読み聞かせ日記@矢野学習教室(千葉県山武市)

矢野学習教室で読んだ本をご紹介。塾の日記も。

『その本は』(中学生に紹介した本)

2023年08月07日 | 本の本
7月最終週の中学生国語クラスでは、こちらの本をご紹介しました。
 
私が個人的に大好きな又吉直樹さんと、生徒さんたちに大人気のヨシタケシンスケさんのコラボレーション作品です。

私の趣味で、当塾には又吉さんの作品を置いてあります。
 
 

そして、小学生国語クラスでは、ヨシタケシンスケさんの絵本『りんごかもしれない』を必ず読んでいて、それを読むと、ほとんどの生徒さんがヨシタケシンスケファンになります。
ちなみに、『りんごかもしれない』はこちら。
 
さて、『その本は』の話に戻ります。

本の好きな王様がいましたが、その王様はもう年寄りで、目がほとんど見えません。王様は、二人の男を城に呼びました。そして、「世界中をまわって『めずらしい本』について知っているものを探し出し、その者から、その本についての話を聞いてわしに教えてほしい」と頼みました。
世界中を旅するためのお金を渡されて、二人の男は旅立ちました。
そして1年後、旅から戻ってきた二人が、一晩ずついろんな本のお話をする……という物語です。

第13夜まであるのですが、私が心に残ったのは又吉さん担当(?)の第7夜と第13夜、そしてヨシタケさん担当(?)の第6夜と第12夜。

特に、第7夜のお話は今思い出しても、涙が……。

ネタのような笑えるページもあれば、本が人生に及ぼす力について深く考えさせられるものもあり、子供から大人まで楽しめる1冊だと思います。
装丁も美しく、ページも1枚1枚こだわりが感じられ、「もの」としての本の魅力も最大限に味わえます。

電子書籍ではなく、ぜひ「紙」で手に取っていただきたい1冊です!

ちなみに、この本を紹介した授業の後、生徒さんたちが改めて『りんごかもしれない』を手に取っていました。そして、ヨシタケシンスケさんの話でひとしきり盛り上がりました。
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絵本選びで迷ったら

2021年05月12日 | 本の本
当塾の小学生国語クラスでは、毎週絵本の読み聞かせをしています。
そして、この絵本選びに、毎回かなりの時間をかけています。
生徒さんの年齢、そのとき学習している内容、季節など、様々な要素を考えながら選ぶと、どうしても時間がかかってしまうのです…。

子どもが生まれてから、かれこれ20年ほど絵本を読んできましたが、私の知らない絵本はまだまだたくさんあります。
そこで、絵本選びの際に参考にするのが、いろいろな方々の絵本ブログや、絵本が紹介されている本です。

先日は、こちらを借りてきました。
 この本では、702冊の本が紹介されています。
絵本だけではなく、児童文学やノンフィクションも収録されています。
9の扉、120のテーマに分かれているので、お目当ての本が見つけやすい!
全ての絵本に星がついていて、難易度が分かるようになっています。ちなみに、難易度は5段階。★1つは小学校低学年、★5つは本を読みなれている小学校高学年~中学生向けです。また、「リンクマーク」でその本に関連したおすすめ本が紹介されているので、次から次へと読みたくなってしまうかも!?
そして、前後の見返しに、本を読んだら分かるクイズが16問載っています。
3択問題なのですが、本を読まないと答えが分からない問題ばかりです。
答えが気になって、本を手に取るお子さんも多いのではないでしょうか。

私も今回、読みたい本を何冊かチェックしました。世の中には、面白そうな本がたくさんあるんですね!
本を読みたくなる仕掛けが満載の1冊です。
本をたくさん持っているお子さんへのプレゼントとしても、おすすめです。

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『将来の学力は10歳までの「読書量」で決まる!』(本)

2015年07月21日 | 本の本
今日は長男(中2)の学校の保護者面談へ。
長男の学校では、毎年夏休み中に、保護者面談が行われるのです。
担任の先生から、息子の学校での様子を教えていただけるのが、とてもありがたいですし、いつも楽しみです♪

学校へ行くのに、電車で往復一時間半は少なくともかかります。そこで、電車の中で読む本は必須です!
そこで、今回はこちらを読みました。
将来の学力は10歳までの「読書量」で決まる!
松永暢史
すばる舎

新聞の広告で見かけてから、ずっと読みたかったこちらの本、ようやく読めて幸せ!!
興味深い話ばかりで、30分位で一気に読んでしまいました!

簡単に言うと、学力の高い子は小さいころから本をたくさん読んでいるということです。

勉強をするためには、どんな教科でも、まず日本語了解能力が必須です。
その日本語了解能力を養うのに最適なのが、読書というわけです。

こちらの本では、本好きな子どもに育てるための工夫がたくさん紹介されています。

中には、我が家の子育てで実践していたことと重なる内容も。
例えば…

・本がたくさんある中で育てる(リビングも子供部屋も本だらけ…)
・図書館でごそっと本を借りてくる
・子どもが本をねだったら買う
・「今、この子の関心は何か」を常に観察
・親が本を読む姿を子どもに見せる
・赤ちゃんの頃から読み聞かせをする…などなど。

読み聞かせは、私が本好きだったこともあって、子どもたちが赤ちゃんの頃から行っていました。
赤ちゃんは文字も意味も分からないと思うのですが、読み聞かせをすると、じーっと絵本を見るんですよね。
そのうち、絵本は、絵本をしての役割もしつつ、食べ物としての役割も兼ねるようになり(笑)…そして、しばらくたつと、また絵本に戻るという…。

赤ちゃん時代に読んでいた、松谷みよこさんの『いないいないばあ』シリーズは、読みまくってかじりまくって、文字通りボロボロになりました。
懐かしいなあ。

子どもに絵本を読み聞かせたことは、とてもよい思い出になっています。

そして…我が家は今でもたまーに読み聞かせをしています。
ただ、全文を読み聞かせるのではなく、本の紹介として一部を読むという感じですが。

面白い本があると、家族でシェアしたくなるのですよ~。

そして、塾生さんたちともシェアしたくなるのですよ~!

この本を読んで、「『読書は大切』という私たちの考えは間違っていなかった!」と勇気をいただきました。
これからも、家でも塾でもたくさんの本を読んでいきたいと思います♪
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『飛ぶ読書室』(本)

2014年03月19日 | 本の本
読み聞かせでは色々な本を読んでいるのですが、お子さんの成長につれて、ブックトーク的なものも多くなってきました。

小学生国語道場は、全員小学校の高学年(4月から中学生になるお子さんもいらっしゃいます。)ばかりということで、こちらの本をご紹介しました。
飛ぶ読書室―この本がおもしろいよ (進学レーダーBooks)
紀田順一郎
みくに出版

こちらの本には、63冊の世界・日本の名作が紹介されています。
どのくらい幅広い本が紹介されているかというと、海外作品は『聖書』から、日本の作品は『古事記』から

クラスでは、「あとがき」を読みました。

あとがきの出だしのアメリカの大学の先生と女学生とのやりとりに、みんな大笑い。
その内容が、こちら。
「まあ、先生、まだこのベストセラーを読んでいないんですか?三か月も前に出たのに」
「しかしね、あなたはダンテの『神曲』を読みましたか。もう六百年以上も前に出たんですよ」

私も、この本を読んでみて、懐かしく思う名作もあれば、子どもの頃に読んでおけばよかったというものもありました。

若いころに読んだ方が、だんぜん面白い名作は数多くあると思います。
(私も小学生の頃に「ドリトル先生シリーズ」にはまり、むさぼるように読んでいましたが、最近久々に読んだら、子どもの時ほどの気持ちにはなれなくて、「あれっ?」ということがありました。)

まだ若い皆さん(あ、保護者の方も!)、こちらの本で、「面白そう!」と思う本があったら、ぜひ読んでみてくださいね
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『頭がよくなる必殺!読書術』(本)

2014年03月12日 | 本の本
今朝は、小学校で読み聞かせがありました
私の担当クラスは、来週卒業する6年生。
それについては、また明日書くとして…。

というわけで、今日の小学生国語道場では、読書術を伝授してもらえるこちらの本を読みました。
齋藤孝の「ガツンと一発」シリーズ 第4巻 頭がよくなる必殺! 読書術 (斎藤孝の「ガツンと一発」シリーズ)
齋藤孝
PHP研究所

クラスでは、
1 本を読むと「いいこと」があるぞ!
読書術その1 まずは十冊、読んでみようよ
読書術その6 ”芋づる式”で本と出合おう

の箇所を読みました。

お子さんたちは、身を乗り出して聞いてくれました

教室にも、本棚がありますので、ぜひどんどん本を読んでくださいね
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