今日は、５月の山行きでレンタカーを借りる都合があって、二戸駅裏のトヨタレンタカーの営業所を訪ねた。ついでに、「ユニバース」堀野で買い物をし、金田一温泉の「ゆーらく」という入浴施設を訪ねる。二戸に勤務していた頃がよく使わせてもらった施設である（写真）。金田一温泉は岩手のもっとも北にあり、すぐ向こうは青森県である。明治維新後、岩手県と青森県となったが、もともと南部藩の領域であった。八戸にも南部藩のが支藩置かれていたのである。私の住む地域はもともと八戸南部の所領であったと聞いている。
それはそれとして「ゆーらく」の前に漆の原木が展示されていた。二戸市に編入さえれた浄法寺町は漆の産地であり、「浄法寺塗」という漆塗りの伝統を持っている。それを踏まえ、「ゆーらく」玄関に漆の原木の表示がなされていたのだと思う。伝統工芸の中には、日本人の心が宿っているような気がしてならない。
