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山クジラの田舎暮らし

岩手県北の田舎に生息する「山クジラ」です。定年後の田舎暮らしや趣味の山行きのことなど、発信していきます。

DVD『海は見ていた』=熊井啓監督作品

2016-01-29 14:45:15 | レビュー/感想

レンタルDVDで、映画『海は見ていた』を鑑賞。熊井啓監督作品で、主演が遠野凪子である。2002年7月公開。山本周五郎の複数の小説が原作とのこと。江戸・深川の岡場所にある日、一人の若い侍が逃げ込んでくる、刃傷沙汰で追っ手に追われているという。娼婦のお新(遠野凪子)がこの侍をかくまう。その後もその侍はお新のもとに通ってくるうち、お新は恋心を抱くが若侍には恋心などはまったくなかった。やがて深川の岡場所は洪水と高潮で流されてしまう。もともと黒澤明監督により撮影されるはずだったそうだが、コストの関係で撮影に至らなかった作品。後年、遺志を継いだ熊井啓監督によって撮影されたということだ。確かに、どこか黒澤作品をしのばせるものがある。


『月神』=葉室麟著

2016-01-29 07:04:59 | 読書

先日、全国チェーンの古書店から買ってきた葉室麟の小説の2冊目、『月神』(げっしん)を読んだ。この物語の主人公は福岡藩出身の月形潔、明治13年に北海道に集治監建設のため、横浜から汽船で北海道に向かう。その旅のさなか、亡き従兄弟の月形洗蔵のことを思う。福岡藩の尊王攘夷派の中心となり、藩を尊攘派として立ち上がらせようとした洗蔵だったが、維新を前に刑死してしまう。「月は日を導くさきがけ」と言っていたことを思う。潔は樺戸集治監の典獄として囚人の監視役を任命され、維新への志との違いを思い悩むのだが。少し重い作品だ。


今日の朝食(1月29日)今日も春の食材・ナバナ

2016-01-29 06:57:25 | グルメ

1月29日。おはようがんす。甘利大臣が辞任しましたね!国民に知らせず“TPP大筋合意”した張本人が辞めざるをえなかったのだから重大なことだ。辞任だけで幕引きをすることは許されない。安倍総理の任命責任も当然問われなければならないし、甘利氏が議員でいることだって問題だと思うが。

今朝も春の食材、ナバナのおひたし。山クジラ♂の故郷は群馬県で、春になると露地物のナバナが栽培される。伸びてきた花芽を摘み取って湯がき、カラシ醤油でいただくのだが、そこはかと苦みのある味がたまらないのだ。こういうものを食べるたび早く春が来ることを願う今日この頃だ。