読み聞かせ日記@矢野学習教室(千葉県山武市)

矢野学習教室で読んだ本をご紹介。塾の日記も。

『桜守のはなし』(写真)

2012年03月29日 | 自然・宇宙・生き物・食べ物の本
もうすぐ桜の季節ですね♪
我が家の近所には、しだれ桜が有名なお寺があります。
引っ越して何年もたつのに、まだきちんと見たことがないので、今年はぜひ見に行きたいと思っています。

「もうすぐ桜」ということで、今日の小3・小4クラスではこちらの本を読みました。
桜守のはなし
佐野藤右衛門
講談社

このお話を書いた佐野藤右衛門さんは、天保3年(1832年)から植木職人として京都・仁和寺御室御所に使える”佐野藤右衛門”の16代目です。
現在、日本各地の名桜の保存につとめる「桜守」を務めています。
この本には、桜の1年間、そして佐野藤右衛門さんの1年間の仕事が紹介されています。
春に満開の桜の花を咲かせるためには、夏、秋、冬、それぞれの季節に必要な「守り」をしてやらなければいけません。

手をかけすぎても、放っておいてもいけない…というのは子育てにも通じるなぁと思いました。

この本には、樹齢300年、400年、1000年といった数字がたくさん出てきます。
このような数字を聞いていると、20年、30年が短く感じられます…。

男の子たちが、かなり興味をもって聞いてくれて、嬉しかったです(^^)
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『よい子への道』(絵本)

2012年03月27日 | 笑える本
先日、図書館に行ったときに見つけて、即、借りてきてしまいました(^^)
よい子への道
おかべりか
福音館書店

真面目に、良い子になる方法が書いてあると思った方、ごめんなさい(^^;)
良い子になる方法はまったく書いてありませんが、子供も大人も大笑いできる一冊です。

例えば…「お客様が来た時にしてはいけないこと」→「においをかぐ」とか
「学校へ持って行ってはいけないもの」→「ことばづかいの悪い石」とか…
漫画つき(1コマ漫画のような…)なので、さらに笑えます!

我が家の息子たちは小1・小4ともに大笑いで、繰り返し読んで、また笑ってます…(飽きないらしい…)

「留守番の時にしてはいけないこと」のページに、「お風呂で寒天ゼリーをつくる」というのがあり、浴槽いっぱいにフルーツ寒天ゼリーができあがっていたのですが、思わず「やってみたい…」と思ってしまった私でした(^^)

日常を忘れて大笑いするにはうってつけの一冊です♪
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『スーホの白い馬』(絵本)

2012年03月26日 | 童話・昔話・名作
先週までの数週間、小2クラスでは『スーホの白い馬』を読解教材として使用していました。
ただ、教材ではところどころお話が飛んでいたので、今日はきちんと通してお話を読んでみました。
スーホの白い馬―モンゴル民話 (日本傑作絵本シリーズ)
大塚勇三・再話 赤羽末吉・画
福音館書店


モンゴルには馬頭琴という楽器があります。
楽器の一番上が馬の形をしているので、馬頭琴というのです。
このような楽器ができたのには、こんな話があるのです…。

昔、モンゴルに、スーホという貧しい羊飼いの少年がいました。
スーホは働き者で、歌もとても上手でした。
ある日、スーホは生まれたばかりの小さな白い馬を抱きかかえて帰ってきました。
スーホは子馬を心を込めて世話をしました。おかげで、子馬はだれもがみとれるほど立派に育ちました。

ある年の春、殿様が町で競馬の大会を開くという知らせが伝わってきました。
そして、一等になった者には、殿様の娘と結婚させるというのです。
スーホはこの競馬に出場することにしました。

しかし、このことがスーホと白馬の運命を変えてしまうのです…。

一度読んでいるお話なので、子供たちは退屈に感じるかな?と思ったのですが、そんなことは全然なく、むしろ集中してお話を聞いていました。
絵があるのとないのでは全然印象が違うらしく、競馬のシーンでは「白馬すごい!」と目を輝かせていました(^^)

絵の力は大きいなぁと改めて感じました。
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『メロディ だいすきなわたしのピアノ』(絵本)

2012年03月25日 | じ~んと感動本
昨日、図書館に行ったところ、うちの息子がピアノ好きなのを知っている司書さんから、この本を紹介していただきました。
メロディ ~だいすきなわたしのピアノ~
くすのきしげのり・作 森谷明子・絵
ヤマハミュージックメディア


「たくさんひいてもらうんだよ」そう言われて、工場を出た一台のピアノ。
そのピアノは、ピアノを習い始めたばかりの6歳の女の子の家に置かれることになりました。

女の子に「メロディ」と名前をつけてもらったピアノは、うれしくてたまりません。
女の子は毎日メロディを弾きました。
メロディは女の子の心に合わせて、いつも素敵な音を響かせていました。

でも、女の子が中学生、高校生と成長するにつれて、メロディと過ごす時間がだんだん少なくなっていきました。

やがて、女の子が遠くの大学へ行くとメロディは音を出すことはなくなりました。

…メロディはどうなるのでしょうか。

司書さんが、「息子さんより、お母さんの方がきゅんとくるかも(^^)」とおっしゃっていましたが、本当にそうでした!
ピアノを習っていた自分の子供時代と重なって、思わずうるっとしてしまいました。

うちの息子は、「このページの背景に書いてある楽譜、ブルグミューラーの『乗馬』とショパンの『雨だれ』だ~!」と喜んでいました(^^)
背景の楽譜を読む楽しみもあるのですね。

昔、ピアノを習っていたお母さんに特におすすめの一冊です♪
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『マイナス50℃の世界』(本)

2012年03月23日 | 常識をひっくり返す本
昨日の小学3・4年生クラスではこちらの本を読みました。
マイナス50℃の世界
米原万里
清流出版


この本は1984年~1985年のTBS取材班が酷寒のシベリアを横断した時の記録です。
著者はロシア語同時通訳者でエッセイスト、作家でもある米原万里さん。

冒頭の「お元気ですか。こちらはもうすっかり暖かくなりました。外の気温はマイナス21度。暑いほどです。」という表現に、子供たちはびっくり!
12月の平均気温がマイナス50度にもなるヤクート(現サハ共和国)では、本当にそう感じられるそうです。
首都ヤクーツクは鼻毛や鼻の中の水分が凍ってしまうほどの寒さ。

本には、一面凍っているレナ川や、釣ったと同時に瞬間冷凍された魚など、日本ではお目にかかれないような光景がたくさん載っています。

子供たちは興味津々で、「ええ~!?」と驚きの声を上げながら聞いていました。

この本の著者、米原万里さんは、私の大学の大先輩です。学生時代に米原さんと一緒にお食事をするという、奇跡的に幸運な機会に恵まれたことがありました。当時の米原さんは、テレビや活字媒体で大活躍していらっしゃって、私にとっては雲の上の存在の方だったのですが、本当に優しくて気さくで、一介の学生である私に対して分け隔てなく接してくださるお人柄に感動しました。

惜しくも亡くなられてしまいましたが、米原さんの著書は今でも私たちに新鮮な驚きを与えてくれます。

中学生以上の方でしたら、米原万里さんのエッセイ(『不実な美女か貞淑な醜女か』『魔女の1ダース』など)もおすすめです!

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