木を愛し、土に親しみ、犬と戯れ、思いつくまま気ままに発信、知る人ぞ知る「山章工房」のブログです。
山章工房の木土愛楽(きどあいらく)




昨夜は真夜中にメールの着信音が耳に入り、
気になり眠りが浅くなりました。
今朝確認したら、妻からの他愛ないメール。
なーんだ。
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さて、昨日日本相撲協会の北の湖理事長が退任しました。
弟子のロシア人力士の大麻の尿検査、
陽性の結果を受けてのことです。
現役時代のしこ名「北の湖」、親方としても「北の湖」。
つまり、一代年寄りです。
相当の実績がないと認められないことです。
彼の現役時代をリアルタイムで知っています。
70年代から80年代にかけて
その強さは半端ではなかったです。
勝てば、勝つほど憎まれ座布団が飛びました。
もちろん私もそのふてぶてしいまでの強さは
嫌いでした。
2~3年前の朝青龍、無敵の強さです。
でも、何かが違うような気がします。
どうしても朝青龍の仕草は心底好きになれません。
北の湖の強さは「お前、強すぎるんだよー!」という
賞賛の気持ちが私の心底にありました。
この違いは何でしょう?
私の中に外国人への偏見や差別意識があるのでしょうか?
プロスポーツは職業で金儲けの手段です。
しかし、かつての選手にはそれに加えて
その競技のすばらしさを伝えるトップランナーの
役割があり、それを担っていました。
今の選手に、そしてそのスタッフにそんな意識がありますか?
とにかく、身体能力に勝る外国人を連れてきて
力任せに勝利を挙げ、部屋に利益をもたらせば、
少しぐらいの不躾(ぶしつけ)は目をつぶろう。
そんな意識が朝青龍前後から相撲社会にあり、
その結果が今回に現れたのではないでしょうか?
強けらいいのか?
相撲史上もっと強かった北の湖理事長の退任を機に
考え直すことが必要です。
それはプロの世界だけでなく、
私たちの身の回りに置き換えてみましょう。
お金があればいいのか?
地位があればいいのか?……
最後に重要なのはやはり人間性では?
今回の事件にそんなことを思いました。
(写真は朝日新聞のHPから借用しました)


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