紘一郎雑記帳

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第3部尖閣諸島問題 海外の目 紘一郎雑記帳

2010-09-27 05:04:51 | Weblog
【第3部 尖閣諸島問題・海外の目】

紘一郎雑記帳

今回の尖閣諸島での「中国漁船拿捕問題」を
アジア諸国はどう見ているのでしょう.

【26日起文】
日本政府の政治的判断に対して「韓国」では
韓国の各紙は25日、日本での中国人船長釈放問題について
「日本、中国の圧力に屈服」「中国の力外交に日本政府ノックアウト」
「サムライ白旗投降」などの見出しで日本の対中敗北を
大々的に報じる一方、中国に対する強い警戒をあらわにしている。

とくに朝鮮日報は
「強大国が資源を武器に経済報復に出る時代」との社説で
「中国は国際社会で大国としての責任と役割には関心がなく、
自国の利益だけに執着し影響力拡大にのみこだわっている。
こうした中国にもまれて生きなければならない未来を
切実に考えるべき時だ」と強調。

さらに東亜日報は
「中国の強硬圧迫に日本降伏」と題する社説で
「大国主義と中華思想が強い中国が経済力と外交力を
背景に国際舞台で発言力を強めつつある現実は、
われわれにもっと緊張しろという信号を送っている。
国家間に力のない正義が通用することはほとんどない」と述べている。


【22日起文】
南シナ海で、しばしば中国と衝突してきた
東南アジア諸国連合(ASEAN)各国は、
日本政府の対応を、強い関心をもって見守っていることを
認識し、毅然たる対応を期待する。

【シンガポールでは】
日本の尖閣諸島沖での中国漁船衝突事件を発端に
日中関係が緊迫していることについて、
東南アジア各国では、今回の出来事は、
南シナ海でも権益拡大をはかる中国の「野心」の表れとみて、
日本政府の対応を、強い関心をもって見守っている。

とくに、スプラトリー(駐後名・南沙ょ諸島などの領有をめぐり、
長年、中国と対峙しているだけに、話し合い解決を基本としつつ、
日本に対して「冷静かつ確固たる姿勢」を求めている。

 東南アジア諸国連合(ASEAN)各国は南シナ海で、
しばしば中国と衝突してきた。

1988年にはスプラトリー諸島のジョンソン環礁で中国、
ベトナム両国海軍が衝実し、ベトナム軍艦艇が沈没、
水兵70人以上が死亡した。

99年には2度にわたってフィリピン軍艦艇と
中国漁船が衝突し、漁船が沈没した。

 最近でも今年3月にはやはり領有権を争う
パラセル(中国名・西沙)諸島で、
ベトナム漁船が中国艦艇に拿捕された。

 6月にはインドネシアのナトゥナ諸島沖で、
インドネシア海軍が拿捕捕した中国漁船を、
武装した中国艦艇に奪還される事件が起きるなど、
もはや南シナ海は全体が中国の勢力圏だ。

 中国漁船衝突事件はこうした中で起きただけに、
事件の背景に中国の「領土的野心の拡大」をみる専門家は多い 

フィリピン・デラサール大学国際学部のレナート・C・カストロ教授は、
「中国がこの地域で急速に勢力を増して、
影響力を及ぼすことに自信をもっているというサインだ」と分析。

さらに
「中国は地域で一番の勢力である中国に挑戦するのは不可能だと、
日本に印象づけるつもりだ」と言明する。

 シンガポール経営大学のブリジット・ウエルシュ准教授も
「領土をめぐる衝突は、中国の地域的野心の
増大とともに激しくなっている」と指摘する。

ASEAN各国は、中国がすでに経済的にも軍事的にも
大きな力をもつことから、
領有権をめぐる問題は個別交渉を避け、
ASEAN一体で中国に相対する姿勢だ。

先ののASEAN地域フォーラム(ARF〕閣僚会議に続き、
24日にニューヨークで行われるオバマ米大統領と
ASEAN首脳との会談でも、南シナ海をめぐる問題を
取り上げる方針で、日本に対しても協調を求めるものとみられる。

 ただ、
「今回の事件で中国がさらに挑発的行動へと
向かうかもしれない」(ウエルシュ氏)との懸念もある。

インドネシアのナタレガワ外相も22日の
ブルームバーグのインタビューで
「日中が問題を友好的に解決することを期待する。

今回の事態でわれわれの地域の混乱や不安定化はみたくない」と語り、
日中の対立が長引くことで、
南シナ海での問題に影響が及ぶことに警戒感をにじませた。

※東南アジア諸国の思いも「中国の脅威」を感じつつ
「日本」と「中国」の争いが、これ以上進展しないよう
注意深くみているようである。
    

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