中爺通信

酒と音楽をこよなく愛します。

相棒

2013-01-21 19:25:05 | 危機管理
 一昨日の、夜の演奏会を終えて自宅へ帰ると、10時前。さて、ようやく待ちに待った「ごほうびタイム」。・・・ブルックナーで疲労骨折もせず、よく頑張った自分を、芳醇な銘酒でねぎらいたい。

 「ただいま」と家に入ると、「おやすみ~」と返事が。まさに娘が寝るところ。・・・母親に似て夜更かしなのです。 


 息子はもう、母親の身長を追い越して、態度もやや生意気。最近の母と息子のスキンシップは、口げんかです。小言にいちいち口ごたえする。本気ではないものの、うるさいことこの上ない。

 しかしこの日は、二人が妙に仲良く機嫌が良い。何かと思えば、娘が寝た後で一緒に、録画してある「相棒」を見ようとワクワクしているらしい。

 「サスペンスドラマ好き」という嗜好は遺伝するものなのか?家の奥さんの家系は、私から見ると「病的」と思えるほどの「サスペンス中毒」。片平なぎさや船越英一郎の顔を見ただけで体温が上昇し、チャンネルが変えられなくなるという体質を持っています。

 それが息子にも受け継がれたようです。しかしさすがに今どきの少年なので、二時間枠の「湯けむり旅情殺人事件」とかよりも「相棒」に行くわけです。・・・まあ、喜ぶべきなのか。


 なんでも「相棒」は相当、人気があるようですね。しかし私はほとんど観たことがありません。正直あまり興味なし。本でも推理小説だけは読まないので。だって犯人わかったらおしまいでしょ。パズルなどに全く意欲を湧かすことのできない私には、向かないジャンルなのです。

「えええっ、相棒みないの?!」
「信じられない・・・さ、ほっといて見よ見よ!」

・・・二人が妙にしゃくにさわるので、飲みながら横目で視聴。

 でも、私はマナーをわきまえています。酔った勢いで、
「もうわかった・・・どうせこいつが犯人なんだろ。だって一番有名な俳優じゃん。」
などとは口が裂けても言いません。・・・結婚当初はよく、これをやって家庭内が危機的状況に陥ったものです。サスペンスを茶化すような真似は絶対に許されない、という掟を知りました。


 ・・・なるほど。「相棒」はサスペンスと言うよりも、主役二人とそれを取り巻くレギュラーたちの、キャラクター設定が面白いわけですね。「太陽にほえろ」みたいなものですか。それなら良さが私にもわかります。

「へええ・・・本当だ。結構おもしろいね、この番組!」


「そうかな・・・今回は簡単に犯人がわかり過ぎて、今一つだった思うけど。」
「だよね~、先週のは最高だったのに。その回にお金使いすぎちゃったのかな?」

・・・勝手にしてください。

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3 コメント

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Unknown (Unknown)
2013-01-22 01:39:22
私はサスペンス好きですよ。よく観てます。犯人、すぐわかります。展開も読めます。それでもいいんですよ。水戸黄門みたいな安心感で。
逆に全く展開も読めず、最後までハラハラドキドキなんて心臓に悪くて観てられません(笑)。
相棒のような刑事ドラマも1話完結なのが多いので好きですね~。連続ドラマだと毎週観ないといけないし。
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Unknown (librarian)
2013-01-22 01:41:20
U+1F446のコメント、名前書くの忘れました。
返信する
>librarianさん (中爺)
2013-01-23 08:00:39
 ありがとうございます。 
たしかに、そうかも知れませんね。でも、どうせ犯人がすぐにわかるなら、私は「刑事コロンボ」のように初めからわかっている方が好きです。思わず犯人を応援してしまったりして、逆にハラハラできます。
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