「中二病」という言葉があるらしいですね。詳しい用法は知りませんが、「思春期真っ盛り」の中学二年生あたりの年頃に特有の、自意識過剰な振る舞いや考え方のことを指すようです。
私が塾の講師をしていた頃も、中二には手を焼きました。意味もなく大人(特に親と先生)に反抗したがる。「自分探し」の一番の邪魔者だと思うのでしょう。まあ今ではすっかり「大人づら」している私たちにも、そういう時期がありましたけど。
しかしそこで「大人ぶる、その根性がガキの証拠なんだよ・・・付き合いきれないな」と突き放してしまうと最悪の結果を招きます。突っかかってくる生徒についイラッとして、これをやってしまったことがありますが、その子とは最後まで関係が修復できませんでした。つまり、自分が先生として未熟だったということなのです。本当は、背伸びしていたのは私の方だったのだと気づくことはできませんでした。認めるのが怖かったのかも知れません。
自分が中二の息子を持つこの年齢になったからこそ思いますが、彼らは真剣で純粋なのです。だからきっと、大人も(日頃の不真面目な自分を捨てて)真剣に接しなければいけないのです。過去の自分の恥ずかしい失敗談などを、一番素直に聴いてくれる年頃でもあるのです。
さてさて、昨日は山形Qでスクールコンサートをしてきました。らびお氏の地元、大江町の中学校です。ここではなんと、町のとりはからいで、学年ごとに3回にわけて実施することになりました。身近で感じられるようにということです。素晴らしいと思います。ということで、初回の昨日は音楽室に集められた二年生70名の前で演奏しました。
モーツァルトの「狩」全楽章など、媚びないプログラムで臨みましたが、整列せずに我々を取り囲むように床に自由に座った彼らは、熱心に聴いてくれました。個人的には「子供たちの情操教育のために、良い音楽を聴かせてあげる」という態度を一切排除して、好きな音楽に真剣に取り組む「おじさん」の姿勢を見てくれたら、という気持ちで話しかけ、演奏したつもりです。
それにしても、大江町の中学生は、特に純粋な感じがして好感が持てます。本当の良い意味で「素朴」です。町の雰囲気、大人たちの接し方を含めた「風土」のなせるわざかも知れません。
ちなみに、清潔なカーペット敷きの音楽室は、上履きも禁止。自分の靴下に穴が開いてなくて良かった・・・(これが一番ホッとしたことかも)。
別の日程であと2回。こちらも真剣に楽しみたいと思います。
私が塾の講師をしていた頃も、中二には手を焼きました。意味もなく大人(特に親と先生)に反抗したがる。「自分探し」の一番の邪魔者だと思うのでしょう。まあ今ではすっかり「大人づら」している私たちにも、そういう時期がありましたけど。
しかしそこで「大人ぶる、その根性がガキの証拠なんだよ・・・付き合いきれないな」と突き放してしまうと最悪の結果を招きます。突っかかってくる生徒についイラッとして、これをやってしまったことがありますが、その子とは最後まで関係が修復できませんでした。つまり、自分が先生として未熟だったということなのです。本当は、背伸びしていたのは私の方だったのだと気づくことはできませんでした。認めるのが怖かったのかも知れません。
自分が中二の息子を持つこの年齢になったからこそ思いますが、彼らは真剣で純粋なのです。だからきっと、大人も(日頃の不真面目な自分を捨てて)真剣に接しなければいけないのです。過去の自分の恥ずかしい失敗談などを、一番素直に聴いてくれる年頃でもあるのです。
さてさて、昨日は山形Qでスクールコンサートをしてきました。らびお氏の地元、大江町の中学校です。ここではなんと、町のとりはからいで、学年ごとに3回にわけて実施することになりました。身近で感じられるようにということです。素晴らしいと思います。ということで、初回の昨日は音楽室に集められた二年生70名の前で演奏しました。
モーツァルトの「狩」全楽章など、媚びないプログラムで臨みましたが、整列せずに我々を取り囲むように床に自由に座った彼らは、熱心に聴いてくれました。個人的には「子供たちの情操教育のために、良い音楽を聴かせてあげる」という態度を一切排除して、好きな音楽に真剣に取り組む「おじさん」の姿勢を見てくれたら、という気持ちで話しかけ、演奏したつもりです。
それにしても、大江町の中学生は、特に純粋な感じがして好感が持てます。本当の良い意味で「素朴」です。町の雰囲気、大人たちの接し方を含めた「風土」のなせるわざかも知れません。
ちなみに、清潔なカーペット敷きの音楽室は、上履きも禁止。自分の靴下に穴が開いてなくて良かった・・・(これが一番ホッとしたことかも)。
別の日程であと2回。こちらも真剣に楽しみたいと思います。
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