読み聞かせ日記@矢野学習教室(千葉県山武市)

矢野学習教室で読んだ本をご紹介。塾の日記も。

『雪渡り』(絵本)

2012年10月30日 | 童話・昔話・名作
最近、めっきり寒くなってきましたね~。
我が家でも、そろそろヒーターが活躍し始める時期になりました。

さてさて、小5の国語の下の教科書には、宮沢賢治の『雪渡り』が載っています。
昨日は、そちらの読解を行ったので、それと関連させてこちらを読んでみました。
雪渡り (日本の童話名作選)
宮沢賢治・作 たかしたかこ・絵
偕成社

雪がすっかり凍って大理石よりも堅くなり、空も冷たい滑らかな青い石の板で出来ているらしいのです。
「堅雪かんこ、しみ雪しんこ」
四郎とかん子は小さな雪沓をはいてキックキックキック、野原に出ました。

そこで、四郎とかん子は白い狐の子に出会います。

狐の紺三郎さんに、狐の幻燈会に招待された、四郎とかん子。

それから二人は…


…とあらすじを書いていくのは、野暮ですね(^^;)
あらすじでは語れない魅力があるのが、文学の素晴らしいところだと、私は思っています。
表現力と言ってしまえばそれまでなのですが、作品の中に流れる空気感というか…。

人の子と狐の子の心の交流を描く、雪渡り。

「嬉しがって、みじかい腕をばたばたして言いました。」とか
「四郎もかん子もあんまり嬉しくて涙がこぼれました。」とか
心がきゅーんとなります♪

そして、美しい日本語!

こんな言葉をみんなが使っていれば、世の中の雰囲気もおだやかになりそうです(^^)

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