしているから、そう感じるのかな?
まあ、初演頃は、午後10時近くまで上演していたんですもんね…

今回もお稽古自体は少ない時間で
古典・スーパー歌舞伎と仕上げていったようで
初日口上、亀ちゃん…じゃなくて四代目猿之助さんも
「三時の稽古はおもだかや」(←文明堂の昔のコマーシャルをもじって。
三代目がよく言っていた。)と言っていたので
現在、上演時間は短縮ですが、お稽古は大変だった模様。

直近の上演と比べても、大きく変わったのは
みやず姫さんち(笑)
道具立て、婚礼ダンス(笑)※婚礼箪笥ではありません。
などなど。やたら料理は豪華になっていたような。
鯛や海老が大きかった。(そこ?)

伊吹山への転換は以前のバージョンの方が好き。
婚礼ダンスと不協和音的に現れる
鬼たちのシルエット。
今回版は、シルエットじゃなくて
いきなりな感じです。


冒頭、タケルのセリ下からの登場は
ぱーっと華やかな、いかにも主役登場な雰囲気があったのに
初日見て、その感覚が物足りないなーと思ったのは
口上ですでに、その姿を観ていたからかもしれない。
オープニングの古代へいざなうような幕、紗幕が次々と上がり
いよいよ芝居が始まり、主役登場!!という
一連の流れはとてもよく出来ているから。

夜の部ヤマタケも劇中に口上を入れると最初
発表があったとき、
芝居の流れや舞台の転換からいったいどこに入れるのだろう?
と思ったけれど、さすがに「途中」には入らなかったのね。
もちろん、口上も嬉しいサービスで楽しんでますが
その分、前述のタケル登場の高揚感は(あくまでもワタシの個人的な感覚)
減ったかも。


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1 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
N様 (yaya)
2012-06-13 21:46:43
はじめまして!コメントありがとうございます。
ご要望に沿って非公開コメとさせて頂きますね。
音源と共に再生の要素も聴こえ方に関わるかもしれませんね~。
中日も改装してから(ってもうずいぶん前のお話ですが)
更に重低音が響く感じがします。
音響さんや音効さんの音だしのタイミングとか
様々な要素が反映されての音楽効果なのでしょうね~。
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