読み聞かせ日記@矢野学習教室(千葉県山武市)

矢野学習教室で読んだ本をご紹介。塾の日記も。

『いとの森の家』(小3に紹介した本)

2023年02月15日 | 高校入試で出題された文章が載っている本
昨日の小3国語オンラインクラスでは、長文読解問題として取り上げられていた文章が載っている、こちらの本をご紹介しました。
 父親の思いつきで、福岡市内の団地から小さな村に引っ越してきた小学4年生の加奈子。
都会の暮らしと田舎の暮らしは大違いで、具合が悪くなったり驚いたりしながら、加奈子は成長していきます。
1つ上の姉・真紀子と6つ下の妹・徳子、そして両親と共に豊かな自然に囲まれて生活する加奈子。近所には、同い年の咲子やおハルさんという素敵なおばあさんもいます。
かわいいものに囲まれて、手作りの小物やお菓子を作るのが上手なおハルさんが、受刑者の慰問に行くということを知った加奈子は、善悪や命について考え始めます。


このお話は、加奈子が小学4年生になった年の6月から、1年間の出来事を中心に描かれています。自然豊かな場所で生活すると、都会に比べて季節の移り変わりを色濃く感じます。ホタルを見に行ったり、ランドセルをしょって学校から帰るときに、そばの田んぼにお米が実っていたり…子どもたちが小さかった頃には、我が家も同じようなことをしていたので、思い出と重なって胸がいっぱいになりました。

主人公の加奈子が小学4年生なので、小学校中学年でも読める部分もありますが、本全体の内容をしっかり理解できるのは、小学校高学年くらいからでしょうか。以前、長崎県の県立高校入試の長文読解問題として、この本の一部が出題されていました。
命や人生など、色々なことについて考えさせられる1冊です。
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