一ヶ月ぶりのかぶりつき観劇。
やっぱり、目前で役者さんの汗や涙、表情筋の動かし方まで堪能できるのは格別。
熊襲兄弟が方向転換のたびに裾で打ち上げる埃を被るのも
タケヒコの振る旗の風圧に煽られるのも、スモークで頭上を覆われるのも(笑)
ヤマトタケル報告白書にある猿之助さんの、初演時のコメントも可笑しくて
スモーク被るたびに思い出します!(^^)!
>それから煙のところですね。(中略)前列のお客さんがみなさん、これでしょう。
>(ハンカチや扇子で煙をあおぐゼスチャー)何だかやりにくいんですねえ。
>特に死ぬとこなんかで、パタパタ、ザワザワあおがれると・・・(笑)
>「ああ~、雲が来た・・・」 ザワザワザワ~。
>「私は天に昇ろうとしているのに・・・(ハッハッハッと喘ぎ、死にそうな表情)
>・・・お前たちはあおいでいるのかァ~・・・」とも言えませんので、
>黙って死んで参りますけれども(笑)。
さすがに私たちはあおぎませんけど、
今日も、能煩野ではタケルの顔が隠れてしまったり
走水でも結構きますが「煙がすごっ!」と体感しつつ観劇
これもまたなかなかおつなもの(?)という事でヽ(^。^)ノ
段治郎タケルの方が、見た目的には猿之助さんとは印象が違う、はずなのですが、
一幕の倭姫や弟姫らとの別れ、花道に立ち、本舞台に向き直って彼女らに手を振り
そして、再度、くるっと向き直るところや
二幕水底に沈んだ弟姫を呼ぶ姿ー手を小刻みに震わせながら上げていくところや
三幕雹に打たれる件りのあたり、微妙に猿之助さんに似る。
手の使い方が似るのかな~。ふとした表情からも漂う。凄く不思議。
謳凌の時もそうだったけれど・・・『学ぶは真似る』からすると当然ではあるのかも。
ヘンな言い方だけど、舞台を観ているとホント『ヤマトタケル』だな~、
ヤマトタケルの物語だな~とつくづく思う。
個々に観れば、それぞれの役どころというか為所もあるのだけれど
終始一貫として、タケルの切実さだけが浮かび上がってくる物語。
最初の台本が出来上がって来たときには、猿之助さんが梅原先生に、
女性はよく描けているけれど、タケル役が悪い、もたればっかり~
もっと(僕の役!)良く描いて~(←意訳(~o~))というやりとりもあったようですが。
タケルの短い生涯を彩る大掛かりな道具立てが揃っているけれど、終局のところ
物語の冒頭からそして最期まで、自分が何者であるかよく分からない
与えられた人生の前で、呆然としている・・・という感じを受ける。
英雄譚としてよりも、等身大の一人の人間としての親さを覚えるところが
タケルに凄く想い入れ出来る大きな理由のひとつかな~と思ったりもします。
やっぱり、目前で役者さんの汗や涙、表情筋の動かし方まで堪能できるのは格別。
熊襲兄弟が方向転換のたびに裾で打ち上げる埃を被るのも
タケヒコの振る旗の風圧に煽られるのも、スモークで頭上を覆われるのも(笑)
ヤマトタケル報告白書にある猿之助さんの、初演時のコメントも可笑しくて
スモーク被るたびに思い出します!(^^)!
>それから煙のところですね。(中略)前列のお客さんがみなさん、これでしょう。
>(ハンカチや扇子で煙をあおぐゼスチャー)何だかやりにくいんですねえ。
>特に死ぬとこなんかで、パタパタ、ザワザワあおがれると・・・(笑)
>「ああ~、雲が来た・・・」 ザワザワザワ~。
>「私は天に昇ろうとしているのに・・・(ハッハッハッと喘ぎ、死にそうな表情)
>・・・お前たちはあおいでいるのかァ~・・・」とも言えませんので、
>黙って死んで参りますけれども(笑)。
さすがに私たちはあおぎませんけど、
今日も、能煩野ではタケルの顔が隠れてしまったり
走水でも結構きますが「煙がすごっ!」と体感しつつ観劇
これもまたなかなかおつなもの(?)という事でヽ(^。^)ノ
段治郎タケルの方が、見た目的には猿之助さんとは印象が違う、はずなのですが、
一幕の倭姫や弟姫らとの別れ、花道に立ち、本舞台に向き直って彼女らに手を振り
そして、再度、くるっと向き直るところや
二幕水底に沈んだ弟姫を呼ぶ姿ー手を小刻みに震わせながら上げていくところや
三幕雹に打たれる件りのあたり、微妙に猿之助さんに似る。
手の使い方が似るのかな~。ふとした表情からも漂う。凄く不思議。
謳凌の時もそうだったけれど・・・『学ぶは真似る』からすると当然ではあるのかも。
ヘンな言い方だけど、舞台を観ているとホント『ヤマトタケル』だな~、
ヤマトタケルの物語だな~とつくづく思う。
個々に観れば、それぞれの役どころというか為所もあるのだけれど
終始一貫として、タケルの切実さだけが浮かび上がってくる物語。
最初の台本が出来上がって来たときには、猿之助さんが梅原先生に、
女性はよく描けているけれど、タケル役が悪い、もたればっかり~
もっと(僕の役!)良く描いて~(←意訳(~o~))というやりとりもあったようですが。
タケルの短い生涯を彩る大掛かりな道具立てが揃っているけれど、終局のところ
物語の冒頭からそして最期まで、自分が何者であるかよく分からない
与えられた人生の前で、呆然としている・・・という感じを受ける。
英雄譚としてよりも、等身大の一人の人間としての親さを覚えるところが
タケルに凄く想い入れ出来る大きな理由のひとつかな~と思ったりもします。
10日に松竹座のチケット販売が開始になりました。いつも通りに1時過ぎでないと電話がつながらず、つながった時には千秋楽の3階席はもう売り切れ、あとも平日の夜でも普段より売れ行きがかなり良いようで、がんばって電話したのにあまり良い席が取れませんでした。でもこれって喜んでも良いことですよね?
今年のヤマトタケルは勘三郎襲名公演でお金が続かず見ていないのですが、猿之助さんのいない間、一問にはがんばってほしいなと思っています。
お祝いの詞が、遅くなってしまい「ごめんなさい」です。
そうですか。「かぶりつき」での観劇でしたか。「いいですねぇ」。舞台全体を見るにはいささか厳しいですが、役者さんの息遣いまで、聞こえて来ますもんねぇ・・・。
僕も過去に何度か体験しておりますが、埃も煙も、ちょっとひんやりするドライアイスも「もしかしたら、猿之助さんの身体に触れたものかも・・・、それを、いま自分の身体に被っているのだ」と思うと無性に嬉しくなっちゃってねぇ・・・一緒になって、足を突っ張ったり、肩をいからせたり、ひじを張ったり、ときには、共に涙をながしながら・・・。
ご承知の通り、中日劇場は客席の上を飛びますよね。あるとき、隣にいた友人の顔に猿之助さんの汗が落ちたのです。「今日は一日顔を洗わない」なんて、浮かれている友人に「なんでお前の顔に落ちて俺には落ちないんだ」なんて、不機嫌になったりしたことも有ったなぁ。なんて、いま改めて、楽しい思い出にふけっております。
さて、今回の公演については、主演の両タケル・タケヒコ、兄姫、弟姫、みやず姫等には焦点があたり、多くのところで取り上げられ、語られております。私は少し変わった面から語ってみたいと思いました。
なんと言っても笑三郎さんの<倭姫>はいいですねぇ。かつて京都での『囲む会』の時、延夫さんのタケル、笑三郎さんの倭姫、で「伊勢の大宮」の場を上演されました。
宗十郎さんに「わたしより似てる」との名(迷)言を吐かせたというほどの出来栄えでしたからね。・・・
肉親の叔母として小碓の身を案じ駆けつけた<明石の浜>、(倭姫の足が速いのか、タケルの歩みが遅かったのかは別として)(笑)・・・タケルの身を守るために、「生命に代えてでも」と、神宝天叢雲の剣を貸し与える場、「弟姫と張り合ってでも」と、ちょっぴり見せる女の恋心、「わたしにだって、神様を喜ばせるくらいの色気は残っていますよう」等々、動きが少ない役どころだけに、心で演じなければならない、難しい役どころですよねぇ。見事でした!。
それと弘太郎さんのヘタルベ、初演時は右近さんの当たり役でした。「命さまの居ない大和なんて・・・わたしは蝦夷へ帰ります」3月の観劇の際はそれほどにも思わなかったが、4月7日夜の観劇のときは、思わず涙が溢れてしまいました。
ってな訳で、月に二日しか休めない零細企業、観劇は月に一日と決めているのですが、なにがなんでも、「いま一度観たい」と、病院の予約は一週間前に変更、友人との約束はキャンセル。友人曰く『演舞場行きかぁ!しゃあないなぁ!止めても止まらんわなぁ!悔いを残さないためにも、行ってらっしゃい!』となり、チケットも幸い、7列21番(ほこりやスモッグを浴びることは出来ないけれど)と希望の席も手に入り、21日昼『ウコン・タケル』を再見してきます。
一門のみなさん、7月までの長丁場、健康に気をつけて、観る人々に感動を与え続けてください。
Yayaさんには、有給も使い果たされたようですが、これからも演舞場・大阪・名古屋と続く観劇のため、どうぞ、お体に気をつけて頑張って下さいね。
また、現れますので、宜しくです。
98年松竹座は二ヶ月公演でしたからね~
演舞場も、初日の段階で楽のチケットがすでに
余分は後援会にもないみたい・・・との
話を客席で聞いたりもしていました。
たま~に戻りや、当日引取り流れも出たりするので
思い立ったが吉日。観劇予定の方は当日まで
諦めないで下さい~
補助席や立見も出る可能性あり?
>paruさん
はじめまして。
私は、襲名に行かれず、10日も昼の部を観た友人と
歌舞伎座前で待ち合わせし、舞台の様子を聞き、
観た気分になっています(^_^.)
皆さんの観劇記を拝見させて頂き更に「観た気分」
を深めたいと思います~
>道哲士さん
ありがとうございます~。
過去の沢山の舞台を観ていらっしゃるのですよね~。
そして、そのミーハーぶり!!(失礼!)、
性別・年齢に関わらず強烈なパワーで観る者を虜にする
猿之助さんの魅力・吸引力が窺い知れます!
倭姫、宗十郎さんの頃は、もっとじゃらじゃらした
台詞がありましたよね。倭姫の台詞に限らずカットになった
台詞や演出がいくつかありますが、
なが~い初演バージョンを再度観たいです。
初日の観劇で、笑三郎さんの演じ方が、以前と変わったかな?
って思ったんです。遠方の友人から、笑三郎さんが
HPに「以前と演じ方を変えてみた」と書いているけれど、観てどうだった?とメールが来て、
宗十郎さんをなぞるような部分が薄まったかも・・・
と返信をしたのですが、その後、筋書の笑三郎さんのコメントを読み、
初日に私が感じたものは、あながち見当違いの感想では
なかったかも~と、ちょっと自負している次第です。
笑三郎さんの「そりゃ、私だって昔はいろいろ・・」の台詞
本当に間が良いので、客席はいつも大ウケです。
また、いろいろなお話・感想をお聞かせ下さいね。
今日はとても寒く、桜も先日の突風や雨で満開になる前に散ってしまいましたが、修旅の季節なんですねぇ。
明日は久々に「昼・夜」の観劇。右近さんのタケルが、初日と10日夜以来なので、楽しみです。みんなの評判が凄く良いので。
初日は正直、全体的に刷新されていたので、個々の違いはあまり気に留めておらず、倭姫の造形が変わったかな?と気にしたのは、友人から、「何か笑三郎さん演じ方変えていたの?」との問いがあってからですね。
そう言われてみると・・・と考え思い起こしてみたら、以前とは違うかな?と感じた部分が、たまたま笑三郎さん自身もコメントされていた事と重なっていた(みたい)・・・