読み聞かせ日記@矢野学習教室(千葉県山武市)

矢野学習教室で読んだ本をご紹介。塾の日記も。

『雪渡り』(絵本)

2012年10月30日 | 童話・昔話・名作
最近、めっきり寒くなってきましたね~。
我が家でも、そろそろヒーターが活躍し始める時期になりました。

さてさて、小5の国語の下の教科書には、宮沢賢治の『雪渡り』が載っています。
昨日は、そちらの読解を行ったので、それと関連させてこちらを読んでみました。
雪渡り (日本の童話名作選)
宮沢賢治・作 たかしたかこ・絵
偕成社

雪がすっかり凍って大理石よりも堅くなり、空も冷たい滑らかな青い石の板で出来ているらしいのです。
「堅雪かんこ、しみ雪しんこ」
四郎とかん子は小さな雪沓をはいてキックキックキック、野原に出ました。

そこで、四郎とかん子は白い狐の子に出会います。

狐の紺三郎さんに、狐の幻燈会に招待された、四郎とかん子。

それから二人は…


…とあらすじを書いていくのは、野暮ですね(^^;)
あらすじでは語れない魅力があるのが、文学の素晴らしいところだと、私は思っています。
表現力と言ってしまえばそれまでなのですが、作品の中に流れる空気感というか…。

人の子と狐の子の心の交流を描く、雪渡り。

「嬉しがって、みじかい腕をばたばたして言いました。」とか
「四郎もかん子もあんまり嬉しくて涙がこぼれました。」とか
心がきゅーんとなります♪

そして、美しい日本語!

こんな言葉をみんなが使っていれば、世の中の雰囲気もおだやかになりそうです(^^)

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『ふるさと60年』(絵本)

2012年10月24日 | 歴史を知る本
今日の小学生国語道場クラスでは、こちらの本を読みました。
ふるさと60年 (日本傑作絵本シリーズ)
道浦母都子・文 金斗鉉・絵
福音館書店

この本では、1946年から現在までの日本の街の様子の移り変わりが、どどーんと大きな見開きの地図風の絵とともに説明されています。

「説明」と言っても、おじいちゃんとおばあちゃんの昔話を孫が聞いているという設定なので、とても読みやすいです。

それぞれの時代に流行ったことなども書かれていますので、今の小学生たちの祖父母世代、ご両親世代にはぐっとくる内容です(^^)

私も、1976年のページの「女の子はピンクレディーのまね」という記述に、「懐かしい~、ピンクレディーのまね、やってたわ!」と思わず同意(^^;)

「ベビーブーム」「三種の神器」「新三種の神器」「バブル」などの言葉も出てきますので、社会の勉強にもなるかもしれません(^^)

お子さんたちにとってはすべてが新鮮なようで、「へ~」と言いながら興味深そうに聞いてくれました。

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『さんまいのおふだ』(絵本)

2012年10月23日 | 童話・昔話・名作
久々に、昔話を読みたいなぁと思い、昨日の小3クラスではこちらの本を読みました。
さんまいのおふだ (松谷みよ子むかしむかし)
松谷みよ子・遠藤てるよ
童心社

昔、山の寺の小さな小僧さんが、ある日、山へ栗ひろいに行きました。
気が付いたら、いつの間にか深い山奥に来ていました。

すると、やぶを分けて一人のばあさまが出てきました。
「私はお前のおばさまだ。今夜遊びにおいで。」

小僧さんは寺に帰り、和尚さんにそのことを話しました。

和尚さんは「それはきっとやまんばだ。行くな行くな。」

けれど、行くと言ってきかない小僧さんに、和尚さんはお守りに3枚のおふだをくださいました。

そして、小僧さんはばあさまのところへ行くのですが、やはり正体はやまんばで…!


3枚のお札を駆使して小僧さんが逃げてくる場面は、何度読んでも手に汗にぎってしまいます。

ハラハラドキドキの1冊です。
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『ハロウィン ドキドキ おばけの日!』(絵本)

2012年10月20日 | 行事関係の本
もうすぐハロウィンですね♪
小学生英語クラスでは、普段は英語絵本を読むのですが、今日は特別にこちらの絵本を読みました。
ハロウィンドキドキおばけの日!
ますだゆうこ・作 たちもとみちこ・絵
文溪堂

この絵本に出てくるのは、こわがりのおばけ、シェイク。
主人公の男の子、レイもこわがり。
二人のこわがりさんのお話を読んでいるうちに、ハロウィンの意味や、ハロウィンの日にどんなことをするのかなどを、自然に理解できてしまいます。

お子さん達には、英語を学ぶだけではなく、英語圏の文化も同時に学んでほしいと思っています。
ですから、今回はハロウィンについてのことがよくわかる、日本語の絵本にしました。

簡単な仮装の作り方や、ハロウィンパーティにぴったりの料理の作り方なども載っていて、ハロウィンをご家庭で楽しみたい方にもぴったりの絵本です♪
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『にっぽん探検大図鑑』(図鑑)

2012年10月19日 | 図鑑・事典
おとといの小学生国語道場クラスでは、その日の読み聞かせ用読書が終わった後に、数分時間が余りました。
そこで、教室に置いてあるこちらの本を紹介しました。
にっぽん探検大図鑑 (NIPPON-PAL)
クリエーター情報なし
小学館

「みんな、学校で都道府県について習ったと思うけれど、実際にどんな場所なのか全然想像かつかない県ってある?」
と私が聞くと、
「うーん、山口県!」
というお返事。

そこで、山口県のページを一緒に読むことにしました。

秋吉台や、松下村塾など、お子さんたちも新しく知る知識に目を輝かせていました♪

豊富な写真に詳しい説明。しかも、学校の教科書には載っていないその土地の観光名所や風俗なども掲載されていて、読み物としてとても楽しいです(^^)
楽しみながら日本地理に詳しくなれるという、優れものの1冊です!
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